メキシコで働くには?日本人向け求人や就活方法、給料事情などメキシコ就職・転職するために知っておきたいこと

メキシコ就職 海外転職ノウハウ

今、メキシコは日本企業の進出ブームです。2015年にはトヨタがメキシコに工場を作ったことでも話題になりました。

外務省の統計によると1,000社以上もの日本企業がメキシコに進出しています。当然、それらの企業が日本人を採用することも多くなっています。

海外就職が珍しくなくなったとはいえ、旅行先としてもまだあまり日本人にはなじみがないメキシコ。そんなメキシコで働くことに興味がある人のための情報をまとめました。

メキシコ就職の5つのポイント

  • メキシコの就職状況・特徴を知る
  • スペイン語や英語を勉強し幅を広げる
  • メキシコで働く自分をイメージする
  • メキシコでの生活状況を知る
  • 転職サイトを利用する

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メキシコで働く魅力とは

メキシコ

日本から遠く離れたメキシコ。ここで働く日本人は、どんな理由でメキシコを選んだのでしょうか。

  • スペイン以外で日本から一番近いスペイン語圏
  • 同じスペイン語圏であるアルゼンチンより治安が良いイメージがある
  • 物価が安い

また、実際にメキシコに暮らしてみると以下のような魅力を実感できます。

  • 見知らぬ人に対しても親切
  • 絶景が多い
  • 料理がおいしい
  • メキシコ人は人懐こく友達がたくさんできる

以下の記事で詳しく解説しています。

メキシコで働くメリットとデメリット

メリット

メキシコで働くメリットとしては、

  • スペイン語が学べる
  • スペイン語を活かして仕事ができる
  • メキシコの文化や習慣を知ることができる
  • 日本との働き方や価値観の違いを学べる

などがあります。

デメリット

デメリットとしては、日本にすぐ帰れないということがありますが、これは外国で働くのであればどんな国でも多少は覚悟しておかなければいけないことかもしれません。

日本人がメキシコで働く3つの方法

メキシコで働く

メキシコで働くには3通りの方法があります。

  1. 日本でメキシコにグループ会社のある企業に就職し、海外駐在を狙う
  2. メキシコで現地採用の仕事を探す
  3. インターンシップに参加する

*メキシコにワーキングホリデーはありません。

現地採用になる

メキシコで一番簡単に働ける方法は現地採用になることです。

求人の大半が自動車製造業で、日本人の労働力を必要としている企業が多いので募集している会社が多いです。ビザも比較的簡単に取りやすいため、メキシコでの現地採用になるハードルは低いといえるでしょう。

職種は通訳や営業が大きい割合を占め、そのほか事務やエンジニアなども募集しています。スペイン語が日常会話程度話せればオファーもたくさん来る可能性が高いです。

日系企業駐在員になる

メキシコで働く方法として、日系企業駐在員として働く方法もあります。

現地採用に比べると給与も高く、社用車支給や家賃手当などの福利厚生もつく場合があり待遇が良いです。しかし、自分からメキシコに駐在を望んでいても必ず希望が通るわけではなく、メキシコで働ける可能性は必ずしも高いとはいえません。

赴任任期も決まっているので、メキシコに長く留まることはできません。

現在就業している会社で、メキシコ駐在のポジションがあるならば相談してみてもいいでしょう。駐在で赴任したあとに現地採用で転職活動して再度メキシコで働く方もいます。

インターンシップをする

学生の方におすすめなのがインターンシップです。

現地の企業や学校などでインターンを募集しています。メキシコでの留学もいいですが、インターンでは住居の支給や賃金が発生する場合もあります。

留学と違い語学力や責任を求められることも多いですが、メキシコ人の文化や価値観を現地へ出向き肌で感じたい方にはおすすめです。きっと忘れられない貴重な経験となることでしょう。また、留学である程度語学力を伸ばしてからインターンで働くという選択肢もあります。

ビザなしで滞在し仕事を探す

メキシコは日本との間でワーキングホリデー協定を結んでいないので、メキシコでワーキングホリデービザは取得できません。

メキシコへ移住するには語学学校や大学へ通う方向けの学生ビザか、現地の会社で就労する際に取得する労働ビザのどちらかになるパターンが大半です。

また、メキシコには180日以内の滞在であればビザなしで滞在可能です。他の国に比べて長期滞在できるので、ビザなしで滞在する場合でもゆっくりメキシコで過ごせる点が魅力といえるでしょう。

また、メキシコで働くための就職活動の方法は以下の通りです。

メキシコでの就職活動の流れ

ビジネスマン

メキシコで働くための大まかな流れは以下の通りです。

  1. 転職サイトに登録する
  2. 求人を見てみる
  3. 詳しい話を聞く
  4. 応募する
  5. 面接する
  6. 渡航する

まずは転職サイトに登録することが最初の一歩です。

ここでの注意点は「まだエントリーしない」ということです。最初に見つけた求人の条件が良いのか悪いのか、まだ把握ができていません。

メキシコでの就職後に「あれ?思ったのと違う」となったら大変です。

ですので、転職サイトに登録したら、どのような求人があるのかチェックするに留め、転職エージェントにアドバイスをもらいながらエントリーする企業を決めていきましょう。

2022年現在、日本人は売り手市場

メキシコの求人市場、基本的に日本人は売り手市場だと思っている。ただ、仮にアメリカが景気後退したらメキシコでの求人もストップすると思う。そしてアメリカの景気後退リスクは結構上がってきている。。。メキシコ移住を検討している方、メキシコ就職を果たすなら今やっておいた方がいいかも。

[出典]Twitter 2022/05/23

メキシコの求人の探し方

日本の転職エージェントを利用する

メキシコに在籍する日系企業で就職を考えている場合は転職エージェントの利用がおすすめです。

さまざまな職種を豊富に扱っているので選択肢が広がります。多くの案件を扱っている日本の転職エージェントは「リクルートエージェント」「クイックグローバル」や「レバレジーズ」です。無料で利用可能です。

ネットでは未公開の求人も多く扱っているので、その人に合った仕事を紹介してもらえます。日本人スタッフが現地メキシコに在籍しているので、メキシコの生活などについても詳しく知ることができます。

現地のエージェントとこんなトラブルも

メキシコ就職エージェント。しばらく全く連絡してこなかったうえに、なんの相談もなく『こう決めました。〇〇払うから口外しないように』って覚書送ってきたひどすぎるな。民間企業ってこうなの?
金額以上に大切な問題があるんだけど。誠意もなんもない。そろそろ名前公表しようかな

[出典]Twitter 2022/03/13

現地の転職エージェントだとこんなトラブルも。

こういうトラブルを避けるためにも、まずはリクルートエージェントなどの大手から求人を探していくのがおすすめです。

海外のサイトを利用する

現地のサイトで最も有名なサイトはLinkedinです。

海外では多くの方が使っているサイトですが、メキシコでも職探しする際に多くのメキシコ人が利用しています。

件数は少ないですが、日本人向けの求人や日本語を使う求人も時々掲載されています。また、Indeedなど日本でも知られているサイトのメキシコ版も存在します。

フリーペーパーで探す

最近はネットでの仕事探しがメジャーになっているので、フリーペーパーでの求人は以前と比べて減ってきました。

以前は街中の情報誌や新聞で求人も多く掲載していましたが、ネットが普及するにつれ見る機会は減ってきました。この点は日本と似ている部分です。

メキシコ在住の日本人向けのフリーペーパーはありますが、内容は主に日本人が知りたい日常生活等です。求人を見かけることは稀ですが、生活するうえでお得な情報満載ですので見かけたら目を通す価値はあります。

友人や知人の紹介で探す

実はメキシコではコネで仕事が見つかるパターンも多いです。

これは日本人に限らず現地のメキシコ人でも職探しをするうえで行う方法です。急遽人手が足りなくなった場合など急募の場合は、周囲の知り合いから仕事が見つかるチャンスもあります。日本人の場合は語学学校のスタッフや通訳などはコネで見つかることも。企業のミーティングで通訳が必要な場合には知り合いやコネを使ってお願いする場合もあるので、フリーランスの通訳が重宝されます。

メキシコ求人の特徴

パソコン

求人の特徴

メキシコの日系企業は人手不足の状態ですので、他の国に比べると仕事が見つかりやすい傾向にあります。

新卒の社会人経験未経験でも挑戦できる職種もありますので、メキシコでの就業を考えている方はチャレンジしてみる価値が大いにあります。

求人は自動車関連の製造業が大半で、職種は営業職と通訳が最も多いです。スペイン語の求められるレベルは企業や職種によって異なりますが、できるに越したことはないでしょう。通訳も不足しているので日常会話程度から応募可能な求人もあります。

必要な語学力

必要な語学力は会社や職種によりますが、スペイン語が話せた方が応募できる仕事の幅が広がります。通訳の場合DELEでいうところのB1~B2は最低必要なレベルになります。

そのほかの職種はスペイン語初心者や英語のみ話せる場合でも応募できる仕事もあります。

現地での生活ではスペイン語は必須になるので、仕事に関係なくともある程度話せた方がよいでしょう。メキシコ移住を考えている場合、事前に勉強されておくことをおすすめします。

必要スキル/経験

必要なスキルや経験は就業先や職種で変わってきますが、社会人経験かスペイン語が話せるスキルのどちらかがないと応募は難しいです。

また、面接は英語かスペイン語のどちらかで行われる場合も多いので、どちらかはある程度話せる必要があります。スペイン語レベルはDELEでB1~B2レベルがあると好ましいです。

このレベルで社会人経験が長い方は応募できる企業の幅もぐっと広がります。現時点でスペイン語がそれほどできなくても、メキシコに住む際にはスペイン語を話す機会が増えるので今現在勉強中であることをアピールしておくとよいでしょう。

メキシコのおすすめ転職エージェント

リクルートエージェント

日本最大級の転職エージェントといえばリクルートエージェントです。

多数の非公開求人を保有しております。年収、条件、入社日などの交渉を無料にて行ってくれるので、メキシコ転職への強い味方です。

迷ったらリクルートエージェントに登録してみることをおすすめします。

JACリクルートメント

JACリクルートメント

平均年収が高めのハイキャリア案件を豊富に扱うJACリクルートメント。

国内のみならず海外向けの求人も取り扱っています。現地採用よりも駐在員案件を得意とする転職エージェントですので、待遇面で魅力的な駐在員を狙っている方はJACリクルートメントはおすすめです。

現地採用でしたら管理職向けの求人を扱っています。日系・外資系関係なく幅広く扱いがあるので、キャリアチェンジを考えている方にはチェックする価値はあります。

クイックグローバルメキシコ

メキシコでの現地就職を目指すなら、一番紹介実績を持っているクイックグローバルメキシコです。

その人の職歴や経験に合わせて、通訳や営業職から事務職、エンジニア職までさまざまな職種を紹介してくれます。ネット上では未公開の求人ばかりですので、登録だけでもしてみる価値はあるでしょう。

実際にメキシコ在住の日本人が、対応してくれるので就職先が決まった後も、現地での生活や困っていることや心配事等の相談にも乗ってくれます。

公式サイト

レバレジーズキャリア

クイックグローバルメキシコと併せてチェックしてほしいのが、レバレジーズです。

国内転職向けのエージェント会社で有名ですが、メキシコ版もあります。こちらもメキシコ在住のエージェントが、求職者の希望や職歴に合わせて仕事を紹介してくれます。

クイックグローバルはスペイン語話者向けの求人が多いのに対して、レバレジーズではスペイン語初心者や英語のみ話せる方向けの求人も紹介してくれます。

スペイン語圏に住んだことがない方やメキシコに住むことに関してあまり知識がない方はレバレジーズの方が相談しやすい雰囲気です。

公式サイト

メキシコの就職採用情報

パソコン

採用されやすい職種

メキシコは各日系企業の日本人の人員が不足している状況です。

職種は企業によってまちまちで、通訳や営業職、事務、エンジニアなど多岐に渡ります。また、社会人経験が長い人では工場の管理者や現地人の指導者などの仕事もあります。

社会人経験の長さや職歴によって人それぞれ分かれるでしょう。

また、メキシコでは日本語を学んでいるメキシコ人も多いので日本語講師も応募資格を満たしていれば、応募できます。

応募するための明確な資格はありませんが、日本語教師養成講座を420時間コースを修了しているか、日本語教育能力検定に合格しているといいでしょう。

日本人向けの仕事

今メキシコで日本人向けの求人が多いのは、以下のような仕事です。

  • 日系企業での通訳(スペイン語または英語)
  • マネージャー
  • 営業
  • 経理・事務
  • エンジニア
  • 工場管理・品質管理
  • 日本語教師

日本人に人気の職種

日本人に人気の職種は通訳や営業です。

スペイン語がある程度使えるレベルなら需要もある職種ですので、仕事を得やすい職種になります。

スペイン語を使って仕事をしたい方には人気があります。また、秘書や総務・生産管理系の事務なども多く募集されており、こちらも人気があります。

仕事によってはスペイン語のレベルは求められず、英語が話せれば応募可能な職種もあります。日系企業で就職している人以外で人気のある仕事はそのほか、日本語講師や語学学校での受付や事務などもあります。

日系企業での通訳

今、メキシコで求人がもっとも多く、かつ給料もいいのは通訳です。「でも、スペイン語できないし……」と尻込みするかもしれません。しかし、実はメキシコでの通訳はハードルがそれほど高くないおすすめの職業なんです。

日常会話レベルでもOK

近年の急速な日系企業の進出により、慢性的に通訳不足のメキシコ。とにかく日本語が話せて、スペイン語もしくは英語でコミュニケーションが取れればOK、という企業もたくさんあります

通訳の現場は主に自動車工場です。日本から派遣されてきたスタッフと工場で働くメキシコ人の間の通訳になります。

応募条件は「スペイン語で日常会話ができる(英語もわかれば望ましい)」ぐらいで、資格不問のことも多いです。自動車業界特有の専門用語を覚えなければいけませんが、それは働きながら身につければいいでしょう。

給料がいい

先に述べた通り、通訳は給料が高いです。

日本企業から直接支払われる上、特殊な仕事であるため、最低でも月20,000ペソ(約12万円)、多いところで50,000ペソ(約30万円)以上が相場です。

ちなみに、メキシコ人の平均月収は7,000ペソ(約4万円)です。20,000ペソ(約12万円)もあればメキシコでは十分生活でき、経験を積んでさらに給料のいい企業に転職することも可能です。

まず語学留学するのも手

日本でもスペイン語の勉強はできますが、余裕があるならまずメキシコに語学留学してから就職活動するのもいいですね。ただしメキシコで仕事が決まっても、就労ビザの手続きでいったん帰国しなければいけない場合があるため、貯金はして行きましょう。

もし何らかの資格を取りたいなら、DELE(スペイン政府公認のスペイン語検定試験)のB2レベルを持っていれば心強いです。通訳の仕事は十分なお給料がもらえるので、頑張る価値はありますよ。

日系企業での事務

事務といっても、その仕事内容は営業を含むものや翻訳スキルが必要なものなどさまざまです。特に需要があるのは、

  • 経理
  • 書類翻訳
  • 営業補助

などの職種です。

また即戦力を求められることがほとんどで、前職の経験によりお給料も上下します。通訳と同じく最低月20,000ペソ(約12万円)から、良くて年収200万~300万円というところが多いです。

日本でサラリーマンをしていると少ない年収ですが、物価が安いメキシコでは余裕のある暮らしができるでしょう。

日本語教師

日系企業が多く進出している地域では、そこで働くメキシコ人のための日本語教育の需要が高まっています

日本語教師として働くには一般に、日本語教育能力検定試験に合格しているか、日本語教師養成講座420時間を修了しているかのどちらかが求められます。また教師という性質上、大卒以上の学歴を求められることも多いです。

応募資格を満たしていれば未経験可のケースもよくありますが、若い人の方が採用率は高くなります。

給料はメキシコ基準が多い

メキシコの日本語学校は現地で経営されているので、お給料もメキシコ基準の金額になります。

月10,000ペソ(約6万円)前後ですが、物価が安い地域だとそれ以下になることもあります。10,000ペソ程度でもなんとか生活はできますが、何かあった時の医療費や帰国費用はあらかじめ貯金しておいた方がいいでしょう。

しかし、日本語教師はたくさんの学生と出会えるやりがいのある職業です。

メキシコの平均年収や目安給料

お金

日本人の給料相場

日本人の場合はメキシコ人の倍以上の給与が最低もらえるので、新卒で働いた場合でも20,000~25,000ペソはもらえます。

日本の新卒の初任給と比べると低めですが、メキシコは物価が安いのでこの値段でも生活することは十分可能です。

社会人経験が長い場合や専門職、管理職の場合はさらに高い給与が期待できます。30,000~70,000ペソの間が基準です。

日本における就職活動と違い、メキシコでは自分で給与を交渉できますので無理のない範囲で自分から高い給与を申し出ることも可能です。

1ペソ=5.5円

  • 営業:20,000~50,000ペソ(約11万〜27.5万円)
  • 通訳:30,000~40,000ペソ(約16.5万〜22万円)
  • マネージャー・管理者:30,000〜70,000ペソ(約16.5万〜38.5万円)
  • 経理・事務:20,000ペソ〜(約11万円〜)
  • 販売:20,000~30,000ペソ(約11万〜16.5万円)
  • エンジニア:29,000〜50,000ペソ(約16万〜27.5万円)
  • カスタマーサポート:20,000〜30,000ペソ(約11万〜16.5万円)

外国人の平均年収や目安給料

現地メキシコ人の平均収入は月収10,000ペソと言われています。

あくまでも平均額ですのでこれ以下の収入の方も多くいます。国民の7割がその日暮らしをしている貧困層というデータがありますので、日本人収入と比べると大分差があります。

同じ日系企業に勤めるスタッフでもメキシコ人と日本人では給与額が大きく異なることを認識しておきましょう。

日本人と違い貯金をする習慣がない人が大半のため、給与は月2回払いなのが特徴です。給料日には銀行やATM前に長蛇の列ができている光景がよく見受けられます。

メキシコ就職活動の進め方

メキシコ

メキシコであっても日本であっても、就職活動の進め方に違いはありません。基本的には以下のような流れになります。

  • メキシコについて調べる
  • 気になる求人を探す
  • 詳しい人に話を聞いてみる
  • 実際にメキシコに足を運んでみる(できれば)

メキシコはどんな国なのか?どんな環境なのか?遠すぎて実感がわかないものです。可能であれば実際に足を運んでみる、それが難しければ転職エージェントなどメキシコの情報に詳しい人に話を聞いてみるなどしましょう。

メキシコの日本人向け求人の探し方

ネットで「メキシコ 求人」と検索するとさまざまな求人情報を見ることができます。

  • まず日本で研修してからメキシコ入りする求人
  • すでにメキシコに住んでいる人を対象にしている求人

と分かれているので、よく条件を確認するようにしましょう。

日本の転職サイトを使う

ほとんどの人は日本在住のままメキシコの仕事を探すことになると思います。そんな人におすすめの転職サービスをご紹介します。

【海外求人をチェックしたい方はこちら】

まずは仕事探しからメキシコへの就職・転職活動が始まります。

日本の大手の転職エージェントは「求人」「待遇」「サポート」がしっかりしているので、不安の多い海外転職でも安心して利用できます。大手の転職サイトを使うことで、メキシコ就職へのハードルを下げることが可能です。

メキシコへ進出している日系企業の募集案件もあるので、まずは無料登録して求人研究・企業研究をしましょう。

メキシコ日本商工会議所の「求職者リスト」を使う

メキシコに行ってから仕事を見つけたい場合は、メキシコ日本商工会議所の「求職者リスト」に情報を登録しておくと、自分に合う仕事を紹介してくれます。

社会人経験があり、即戦力となる何かを持っていてスペイン語の日常会話ができるなら就職はそこまで難しくないでしょう。

コネを使う

もし知り合いにメキシコ在住者がいるなら、仕事を紹介してもらえるかもしれません。

日本からネットで探すより、現地に住んでいる人に聞く方が情報が早い場合もあるので、メキシコに人脈があるならぜひ使ってください。

メキシコ就職を有利に進めるには

メキシコで仕事を見つけること自体はそんなに難しくありません。ただし、日本語教師以外は新卒より何らかの社会人経験がある方が有利です。

また、万が一のための貯金も必要なので、まず日本で数年働いてスペイン語も身につけてから行く方がいいでしょう。

メキシコで働くための就労ビザ

メキシコで働くには「報酬を得る活動を行う許可を得る一時居住者査証」が必要になります。

就労ビザを取得するにはメキシコでの就業先が決まっていることが条件になります。メキシコで就業する場合、報酬を得ることになりますので就労ビザが必要です。

就業先がメキシコの移民局にビザの手続きに関する書類を提出し、承認されると入国許可証と「NUT」と呼ばれる番号が発行されます。

このNUT番号を用いてメキシコ大使館でのビザ申請の予約を行います。日系企業に勤める場合は就業先でビザサポートがある場合がほとんどですのでご安心ください。

詳しい就労ビザの取得方法は「メキシコの就労ビザ取得方法とは?取得体験をご紹介」をご確認ください。

メキシコで日本人向け求人を探す際の注意点

注意

給料のいい求人を見つけたからといって、簡単に飛びつくのはよくありません。日本とは環境の違うメキシコで求人を探す時の注意点をまとめました。

最新の治安情報をチェック

メキシコは治安が悪いことで有名ですが、日系企業が多いグアナファト州、アグアスカリエンテス州、ケレタロ州は比較的落ち着いています

しかし、油断は禁物です。かつて日本企業が多く進出し、住みやすい地域として有名だったモンテレイ州は、その後数年の間に急激に治安が悪化しました。住み慣れた場所で殺人事件が頻発するという状況に危機感を覚えて、帰国した日本人も多いです。

メキシコは大統領が代わっただけでも治安が大きく変わります。

いい求人情報を見つけたら、まずその地域の最新の治安情報をチェックしましょう。外務省の海外安全ホームページなら、メキシコの州ごとの情報が確認できます。

健康保険を確認

日本国内であっても、仕事を探す時には給料だけでなく福利厚生も確認すると思います。外国での就職となると、病気になった時のために保険には入っておきたいですよね。

求人を出している企業の福利厚生はしっかりと確認しましょう。メキシコの健康保険のシステムは日本とは違うので注意してください。

国の定めた保険への加入が必須

メキシコで働く場合、国が定めたIMSSという健康保険に入らなければいけません。この保険はメキシコの低所得者向けサービスのため保険料が安く、適用される病院では設備が古かったり、何時間も待たなければならなかったりと、不便な面があります。

私立の病院へ行けば日本並みの治療が早く受けられますが、こちらはかなり高額です。風邪で診察を受けて薬をもらうだけでも、保険が効かなければ数万円かかります。

ただし、メキシコは日本と違い薬局に診察室があり、軽い風邪程度なら無料で診てもらえます。そこで必要な薬を教えてもらって、自分で治す人が多いです。

高額医療保険の有無が重要

急な病気や事故で治療が必要になった場合、基本的な健康保険だけではカバーしきれません。メキシコではそんな時のために「高額医療保険」というものがあります。

企業によって福利厚生に高額医療保険を含んでいるかどうかは異なります。募集要項に明記されていなければ、必ず確認してください。

また日本の海外旅行保険は、医師に英語で書類を用意してもらわなければなりません。医師が協力的でない場合、かなりの時間がかかります。

書類がもらえたとしても初めは全額自己負担となるので、メキシコに長期で滞在するなら現地の保険を使った方がいいでしょう。

メキシコの外資系企業で働くには

外資系企業を狙うためには、英語力とともに交渉力・マネジメント能力があると有利です。

とにかくメキシコで働きたいなら日系企業の方がハードルは低いですが、実力を試したいならぜひ外資系企業で働いて、スキルアップ・キャリアアップを目指したいところです。

メキシコの外資系企業を狙うなら、サポートもしっかりしていて「無料」で使える大手の転職サイトや転職エージェントの利用がおすすめです。転職サービスごとに扱っている非公開求人も異なるので、複数登録し求人の比較をしてみましょう。

メキシコの産業や企業

主要産業

メキシコの主な産業は鉱業資源産業と自動車産業や電子・電気製品を中心とした製造業です。

自動車産業は特に近年日本をはじめとする海外からの参入が相次ぎ、急成長しています。アメリカやドイツ、日本などの自動車メーカーはメキシコをアメリカ大陸向けの主な生産拠点としてしており、GDPの1.5パーセント、製造業の8.7パーセントを占めています。

輸出向けの生産が中心で、労働コストが安いことやアメリカへの便利な物流ルートであることからメキシコが選ばれている理由になっています。

メキシコの大手企業

メキシコで有名な企業には、以下のものがあります。

  • 金融のメキシコ銀行、バンコ・アステカ
  • オートバイのイタリカ
  • 小売のOXXO、ソリアナ
  • 食品のサウサ、ホセ・クエルボ
  • セメントのセメックス
  • 通信のTelcel
  • 鉄道のフェロメックス
  • 石油のペメックス
  • 鉱業のグルポ・メヒコ、ぺニョーレス
  • 航空のアエロメヒコ

進出している日系企業

自動車メーカーを中心に、メキシコへ積極的に進出しています。

トヨタや日産、ホンダ、マツダなどが既にメキシコに進出を果たしています。また、日本国内でシェア率でトップを誇るトヨタも2019年にメキシコに新工場を構え、稼働し始めたことで話題となりました。

自動車の備品製造業も盛んで、自動車関連の企業の工場が多いです。これらのメーカーのほとんどはメキシコ中部のバヒオ地区が進出先となっています。

一方で、首都メキシコシティはみずほ銀行や住友商事、伊藤忠、ヤクルトなど自動車関連企業以外の会社も多く存在しているのが特徴です。メキシコシティでは工場よりもオフィスを多く構えています。

メキシコ就職後の生活費

メキシコで生活するにはどのくらいのお金が必要なのでしょうか。現地採用のお給料で足りるかどうか、気になるところですよね。

メキシコシティでルームシェアした場合、月6,000ペソ(3万6千円)ほどで生活できます。ただし、たまには外食や旅行もしたい、という場合は最低でも月10,000ペソ(約6万円)ほどあった方が余裕が出ます

メキシコでは治安の問題から、家賃が安すぎる物件は避けた方がよいでしょう。日本のワンルームマンションのような部屋はほとんどないので、社会人でもルームシェアをするのが一般的ですが、部屋に鍵が付いているかどうかは確認しておきましょう。

メキシコの労働時間

メキシコの平均労働時間は2014年度のデータで年間2,228時間。OECD(経済協力開発機構)が調査した40カ国中なんと第1位です。長時間労働が社会問題化している日本でも1,729時間の21位なので、どれだけメキシコの労働時間が長いかが分かりますよね。

この年間2,228時間という労働時間は、1日8時間労働だとすると日本よりも62日多く働いている計算になります。メキシコの労働基準で1週間の労働時間は48時間(日本は40時間)までと定められていることや、年間の祝祭日の数が少ないことなどが重なり、メキシコが1位という結果になったと考えられます。

労働時間を見ると大変そうだという印象を持つかもしれません。それでも、メキシコ人は働いている時も楽しそうな人が多いです。人生の楽しみ方が上手なんですね。

メキシコで日本人の多い地域

メキシコで日本人が多く住んでいるのは、何といってもメキシコシティ。ついでアグエスカリエンテス、ガルサガルシア、グアダラハラ、カンクン、サポパン、ケレタロなどです。

メキシコシティ

メキシコシティには16の行政区がありますが、ポランコ、クワウテモク、デル・バジェ、コヨアカン、サンタフェなどは日本食レストランや日本食材、日系人医師がいる病院などが多く、日本人にとって住みやすいエリアです。

バヒオ地区

バヒオ地区と呼ばれるアグアスカリエンテス、ハリスコ、グアナファト、ケレタロ、サンルイスポトシ、サカテカスには日系企業が続々と進出しています。日系企業が拠点を置く工業団地もあり、日本人が増えている地区です。

カンクン

カンクンは、メキシコで有名な海浜リゾートです。世界中の観光客が訪れるため、旅行会社、ツアーガイド、ホテル、レストランなどの仕事が盛んです。

平均気温は年間を通して27℃で温暖な気候のため、過ごしやすい都市です。

まとめ~まずはしっかりと情報収集を

メキシコでの職探し自体はそんなに難しくありませんが、生活するにあたっては入念な下調べが必要です。就職希望地域に住んでいる知り合いがいれば、生活の様子を直接聞くのも役に立ちます。ただし、住み慣れると危険に対する認識が甘くなるので、いろいろな角度から情報収集するようにしてください。

日本にいるとメキシコの悪いニュースばかり目にしますが、ちゃんとリスク管理をして安定した仕事さえ見つかれば、日本人が生活することは不可能ではありません

日本ではできない貴重な経験もたくさんできます。まずは情報を集めることから始めてみてください。

メキシコ就職・メキシコ転職するには

今すぐのメキシコ就職を考えていなくても、ひとまず転職サイトに登録しておくことがおすすめです。メキシコへの就職・転職を進める上で大事なものは「情報収集」と「行動力」です。

メキシコの日系企業では現地採用社員・海外駐在員が求められています。うまく転職活動を進めるためにも、気になる求人情報をストックしておくことが大事です。情報収集が進めば、より具体的にメキシコで働く自分をイメージできるでしょう。

もちろん、〇〇についての「話だけ聞きたい!」という使い方も可能です。

以下のサイトは日系の大手転職サイトです。「求人」「待遇」「サポート」がしっかりとしているので、不安の多いメキシコ転職でも安心して利用できます。登録は3分程度、利用は全て無料です。

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