ワーホリ初心者が初めに語学学校に行くべき4つの理由

多国籍の友人 ワーキングホリデー

現地で働きながらその国での暮らしも体験できるワーホリ(ワーキングホリデー)。生活費が抑えられるという理由でワーホリを選ぶ人も多いと思いますが、言葉も分からない外国でいきなり日本と同じように生活や仕事をしようとしても、なかなかうまくいきません。

私はワーホリでカナダに行きましたが、とにかく英語に自信がなかったため、最初の半年間はあえて語学学校に通うことにしました。そして、その選択は正しかったと感じています。

ここではワーホリ初心者の私が、最初に語学学校に通って良かったと思うポイントをご紹介します。

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異国の地で学校が保護してくれる

語学学校

海外に渡った途端に、私たちは一人でなんとかしなければいけない覚悟を決めさせられます。それは、例えば学生を終えた時よりももっと重いものです。

なぜなら、頼りになる家族は遠い土地におり、すぐに助けてくれません。カナダで何か契約をする際やトラブルが起きた際には英語で意思疎通をしなければならず、日本の手厚いサポートサービスもありません。

海外では、言葉をうまく話せない相手に対して、分かるように親切に対応してくれる人ばかりではありません。中には、ちゃんと理解していないことを利用してカモにしてくる人もいます。

学校が介入することでトラブルが解決する例も

そんな中で語学学校は、私たちが支払ったお金の対価として、私たちの理解度に合わせてカナダならわかりやすい英語で説明してくれ、わからないことにはすぐに答えてくれます。中には、その土地をよく知る日本人カウンセラーが親身に相談に乗ってくれる学校もあります

私の場合、海外のサイトから飛行機のチケットを取る際に、知らぬ間にトラブルに発展して返金を要求されたことがあり、ネイティブの先生方が相手企業に私の代理で事情を説明してくれて、何とか解決しました。

また、病院に行かなければならなかった時に、住民票のない私は学校の連絡先を伝えてやっと診察を受けられたこともあります。

日本の語学学習では学べないことを教えてくれる

語学学校

日本語でも同じですが、英語でも普段友人同士で使う言葉や、テレビのバラエティー番組、ドラマなどで話されている言葉は、かしこまった場所や公式文書で使う言葉とは違います。いわゆる口語とかスラングと言われるものです。

語学学校では、場合に応じてネイティブが使う文法や単語、言い回しを教えてくれます。例えば、私は未来形のwillとbe going toを同じように使っていたのですが、ネイティブにとって両者の意味合いは同じではありません。日本で勉強しているときにはなかったそんな視点が新しい発見になり、授業はいつも刺激的でした。

機会を与えられることで話すことにも慣れていく

スピーキングにおいても、ESLと呼ばれる一般的なコースを受講できる学校ではたいてい、欧米式の意見を言い合う機会を与えまくる授業をしているので、どんなに自分の英語に自信がなくても無理やりしゃべらされます

そして、たとえできなくても、それを受け止めて改善できるようアドバイスもしてくれるので、英語で話すことの恐怖心は少しずつなくなっていきます。

学割が使える

学割

語学学校の生徒には、もちろん学生証が配布されます。その学生証はカナダ国内ではカナダ人の学生と同じように使うことができるので、美術館や博物館、水族館、映画館などあらゆる場所で学割が効きます。カナダでは学割を実施している施設はとても多いように感じます。また、定期券も学割でかなりお得に購入できます。

一度、駄目元でアメリカのホイットニー美術館で提示してみたのですが、使えました。必ず使えるというわけではないのですが、国外でも試してみる価値はあります。

学生証の期限が切れる前にあらゆる施設を利用してみるのは、カナダを知る上で大変有効です。

多国籍の友達ができる

多国籍の友人

その国に来たのだからその国の人と知り合いたいのはもちろんですが、世界中からある一箇所に集まる人々とつながることも本当に有意義です。

しかも、語学学校に通う生徒は「ネイティブじゃないけれど英語を習得するために集まった人たち」なので、相手のことを下に見ずに、何が言いたいのか真剣に聞いてくれます。また、こちらも相手が理解できるように、少ない語彙の中から懸命に言葉を絞り出して伝えようとしますよね。

理解し合おうという気持ちに国境はない

このどちらかが欠けていたら劣等感を抱くことにつながったりするのですが、皆が同じように英語を習得したいと考えている語学学校では皆が一緒に頑張ろうという気持ちを共有しているため、そのような状況にはなりにくいように思います。それが、国を超えて仲良くなれる要因でもあるのかもしれません。

私も、苦楽を共にした大切な仲間たちの国や文化、家族をもっと知りたいという思いで、カナダから彼らの国まで訪ねて行きました。これからも会いに行きます。そうやって知り合った人たちを通してリアルな世界を知るのは、ものすごくワクワクするものですよ。

まとめ~積極的に語学学校を利用しよう

語学学校は、単に語学を学ぶための場所ではなく、私たちに安心や人とつながる機会を与えてくれます。もちろん、自分で積極的にそれらを享受しなければ、もしかしたら語学学校に使ったお金は無駄だったと思うかもしれません。

せっかくお金を払って行くのであれば、何事も能動的に利用して、その後の仕事探しなどにつなげていきましょう。語学学校はそんながむしゃらな気持ちに、きっと答えてくれます。

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同志社大学を卒業後、「人生の中で、旅行じゃなくて海外に住んでみたい!」という衝動から、就活を横目に、カナダに渡航。
ワーキングホリデーを使い、カナダを西から東へと転々とするのち、運良く拾われたロッキー山脈の麓のホテル内で働くことに。アート、音楽、社会心理、旅行には目がない。

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