海外発農業ベンチャーが無農薬野菜で中国の巨大市場に挑む(求人あり)

中国遼寧省で無農薬野菜の現場

Guanxi inc.の坪田です。

今回は、中国遼寧省で無農薬野菜を作る、日本人経営の農業ベンチャー「大連奥遠農業有限公司」に伺ってきました。

中国では、今、無農薬野菜が大ブームです。中国のスーパーでは無農薬野菜・有機栽培コーナーが設置され、他の野菜の倍以上の値段で売られています。

そんな中国15億人の胃袋を掴むため、大連奥遠農業有限公司(共同代表:遠藤俊夫、奥村尚也)は日夜、野菜作りに励んでいます。

中国遼寧省で無農薬野菜の現場

とにかく広大な土地です。東京ドームがすっぽり入ります。

そして、その横にそびえるのが中国式ビニールハウス。

中国のビニールハウス

中国式のビニールハウスは日本式のビニールハウスと少し違う点があります。

どういうことかと言うと…

中国のビニールハウス

実は、壁の半分がコンクリートになっています。

ハウスの全てをビニールで覆うのではなく、壁半分をコンクリートにすることで保温性を高めることに成功しました。中国の東北地方の寒い冬でも、これで温室野菜が育てられます。

中国のビニールハウス

ビニールハウスで育てると、成長も早いのです!

ビニールハウス内を見学

中国のビニールハウスで育てたミニトマト

まずはミニトマト、日本品種のミニトマトを日本から持ってきたんだとか。

日本品種のミニトマトと中国品種のミニトマトは、見た目は似ていますが、やっぱり味が違います。

トマト

ミニトマトだけではなく、もちろんトマトもあります。

 

ブロッコリー

この葉っぱは何でしょう?

 

ブロッコリー

正解はブロッコリー。たくましく育っています。

 

日本品種の野菜だけではなく、中国品種の野菜も育てています。

中国のキュウリ

たとえばこのキュウリ、日本のものより、少し短く、太く育っています。

 

中国品種のキュウリ

こちらも中国品種のきゅうりです。日本のものより細く長くなっています。

 

この2つの品種を掛け合わせると

きゅうり

同じ中国品種のキュウリでもこちらは日本品種に近いキュウリです。

 

タマネギ

写真は玉ねぎ。

土壌を常に改良しながら、各野菜の最適な土壌環境を作っていきます。

 

さつまいも

ここがさつまいもエリア。

このさいまいもを掘っている方が共同経営者の奥村さん。

今回は残念ながら、さつまいもを掘り当てることができず……。

次回に期待します!

 

無農薬で野菜を育て、化学肥料を使わずに野菜を育てるのがポリシーとのことで、野菜の栄養分はどうしているのだろうと疑問が湧いてきました。

有機肥料のヤギの糞

そんなときに役立つのがこれ。

ヤギの糞です。発酵させ、肥料にしています。あくまでも天然素材にこだわります。

徹底した温度管理で野菜を育てる

ビニールハウスで最も重要なことは室温管理。暑すぎず、寒すぎず野菜に適した温度管理が必要です。

ビニールハウスの温度調整

ビニールハウス内の温度が上がれば、ビニールを上げ、温度調整をします。

逆に温度が低ければ……

ボイラー

ボイラーを使って、ビニールハウス全体を暖めることになります。

イチゴエリア

イチゴの花

イチゴのキレイな花が咲いています。

イチゴを受粉させる蜂

蜂を使ってイチゴの花に受粉させます。この箱が巣箱です。

ここから蜂が飛び立ち、受粉のお手伝いをします。

いちご

赤くなればイチゴは食べごろ!

 

イチゴ

赤くなったイチゴいただきました。

 

イチゴ

イチゴも複数の品種を育て、土壌との相性を見ながら量産化に踏み切るとのこと。現在は多品種少量生産がメインです。

 

ほうれん草

ビニールハウスの一画に雑草のようなものが生えています。

実はこれ、雑草ではなく「ほうれん草」なんです。

 

ほうれん草の種

大きくなったほうれん草から種を取り、再びほうれん草を育てます。

この種からほうれん草を育てるのはなかなか難しいらしいです。

 

油麦菜(ユーマーツァイ)

こちらは中華料理にはなくてはならない「油麦菜(ユーマーツァイ)」です。

中華料理を食べにいくと結構な確率で炒められて出てきます。

 

セロリ

ちなみに中国人に一番人気の野菜がセロリです。

 

ほうれん草

そして、日本人、中国人問わず人気の野菜がほうれん草。

中国無農薬野菜市場の課題

最近では、中国のスーパーでも無農薬・有機栽培の野菜を見かけるようになりました。しかし、無農薬野菜と言っていても農薬を使っていることが多いのが実情です。

農薬を使った野菜が出回る問題の一つは、無農薬で野菜を育てる時に、病気や害虫によって、野菜が育たないこと。

いくら無農薬で野菜を育てても、市場に出せなければ意味がありません。

そのため、とにかく市場に高値で出すために農薬を使って育て、無農薬と表示するのです。もちろん全ての企業がそうしているのではなく、一部の企業ですがそういった中国企業もあるのです。

また、無農薬をうたえば野菜が高値で売れるため、農薬を使い安く育てた野菜が市場に出回るのです。

その他、土壌問題や近隣の農薬の使用頻度など問題は山積みなんだとか。

 

そんな、現状に挑戦するべく、完全無農薬で有機栽培の野菜を提供していくと遠藤さん、奥村さんに力強く語っていただきました。

顔写真撮ってもいいですか?と聞いたところ我々よりも野菜に注目してほしい!とのことで、泣く泣く撮影を断念しました。

二人ともまだ30代のかなりやり手の起業家です。

会社概要

会社名 大連奥遠農業有限公司
代表者 遠藤俊夫、奥村尚也
事業内容 有機配合無農薬野菜栽培、畜産
設立 2015年1月
一言 Good Life(安心・安全・美味い)を通して中国の食を変えていきます!

現在、大連奥遠農業有限公司では「インターン生」「野菜栽培のプロフェッショナル人材」を探しています。

少しでも興味あれば、お気軽にどうぞ!

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坪田佳大

坪田佳大代表取締役 社長

投稿者プロフィール

Guanxi inc.代表取締役社長。
人手不足で諸々を担当しています。海外求人マッチングサービスがメイン事業。
経歴:在学中に起業、海外にて医療サービスを立ち上げる。
2012年エステサロンを立ち上げ、2013年には中国にてコンサルティング会社を設立するもパートナーが会社の資産とともに失踪。
2014年、Guanxi inc.創業。

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