アルゼンチンへ行くなら知っておきたい治安と安全、完全版ガイド

フロリダ通り

「南米」と聞くと、あまり治安が良くないんではないか、と思われる方多いですよね。たしかに日本と比べると治安は良くありませんが、南米に限らず、ヨーロッパやアメリカだって治安は日本に劣ります。

それに自分で気を付けて、普通に暮らしていれば、トラブルや被害に遭うことはまずありません。

そこで今日はアルゼンチンの治安とよくある犯罪手口、その対策をご紹介します、「こんなこともあり得るんだな」と頭の片隅に置いて頂けたら幸いです。

市内の様子と安全

ブエノスアイレス市内

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アルゼンチンのブエノスアイレス市内は観光地周辺や観光地区なら、夜に出歩くことが普通にできます。出歩くことができますが、一人で歩くことはなるべく避けた方がいいですよ!(女性一人はやめてください。)

日本の夜に特に注意するのは痴漢や変質者ですが、アルゼンチンはスリや強盗が多い国です。昼間も同様、比較的安全な地区とそうでない地区があるので、事前に自分が行く地区がどんな治安なのか知っておくことが重要です。

 

観光で有名なボカ地区は治安の良くない地域

ブエノスアイレス市ボカ地区

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観光区域は警察の警備がキッチリしていますが、通りを一本外れるだけでも怪しい雰囲気が漂います。ボカの本当の街並みを観たい方は、絶対にアルゼンチン人の男性に付き添いをお願いしてください。

その他「フローレス・フローレスタ・マタデロ・オンセ・レティーロ」等もあまり治安は良くありません。留学などで滞在するならこの地区は避けた方がベターです。

 

サッカーの試合当日はスタジアムに近づかない

ブエノスアイレスでサッカー

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またサッカーを観戦しない限りは試合当日のサッカースタジアムには近づかない方がいいです。どのチームもですが、万一チームが負けたらサポーターが暴動を起こして、警察と大騒ぎになります。

日本のサポーターとは暴れっぷりが違います。トラブルはなるべく避けるようにしましょう。

バイクからのひったくり「モト・チョロ」

アルゼンチンのひったくり

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バイクを使ったひったくりが多いブエノスアイレス。一般的にこの犯罪は「モト・チョロ」(バイク泥棒)と呼ばれています。

銀行や高級街、観光地によく出没し、狙いを定めたら何キロ先にだって執拗に付け回して機会を待ち、バイクで一気にバッグをひったくって逃走していきます。狙われるのは特に女性や外国人です。

この被害に遭わないためには、

  1. 現金を多く持ち歩かない
  2. 現金はジーンズなどの前のポケットに入れる
  3. 銀行でお金をおろす時は、滞在している施設から近い銀行に行き、寄り道しない
  4. 銀行への生き帰りの道を変える、帰り道を車が逆走している道を選ぶ(自分と車がすれ違う道)

等して自分で自己防衛しましょう!

老人もメンバーなの?!巧妙なスリ集団

アルゼンチンのスリは、一人で活動するよりも、グループで計画的に行われることが多く、スられてもしばらく気づかない程巧妙です。いわゆる「ケチャップスリ」がとても多いんです。

例えば、仲間の一人が物を落として拾わせて、やり取りをしている間に別の仲間が財布をスる、みたいなケースが多いんです。

優しそうなお年寄りや子連れのお母さんでもそのグループの一員だったりするので驚きです。親切心を利用した手口なので、「困っている人を放置しろ」とは言いませんが、人助けをして自分が犯罪の被害者にならない様に気を付けましょう!

ビシャには何があっても絶対に近づかない

ブエノスアイレスのビシャ

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ブエノスアイレス市内は比較的安全ですが、数か所「ビシャ」と呼ばれるスラム街があります。有名なのはレティーロ駅のすぐ隣のビシャで、国際郵便の税関や入国管理局のすぐ隣にあります。

外装の塗装がされていないレンガが剥き出しな建物が多いので、見ただけですぐに分かるとは思いますが、何があっても入らないでください。日本では絶対にありえませんが、スラム街の中は無法地帯です。

トラブルがあっても警察は介入してくれません。被害届を出しても「そこにいる方が悪い」と取り扱ってももらえません。

マフィアや麻薬組織の隠れ蓑としても使われていますし、スラム街ではドラッグの売り買いや違法銃なども取引されています。一般家庭もありますが、泥棒や犯罪者、ドラッグ中毒者も沢山住んでいます。

決して興味本位で近づかないこと、観光気分で足を踏み入れるなんてとんでもない事です。地元の屈強な男性でも入らない地域なので、絶っっ対に近づかないでくださいね。

ぼったくりにも注意して!

私たち日本人が、ブエノスアイレスを歩いていると本当に目立ちます。中国や韓国の方も多いブエノスアイレスですが、日本人はすぐに分かります。カメラやケータイなどの持ち物や服装、女性だと化粧の仕方やアクセサリーで一目瞭然です。

普通の商店やタクシーでも、料金を加算して請求されたり、特に多いのは本当はペソの料金なのにドルで請求してくることがあります。

例えばタクシーに乗車して70ペソ請求するところを70ドル請求されるんです。私たち日本人からしてみればタクシーで7000円強払うことは許容範囲内ですが、アルゼンチンではありえません!

70ペソは日本円に換算すると500円くらいです。70ドルは7700円ですよ!!(1ドル=110円=15ペソで計算)

レストランやショッピングでもこの手口を使うお店もあるので、要注意です。ドルで請求してきたら、まず疑いましょう!

フロリダ通りの両替のキャッチや街の両替屋さんは違法です

フロリダ通り

flickr

ショッピング街のフロリダ通りや、街中で見かける両替屋さん。2015年までは一般人のドルの取引が制限されていた為に沢山あります。

でもこの両替屋さん、実は違法なのです。

両替をこのような違法のお店でして、万一偽札を掴まされたり、低すぎるレートで換金された事を後で気づいて警察に届けを出しても取り扱ってもらえません。

違法な換金所に行ったあなたが悪いと言われておしまいなので、事前に日本で換金をする、もしくは信頼のできる現地の人に付き添ってもらう、等してください。

今はドルがフリーになったので、一部の銀行で換金が可能になりましたが、まだ両替を取り扱ってくれる銀行が少ないのが現状です。

クレジットカードや、日本の銀行の国際キャッシュカードサービス(VISA plus等)を利用することをオススメします。

予防と対策

  1. 大金を持ち歩かない、貴金属は絶対につけない、クレジットカードも必要な物だけにして、財布も分けておく。
  2. 歩くときは後ろを定期的に確認する、またはするフリをする。
  3. 荷物は少なめに、できればカバンを使わない。
  4. 現金はデニムなどの前のポケットに、お尻のポケットにはケータイなどを入れない方がベターです。
  5. トラブルになりそうな場所に行かない。夜になるべく出歩かない。
  6. 服装はシンプルにして目立たないようにする。
  7. ドルで請求して来たら疑う。
  8. 銀行に行く時は行き帰りでルートを変える。
  9. リュックは背中ではなくお腹側に抱えるように!
  10. 公共交通機関では荷物を抱えて離さない。

まとめ

いかがでしたか。

この記事を見て怖くなったとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。でも本当の事を書かないとこの記事を読んでくださった方の為にならないと思い、少し辛口に書きました。

こういう事例があるんだな、と心に留めているのといないのとでは、全く違うと思います。それに普通に暮らしていれば、トラブルや被害に遭うことはまずありません!

私はこれを徹底して4年間被害にもあったことは一度もありません。(・・・気づいてないだけ?)被害ではなく、犯罪の場面に出くわしたことは数回あります。

一度目の前でスられている人に出くわし、正義感を出してしまった私は、小さい子供を抱っこしたまま被害に遭いそうな女性の腕を掴んで猛ダッシュしたことがあります。

幸い女性はリュックのチャックを開けられただけで何も盗られませんでした。

家に帰って自慢気にこの話をパートナーにすると、「手助けをして逆上した犯人に何をされるかわからないのに、無謀な事をするな!!」と、本気で怒られました。

被害に遭いそうな人を見つけたら、近くにいる人に声をかけて団体で対応しましょう。決して私のように無謀なことをしないでくださいね!

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princhipesaライター

投稿者プロフィール

元K-1ラウンドガールの異色の経歴を持つ、ノリと勢いを何よりも大切にする自由人。 関西出身、ブエノスアイレス市内在住。

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