ネパールは1日の半分が停電する停電大国、上手な停電の過ごし方

キャンドル 南アジア

皆さん、ネパールは毎日停電という事を知っていますか?

私も初めて行った時にはかなり驚きましたし、とても不便でした。しかし今ではその毎日停電の生活にも慣れ、そこまで不便無く過ごせるようになりました。

今回は日本では考えられないようなネパールの停電事情をご紹介します。

ネパールは停電大国!?一日のうち半日が停電!

ネパールの停電

ネパールでは毎日の停電は当たり前です。しかも1日にちのうちの約半日は停電という日本では考えられない状況ですが、この国ではそれが普通な事で当たり前なのです。

しかしこれも慣れてしまえば、さほど不便でもないのです。なぜならこの停電事情は昔からそうですし、きっとこれからもこんな感じです。このように毎日停電の中でもネパールの人たちはうまく過ごしています。

計画停電のスケジュールはあってもないようなもの?!適当なネパール時間

夜でも停電

停電のスケジュール表なども出ていますが5~10分位の多少のズレは、ほぼ毎日です。時には大幅にズレる日も少なくもありません。逆に丸一日電気が来る日などもあります。

スケジュール表はあっても無いようなものです。

しかも電気が一番長く来る時間帯(通常通り電気が使える)はみんなが寝ている夜中という事実……。とても不便ですね。とは言え、私的に困る事は仕事で使うパソコンやスマホの充電くらいなので昼間の起きている時に使用し、寝ているときに充電できるのでさほど不便でもないです。

一日の半分電気が来ていれば充電式の物であれば十分かも知れません。他の人達もきっと同じような感じなのかも知れません。そう考えると今のスケジュールもそこまで悪くないのかとも思いました。

雨期の時期はさらに大変!

梅雨の時期の停電

丁度今の時期ですが雨期の時期はさらに電気事情は最悪です。

しかも雨期の時期は日本の梅雨より長く…….とかなり長いです。毎日のように激しい雨と雷、時にはヒョウまで降ってきます。そんな時期は待ちに待った電気が来たとしても、雷で様々な電気製品がショートして壊れてしまう可能性があるのでコンセントを抜かなくてはなりません。

そう、電気が来ても悲しいことに使えないのです。

チャージしようものなら爆発してしまう恐れもあります。この梅雨の時期はタイミングが悪ければ電気が来ても使えず、1日中電気も使えずチャージも出来ないというかなり不便な日が多いです。

我が家のインターネットのWIFIも雷で小爆発してダメになりました。そして何日もインターネットが使えなくなったのです。

この時期は不便ですが我慢してコンセントを抜いた方が賢い選択だと知りました。

電気がなくても大丈夫!充電式バッテリー

家庭用バッテリー

最近では電気が無くても電気が来ている時に充電して電気が無い時でも使える充電式のバッテリーがあります。電気が無いときでも使えるのでとても便利です。

我が家もこのバッテリーで最低限使う部屋とインターネットの電気を確保しています。他にも電気が無い生活から生まれた様々な便利グッズがいくつもあります。

かなり強力!停電が生んだハイテク懐中電灯

懐中電灯

ネパールには電気が無い生活から生まれた様々な便利グッズがいくつかあります。中でも驚いたのが日本では見たことが無いような(探せばあるかもしれませんが)大きくて丈夫な懐中電灯があります。

しかも充電式なのでネパールではとても便利です。

この懐中電灯一本で普通に過ごせるくらい1つの部屋がかなり明るくなります。まさにスーパー懐中電灯!!寝るときに使うには眩しすぎるくらいで、もちろん直視するには危険なほどのハイビームです。

懐中電灯の他に置き型式の充電電気やソーラーを使った電気などネパールには停電を補うような様々な便利な商品がたくさんあるのです。

電気が無いせいか基本的にみんな早寝早起き!

早寝早起き

電気があまりないせいかネパールの人々は割と皆早く寝ます。そうすることにより自然と早起きです。人にもよりますが9~10時には寝て朝は5〜6時位には起きるのではないでしょうか。

私はギリギリまで寝ていたいタイプなので7〜8時のギリギリまで寝ちゃっていますが、子供の学校がなければ10時過ぎまで寝ていたいのが本音です。

そんな私はネパールの人達の生活習慣を見習いたいです。

キャンドルナイトで家族団らん、家族の絆が生まれます

キャンドル

しかし毎日停電ですが悪いことばかりでもありません。

便利なバッテリーなどもありますが時には故障もします。確かに色々と不便ですが時には良いこともあります。キャンドルの灯りを灯せば自然と家族が1つの部屋に集まります。

そうすると静かにゆっくりと話を楽しむ家族だんらんの時間が生まれます。時にはこんな時間を過ごすのも良いかもしれませんね。

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まとめ

いかがでしたか?

「電気が半日も無いなんて、すごく不便で大変そう!」と、思うかも知れませんが無ければ無いなりに過ごせますし、今では便利なグッズもあります。私が初めてネパールを訪れたのは2011年の2月でした。この時は移住ではなく旅行できたのですがその時、初めてのネパールでカルチャーショックの連続でした。

もちろんこの半日停電という環境にもかなり驚きました。その後、日本に帰り、帰った直後に東日本大震災がありました。震災の後、日本でも少しの間、計画停電がありましたね。私はネパールでの毎日の停電生活を体験した直後の事だったので、さほど不便に感じませんでした。

むしろ日本での計画停電はとても計画的でエリア別に時間を少しずつずらしたりと様々な工夫がされていた事に感心しました。数日後には無事に復旧したこともすごいと思ったものです。

日本は色々と的確で便利ですが、その反面には原発などの心配もあります。ネパールは全て自然電力ですが不便な面もたくさんあります。どちらが良いのかはそれぞれ考え方があると思うので何とも言えません。

しかしネパールでの停電経験はプラスの面もありますので皆さんもネパールに来る際はこの大幅停電生活を是非体験してみてはいかがでしょうか?何か色々と考えさせられることがあるかも知れませんよ。

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アパレルのデザイン会社でイラストレーター、デザイナーを経てフリーランスに。
ネパール人の旦那さんと国際結婚。子供には無理なく英語を覚えさせたいと思い、子供の学校入学のタイミングにネパールに移住。
現在、二児の母でもあり、ここネパールで異文化と自然に囲まれながらイラストレーター、デザイナーとして活動中。

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