シンガポール駐在員に聞く!30代での海外駐在で得られたものと家族を帯同するメリット・デメリット

シンガポールで海外勤務 駐在員

海外で働くきっかけは、現地の会社への就職、現地支社への赴任、現地での起業などさまざまです。状況によって、感じることや得られることは大きく変わってくるでしょう。

今回インタビューしたのは、30代の時に5年間、日系製造会社のシンガポール支社で駐在員として働いた経験のある男性(42歳)です。駐在には家族も帯同したとのこと。

駐在員としてシンガポールで仕事をすること、そして家族帯同でシンガポール生活することのメリットやデメリットなどをお聞きました。

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海外駐在命令、家族を連れてシンガポールへ

製造会社に勤務していますが、少子高齢化の影響で日本国内での売上は厳しいものがあり、徐々に海外へのシフトが進んでいます。

さらに海外では、製造だけでなくマーケティングから販売まで現地完結型を目指すことになり、その一環で現地ブランディング担当としてシンガポールに駐在することになりました。

妻と2人の子供を帯同し、5年間という期間限定のシンガポール駐在でしたが、私と同じような境遇で多くの日本人社員があらゆるところに海外赴任することになりました。特に30代の社員がメインです。

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シンガポールでの社内公用語はすべて英語

シンガポール駐在前もTOEICの点数は700点ほどありましたが、実用的な英語、特にビジネス英語についてはまったく使えない状態でした。そんな中、私を待ち受けていたのは日本人社員がほとんどいない職場、普段の会話から会議まで社内公用語はすべて英語という過酷な状況でした。

幸いしたのは、シンガポール現地で私と同じように高いレベルの英語習得を目指す社員が周りにも多くいたことです。それぞれが切削琢磨しながら英語をマスターしていきました。

こうして5年間のシンガポール駐在を経て、私の英語レベルは格段にアップしていったのです。

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シンガポール駐在を経験してキャリアの選択肢が広がった

キャリアが広がる

私のキャリアでは初めての海外駐在でしたが、自社売上比率50パーセント超えという実績をあげることができました。また、あらゆる職種において現地採用社員と駐在員の混成チームを組織し、マーケティングから販売までを滞りなく行える体制を整えることができました。

シンガポールでの経験を経て、今後どこの国に行っても英語圏であれば問題なく力を発揮できるという自信がつきました。また、30代という早いタイミングで海外勤務を経験できたことで、自身のキャリア形成を考える上でさらに選択肢が増えたと感じています。

今後は新興国での新規開拓など、より難易度の高いミッションにも挑戦したいと思っています。

シンガポール駐在は子供の教育上もメリットが大きい

上述したように、シンガポールへの駐在は家族帯同でした。2人の子供が幼稚園の時に赴きましたが、帰国する時には日本語はもちろん、英語もかなりのレベルまでマスターした状態になりました。

幼稚園や小学校など日常生活の中で外国の文化に触れ、日本では味わえない刺激を得られたことも、子供にとって貴重な経験だったと思っています。

今後、私がまた海外赴任になった際は一緒について来ても良いと思いますし、日本で進学する時には帰国子女として語学を活かすこともできるでしょう。

今回のシンガポール勤務を経て、私だけでなく子供の将来の選択肢を増やすことができたのも大きなメリットの一つだったと感じています。

海外駐在では同伴する家族のケアも大切

シンガポールで海外勤務

家族帯同のシンガポール駐在で起こりがちなトラブルは、やはりシンガポールでの人間関係です。同伴する家族がその国の言語や海外生活に慣れているかどうかが大きなポイントになります。

私の妻の場合、旅行や出張などで海外経験が豊富だったこともあり、現地での人間関係の形成や住まい探しについても大きなトラブルはありませんでした。しかし2人の子供は、最初は英語や英語を話す友達に馴染むことができず、ちょっとしたいじめにあうこともありました。

海外経験が少ない家族を同伴する場合、最初のうちはその国の文化や生活に慣れるまで苦労するかもしれません。

まとめ~デメリットを上回るメリットがある

ご紹介した男性の場合、自然とハイレベルな英語力が身につく環境で働くことができ、自身のキャリア形成にも、また子供の教育にもポジティブな影響を及ぼすなど、多くのメリットがあったようですね。

海外で働くことにはもちろんデメリットもありますが、それを乗り越えたときに得られるメリットの方が大きいと言えるのではないでしょうか。

日系の大手転職サイトにはシンガポール駐在員の求人もあります。海外駐在に興味がある方はぜひ情報収集してみてください。

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