イタリア在住1年の私がイタリア移住を熱烈に薦める5つの理由

自由 イタリア生活・移住

イタリアに移住する前、私は日本とイタリアを年に2回ほど往復する生活を約3年間続けていました。

イタリアは私にとってそれだけ興味深く、何度訪れても飽きることがなかった国なのです。そして、何回も往復するくらいならいっそ住んでしまおう、と移住を決心したのでした。

イタリアの何がそんなに私を惹きつけたのか。今回は、私がイタリア移住をおすすめする理由について紹介したいと思います。

自分らしさを取り戻せる

イタリアに移住

日本にいた頃は、仲間に混ざるためや会社に馴染むために、無意識のうちに自分のしたいことや、言いたいことを抑えて暮らしていました。

違う意見を持っているのに「違う」と言えない小さな違和感の積み重ねは、確実に私のストレスとなっていました。

例え受け入れられなくても、せめて自分の意見を言うことができていれば、ストレスはそう大きくなかったのかもしれません。でも、それができなかったのです。

その点、イタリアでは自分の思いをはっきりと言うことができます。そうして時にはケンカになることもあるかもしれませんが、子どものケンカのように数日経つとスッキリと仲直りできます。

自分の気持ちに嘘をつかなくてよくなったことで、私は自分らしさを取り戻せたような気がします。

時間に追われない

時計

私が日本に住んでいたときのこと。

「17時に待ち合わせね」

と言われたため、約束通り17時に着いたところ、

「普通10分前に着くように来るでしょ?」と、怒られてしまったことがあります。

それなら17時10分前集合と言ってほしかった、時間通りに着いて怒られるなんて理不尽だ、と悲しい思いをした経験があります。

日本では、遅刻なんてしたら人生が終わるのではないかと思うほど、遅刻することに対しての不安がありました。

イタリアでは、遅刻に対してみな寛容なため、遅刻に対する恐ろしいほどの不安から解放されました。

働き方が自由

自由

日本の働き方はマニュアル通りで、自分を捨てなければならないような気がしていました。

例えば、服屋さんの店員さんがみんな同じ甲高い声で「いらっしゃいませ〜」と繰り返しているのを聞くと、「これなら録音でもいいのでは」という気がしていたのです。

「こうでないといけない」「そのコピーを疑いなくする」ということがイタリアにはありません。自分の個性を出して、自分らしい働き方をすることができるのです。

自然が身近にある

自然

日本で私が住んでいた地区には公園や緑が少なくて、どこまでいっても住宅街が続くばかりでした。車の音など騒音のない場所がなく、静かで落ち着いた環境を探すことが大変困難でした。

現在私は、イタリアの大きな都市ミラノに住んでいますが、車で20分ほど走れば、騒音がなく静かで自然溢れる場所に行くことができます。

イタリアでは街から街へと電車移動する際、窓外には豊かな森や草を食む羊の群れなどのどかな風景が広がります。

自然と触れることがこんなに癒されることだとは、日本の大都市で生活していた時には気づくことはできませんでした。

日本の良さが分かった

日本

イタリアに移住するまで、私は日本から逃げ出したくて仕方ありませんでした。みんなと一緒でなければならないことや、時間に追われること、働き方、全てが私にとって窮屈だったのです。

でも、一度日本を出てイタリアに住んでみると、新しい目線で日本を見ることができ、日本の良いところを発見することができました。

そして、自分が日本人であることに誇りを持つことができたのです。

まとめ

イタリアという国は、あらゆる面で日本と対照的なような気がします。そんな国に住んだからこそ、日本の良い所、苦手な所が明確に見えるようになったのかもしれません。

イタリアに住むようになってから、「自分はどんな性格なんだろう」ということを考えなくなりました。自然でいることが評価されるからです。

もしも、日本で生きることを窮屈に思っている人がいるのならば、一度イタリアにいってみてはいかがですか?きっと新しい発見があるのではないかと思います。

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