フィリピン人と距離を縮める簡単フィリピン語

フィリピン語 フィリピンでの働き方

フィリピンではフィリピン語と並び英語が公用語なので、片言でも英語ができれば日常生活に困ることはないでしょう。外国人に対してはタクシードライバーもストリートベンダー(屋台などの商人)も英語を話してくれます。

しかし、やはりフィリピン人同士になるとフィリピン語で話します。楽しそうな会話を聞けば、「私もフィリピン語で話したいな!」と思うかもしれませんね。

正しいフィリピン語はガイドブックなどで勉強するとして、ここではフィリピンの人々がとっさに口にする簡単な言葉をご紹介します。

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基本のフィリピン語

もっとも便利で大切な単語「ポ!(Po)」

フィリピン語

フィリピンに半年でも住めば、この「Po」は口癖のように出てくるはずです。それほど、フィリピン人の会話の中には多く出てきます。

Poは、日本語の「~です。~ます。」に当たる丁寧な言い方をするときに使います。文章にPoが使われていたら、丁寧さを表現しているのだなと理解できます。

フィリピン語だけでなく、まったくの英会話にもしばしばPoが出てきます。

たとえば、

  • Hello po!
  • Good morning po!
  • Yes po.

などです。私たちでも簡単に丁寧な言い方で話ができますね。

Poをつけるだけで、「フィリピン語ができるの?どれくらいフィリピンに住んでいるの?」と聞いてくる人さえいます。

相手によって変化する敬称

相手の名前が分からないとき、または名前を知っている場合でも、相手を敬称で呼んだり敬称をつけて返事をしたりします。

レストランや街中で名前の知らない相手に「ちょっとすみませんが……」と呼びかけたいとします。Excuse meでももちろん通じますが、フィリピンに来たならば現地の人と同じような言い方をしたいですよね。

では、どんな人にどんな敬称を使うのでしょうか。

男性に対して

  • Kuya(クヤ):若い男性を呼ぶとき、また女性が男性を呼ぶとき
  • Boss(ボス)またはSir(サー):年上または役職が高そうな男性を呼ぶとき

女性に対して

  • Miss(ミス):若い女性または若いであろう女性を呼ぶとき
  • Ate(アテ):男性が年上の女性を呼ぶとき

厳密に決まっているわけではありません。自分にとって相手がどう映るかで、どの言葉で呼びかけるかを瞬時に決めます

女性がタクシー運転手や男性店員を呼ぶときは大体Kuya!となり、女性には見た目にかかわらずAte!を使います。男性の同僚は、飲み屋へ行くとAte〜と甘えるように店員のお姉ちゃんたちを呼びます。

会社で役職ある立場になったら

あなたが男性ならば、

  • 「Sir ●●(あなたの名前)」と呼ばれ、
  • 「Yes, sir.」と元気よく返事をしてもらえる

でしょう。

あなたが女性ならば、

  • 「Maam ●●(あなたの名前)」と呼ばれ、
  • Yes, maam.」と答えてもらえる

ことになります。

なお、フィリピンでは通常、ファーストネームやニックネームで呼び合います。上司であってもファーストネームやニックネームに敬称をつけて呼びます。苗字で相手を呼ぶことは、日常ではほとんどありません。

マスターすれば上級者のタガログ語

これをマスターすればフィリピン人にさらに大うけ、友達もたくさんできるでしょう!

そして、フィリピン生活に欠かすことのできない乗り物ジープニーで使う言葉もご紹介します。フィリピン生活がより一層楽しく便利になりますよ。

やば!というときに「アイッ!(Ayt!)」

簡単フィリピン語

満員電車で人の足を踏んでしまったとき、ジュースをこぼしてしまったときなど、故意ではない、思いもよらないことが起きてしまった場合にとっさに口にする言葉です。

日本語では「あっ!」「あらら。」「ヤベ!」などの第一声がとっさにでますよね。その言葉に相当するフィリピン語がこのAyt!(アイッ)です。

こんなときにアイ(Ayt!)を使いましょう

足を踏んだ、ぶつかってしまったなど相手に何か迷惑をかけた場合は、「Ayt! sorry…」 と言いましょう。笑顔で許してくれますよ。

えー……というときには「アノ……(Ano……)」

何かをたずねられて答えに詰まるとき、何かを説明しようとして考えながら話すとき、日本語ではとっさにどんな言葉が出ますか?「ええっと……」「そのー……」「えー……」などですよね。

フィリピン語ではこれを「アノ……」「アノー……」といいます。

フィリピン人が「アノ……」といいながら話していたら、それは答えるのに少し苦労しているので、根気強く待っていてくださいね。

まあ大丈夫だよ、は「オッケーラン(OK lang)」

フィリピン語のLangという言葉の意味は、日本語の「…だけ」英語のonlyの意味に相当します。

ただし、日常会話ではさまざまな場面で登場し、たくさんの意味を持つ単語の1つです。その中の1つは、OKと組み合わせて使う場合です。

OKとだけ答えると、100%問題ないよ、という意味になりますが、langをOKの後ろにつけることで「良くも悪くもないけど、まあ大丈夫だよ」というニュアンスを含めた言い方になります。

こんなときにオッケーラン(OK lang)が使われます

たとえば、Ayt!のところで使った例を使いましょう。

満員電車で相手の足を思いっきり踏んでしまったとします。とっさに「Ayt! Sorry…」と言うと、相手は「OK lang.」と笑顔で返すでしょう。

「めちゃめちゃ痛かったけど、わざとではないの知ってるよ。だから大丈夫、気にしないで」のニュアンスがこのOK langだけに含まれます!便利ですね!!

便利な公共交通機関ジープニー(Jeepney)で使う言葉

ジープニーで使うフィリピン語

ジープニーは、すべてがセルフサービスの乗り物です。

運賃を払うとき、おつりをもらいたいとき、降りたいとき、すべて自分から言い出さないといけないことが多いので、是非ジープニー用語をマスターしましょう。

離れた場所から運賃を支払うときは「バヤッド!(Bayad)」

乗ったらすぐに運賃を払います。

通常は運転手に支払うのですが、一番後ろに乗っていると手が届きません。そんなとき、バケツリレーのように乗客みんなで運賃を運転席まで持っていくので、ここで一言。

「バヤッド!(Bayad)」と叫んで運賃を持った手を伸ばしましょう。乗客の誰かが受け取って次々に運賃が運ばれ、運転手の手元まで届きます。

降りたいときは「パラー(Pala)」

ジープニーは、お客様に降りたいと言われれば、道の真ん中でもストップする乗り物です。

つまり、乗降車の決まった場所がたいていはありません。降りたいときは自分から申告しなければなりません。

降りたい場所に近づいたら「パラー!(Para!)」と叫びましょう。

エンジン音がうるさくて運転手に声が届かないときがあります。そんなときは、パラー!と言うと同時に天井の壁を指でパンパンとはじくと、運転手は気づいてくれます。

まとめ~とっさに付け加えれば大ウケかも!?

ちなみに、フィリピン語の発音は簡単!カタカナで書かれた通りに発音すれば通じます。

ここでご紹介した言葉を知っていれば、フィリピン人との距離感が縮まること間違いなしです。英語で話していても、とっさにこれらのフィリピン語を加えればフィリピン人に大ウケ!かもしれません。

フィリピンに来たらぜひ使ってみてくださいね!

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