シンガポール交通手段完全ガイド(地下鉄、バス、タクシー)

シンガポールの交通手段 東南アジア

シンガポールは、東京23区くらいの扇型の小さなエリアに約500万人が住んでいます。公共交通網も発達しているので、MRT(地下鉄)、バス、タクシーを駆使すれば、どこへでも便利に移動できます。

ちょっとした知恵があれば移動はさらに便利に快適になるので、そのノウハウをご紹介します。

シンガポールの交通手段とは

主に3つあります。

  • MRT(地下鉄)
  • バス
  • タクシー

この記事では、これら3つの交通手段について解説していきます。

なお、シンガポール滞在中に急にWIiFiが必要になることがあります。例えば、地図を調べたい、美味しいレストランを探したい、インスタに写真をアップしたいなどなど、ネットを使いたい場面に出くわすでしょう。

空港でSIMカードを買うこともできますが、少し値段が高く、SIMフリーのスマホが必要になります。

そんな時に、レンタルのグローバルWiFiがあると便利です。シンガポールへ行く前に申し込みをするだけなので、海外でもスマホを使いたい方は持っておくと安心です。1日600円から使えます。

シンガポールのMRT(地下鉄)

シンガポールの地下鉄

シンガポールの地下鉄はMRTといいます。MRTとはMass Rapid Transitの略です。

現在は、南北線、東西線、北東線、環状線、ダウンタウン線の5路線が開通しています。営業開始は1987年です。

マップ

シンガポールの地下鉄地図

シンガポールの交通局が提供している路線図は以下からダウンロードできます。

路線地図:https://www.lta.gov.sg

Explore Metro社のサイト(http://exploresg.com/)を使うと、ルート、所要時間、価格が簡単に検索できます。

スマホ用のアプリもあるので、それを使えばスマホから簡単に検索できます。

チケット

チケットには3種類あります。

  1. スタンダードチケット(Standard Ticket)
  2. ez-linkカード
  3. シンガポール・ツーリスト・パス(Singapore Tourist Pass)

スタンダードチケット

自販機で購入し、6回まで繰り返し使えます。

購入時に10セント(約8円)がデポジットとして取られますが、3回目で10セントが戻り、6回使うと10セント分割引される仕組みです。

ez-linkカード

日本のSuicaやPasmoのようなICカードです。MRTとバスで使えます。いちいち券売機で料金を支払う必要がない上に、小銭も不要なので便利です。

ez-Linkカードは地下鉄の駅で購入できます。カード代5ドル(約400円)と運賃代7ドル(約560円)の合計12ドルが初回の料金になります。運賃代がなくなりそうになったら、自動販売機でチャージします。

ちなみに、このカード代5ドルは返金されないので、短期間の旅行者には向かないです。ただし、運賃が割引されること、最後のチャージから5年間は有効なことから、何度かシンガポールに旅行する方には便利でしょう。

ez-Linkカードの注意点

一定の残額がないと(MRTの場合は乗車改札時に残額が3シンガポールドル以上、バスの場合は当該乗車バスの終点までの運賃相当額以上)、利用できなくなります

長期で滞在する人は、オートチャージの機能を使っています。残額が0になると、自動的に銀行口座やクレジットカードからチャージされるので便利です。

オートチャージを利用するには、AXSという駅などにある端末で登録します。少々手間がかかりますが、サイトの手順どおりにやればできます。

シンガポール・ツーリスト・パス(Singapore Tourist Pass)

ez-linkカードの旅行者版になります。1日券、2日券、3日券の3種類あり、有効日の終電まで有効です。金額はそれぞれ20ドル、26ドル、30ドルとなります。

以下のMRTのオフィス(http://www.thesingaporetouristpass.com.sg)で購入できます。

この金額には10ドルのデポジット分が含まれており、その分は購入日から6日以内にチケットオフィスに持っていけば払い戻しされます。

なお払い戻ししなければ、そのまま通常のez-linkカードとして使えます。

シンガポールのバス

シンガポールのバス

シンガポールはバス網がすごく発達していて、ほとんどどこへもバスで行くことができます。スマホのアプリで自分がいるところのそばのバス停、次のバスがいつ来るかなどの情報を検索できます。

SG Buses

バスの乗り方

  1. 目的のバスが来たら手を挙げて合図をする(手を地面と水平の位置まで上げる)
  2. 前方の入口より乗車
  3. ez-linkカードをかざす。カードがない場合は現金支払い(現金を払って乗車している人はめったに見ない)。お釣りが出ないので運賃額ピッタリ入れ、乗車券を取る
  4. 降車のバス停が近づいたら降車ボタンを押す
  5. ez-linkカードをかざして降車。現金払いの場合は、降車口付近の箱に乗車券を入れる

注意点は、次のバス停の車内アナウンスや電光掲示板がないことです。

降車ボタンが押されないとバスは止まらないため、Google Map等で走っている位置を確認しつつ、自分の降りるバス停が近づいたら降車ボタンを押すようにしましょう。

また現金払いの場合は、価格がかなり高くなる(初乗り価格で倍近く)ので、ez-linkで乗車するのをおすすめします。

シンガポールのタクシー

シンガポールでは、車を所有すると保有税など税金が高く、カローラクラスでも1,000万円以上します。一方で、タクシーは安価で便利です。シンガポールにいるとタクシーを頻繁に利用することになります。

シンガポールのタクシーは韓国KIA製のセダンがほとんどです。

まれにベンツなどの高級車のタクシーもありますが、料金も高額なので、空港等で高級車のタクシーに割り当てられそうになったら「標準的なタクシーにしてくれ」と言いましょう。

タクシーの捕まえ方

流しのタクシーを捕まえる場合は、タクシーの上の表示に注意してください。緑色の字の場合は、乗客がいないので止まってくれます。赤字の場合は、乗車中か予約されているタクシーになります。

まれに、緑の字でも地名が書いてある場合があります。タクシーの運転手が交代の時間で、書いてある方面へなら行けますが、他の目的地の場合は拒否されることもあります。

乗り方、お金の支払い方

自動ドアのタクシーはありません。

従って手でドアを空けます。タクシーに乗り込み、行き先を告げて(英語が伝わりづらい時は、近くの駅や目印の場所を告げると理解してもらいやすいです)、後は到着を待ちます。

到着したら基本は現金で支払います。ez-link(Netsカード)でも払えるタクシーはありますが、面倒がってできないという運転手も多いです。なるべく現金で支払うと楽です。

スマホアプリ

タクシーの数は多いシンガポールですが、雨が降っている時や夕方、深夜近くはなかなか捕まらない場合もあります。そういった時は、スマホアプリを使ってタクシーを呼ぶと便利です。

また、個人が自家用車を使ってタクシーサービスを提供するUberもシンガポールではポピュラーです。

Grab taxiもUberも、クレジットカードを登録しておけば代金はクレジットカードに課金されるので、現金を用意する必要もありません。レシートは登録されたメールアドレスに送られるので、会社の清算にも便利です。

割増料金

シンガポールのタクシーにはいろいろな割増料金があります。知っておくと無駄なお金を払わなくてすみます。

時間帯によるもの

  • 24:00(深夜)~05:59:運賃の50%増
  • 06:00~09:30(月~金):運賃の25%増
  • 18:00~24:00(祝日を含む毎日):運賃の25%増

場所によるもの

  • シティーエリアからの乗車:17:00~24:00(祝日を含む毎日):3.00ドル
  • チャンギ国際空港から:17:00~24:00(金~日):5.00ドル、それ以外の時間帯3.00ドル
  • マリーナ・ベイ・サンズから:6:00~16:59 (日、祝日):3.00ドル
  • リゾート・ワールド・セントーサから:すべての時間帯:3.00ドル
  • ERP(Electronic Road Pricing)チャージ:市内中心部にあるERPゲートを通過する度に課金される

予約料

  • 06:00~09:30(月~金)、18:00~24:00(祝日を含む毎日):3.30 ドル
  • 上記以外の時間帯:2.30ドル
  • 30分以上前に予約する場合:8.00ドル

料金計算

シンガポールは、移動した総距離で課金されます(総距離制運賃制)。例えばMRTとバスを乗り継いだ場合、バスの初乗り料金は課金されません。

ただし、総距離課金の条件は、

  • 乗り換えは45分以内
  • 最初の乗車から2時間以内に終着点へ
  • 同じバス番号には適用されない
  • MRTは1回の旅につき1回だけ
  • 1回の旅で乗り換えは最高5回まで

となっています。

全行程の料金を計算するには、このサイト(https://www.mytransport.sg)が便利です。

総合比較アプリ

MRTやバス、タクシーのアプリをそれぞれ紹介しましたが、シンガポールの地図大手Streetdirectoryのアプリを使うと、車、MRT、タクシー、バスのそれぞれについてどのくらい時間がかかるのか分かり、比較ができるので便利です。

またシンガポールの地図もダウンロードできるので、通信環境がない場合も困りません。

シンガポールへ持っていくと便利なもの

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そのほか、日本から持っていくと便利なものは「もう用意した?海外へ行く準備を便利にするおすすめ小物9選」にて紹介しています。

まとめ

狭いシンガポール。MRT、バス、タクシーを駆使すれば、車がなくとも大体どこへでも便利に移動できます。MRTが止まることもめったにないので、安心です。

他の東南アジアの国のように渋滞もひどくないので、大体の移動時間が推測できるのも良いです。移動で無駄な時間をロスすることなく、シンガポール生活をEnjoyできたらいいですね!

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