ロンドンで非スキルワーカーが現地採用で働いた場合の給料はどのくらい?

ロンドンで仕事

イギリスで仕事をしたいけれど、特別な資格もスキルも持っていない。手持ちの武器は英語力とワードやエクセルといった基本のみ。

それでも、都会に行けば行くほど求人が多いのは日本と同じ。ロンドンには就労できるビザさえあれば事務職も数多くあります。

今回は、日本で不動産賃貸営業しか経験の無かった筆者がロンドンで事務職員として働いた経験をご紹介します。

*注ポンドは£1=149円として換算しています。

海外就職者(筆者)プロフィール

当時29歳(女性)

日本の大学を卒業後地方である地元で賃貸不動産営業を6年半経験。退職当時の年収は約500万円。

半年間のイギリス語学留学を経て、イギリスの日系不動産会社へ就職。

ロンドンの日系不動産会社へ就職

当初はロンドンの不動産会社で営業職として雇われた為、コミッション抜きの年俸は15,000ポンド(約223.5万円、ボーナス無し)。手取り月収は1,000ポンド(約14.9万円)に届きませんでした。

1年程営業として働いたものの日本と勝手の違うビジネススタイルで営業成績は振るわず、 コミッションは月により1,000ポンド〜500ポンド程度(約14.9万円〜7.4万円)。

その後生活の安定を求めて社内で事務職へ転向。年棒は18,000ポンド(約268万円、ボーナス無し)、になりました。

有給年間15日。交通費支給無し、残業手当無し。

ロンドンで事務経験を積むために1年間の契約社員として働く

不動産会社では3年以上働いたものの不景気の為昇給は一度もありませんでした。

イギリスではキャリアアップ=転職というのが普通。事務職員として働き続けたいと考えていた私ですが、現職では雑用ばかりでスキルアップも望めないと感じ、転職を決意しました。

運良く日系のテレコム企業が事務職を募集しており、1年間の契約社員として採用されました。

年俸は20,000ポンド(約298万円、ボーナス無し)に。

仕事内容は子会社のロンドン支店とパリ支店の事務一般。VAT(消費税)や法人税の申告業務にも深く関わり、ここでの経験が次の転職に大いに役立ちました。

有給年間20日、残業手当有り、交通費全額支給、健康保険会社全額負担。

ロンドンで念願の外資系大手会計事務所で正社員として採用

日系テレコム企業での私のポストは、元々研修生として一年間駐在する若手社員が代々引き継いでいたもので、その年はたまたま社内の事情で現地採用を行っていた為、契約はきっかり一年で終了しました。

それでも、以前よりも知識もスキルも大いにステップアップした私は、かねてから憧れていた外資系大手会計事務所に転職することができました。

年俸は23,000ポンド(約342万円、ボーナスはその年の経営状況による)。

この会社には日本に帰国するまで約5年間お世話になりましたが、毎年月にして約50ポンド(約7千円)の昇給がありました。

有給休暇年間25日、交通費支給無し、残業手当無し。

退職当時の年俸約25,000ポンド(約372万円)。

ロンドンの三つの企業で働いた感想

ロンドン

一番最初の会社はいわゆるワンマン経営で、仕事ができればタスクは増えて役割も増えますが、昇給希望は一蹴されてしまうというややブラックな状況でした。

けれど海外就職のきっかけを与えてもらえたので、今でも恩を感じています。

二番目の会社はさすが日系企業だけあり、福利厚生が大変充実していました。3年周期で転職するのが普通のイギリスで勤続10年以上のローカル社員も多く、社員の満足度は高かった様に感じます。

しかし、やはり日本的なビジネススタイルに疑問を持つ欧米人の社員と駐在員の間には、目に見えない溝がある様にも見えました。

三番目の会社は世界中に支社を持つ大企業だけあり全てが分担化され、また雰囲気もヨーロッパらしくとてもリラックスして働きやすかったです。

またやる気のある社員にはどんどん新たなキャリアパスが用意されており、同じ社内に無数の可能性があることも魅力的でした。

ロンドンで実際に生活していけるのか?

金額はレートに沿って日本円に換算しましたが、実際現地の物価は大変高いため1ポンド=200円で計算すると現実味があるかも知れません。

東京同様ロンドンの物価は世界でも高くて有名であり、社会人でも一人暮らしをするのは非常に難しいのが現実です。

筆者はそれでも他人と暮らすことに抵抗があり一人暮らしを敢行していましたが、手取りの半分以上を家賃や光熱費等の支払いに持って行かれ貯金とは縁の無い生活でした。

現地の多くの独身社会人の様にルームシェアをすれば、財政的にはそう苦しくも無いかもしれません。

資格が無くても経験とガッツで勝負!

イギリスでは履歴書に生年月日を記載する必要は無く、年齢は問わず経験さえあれば面接には呼んでもらえます。

また日本語と英語が話せる人材というのも意外と不足していることが多く、少なくとも私の働いていた部署では万年求人を出している状況でした。

人手不足だから誰でも雇うというスタイルではなく、かなり選り好みをしているという印象も受けました。また、就職しても使えないと判断されると容赦なく解雇されるというシビアな面もありました。

反面やる気のある社員には研修や資格取得の補助システムが多々用意されており、働きながらのスキルアップも可能な環境が用意されていました。

筆者自身、スキル不足を指摘されつつも土下座せんばかりの勢いで三つ目の仕事を勝ち取った経験の持ち主です。

まとめ

いかがでしたか?

海外での就職は当然日本よりも難しい部分がありますが、どんな苦労も厭わないやる気と低収入から始める根性さえあれば、そう遠い夢ではないかも知れません。

とにかく飛び込んでチャレンジしてみることが、なによりも大切なことなのです。

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