行く前に知っておきたいマレーシアの宗教〜イスラム教編〜

マレーシアのイスラム教

他民族国家のマレーシアは宗教も多様です。それぞれの宗教を持つ人がそれぞれの習慣を持って生活している興味深い国です。そのため祝祭日も多く、注意していないと、お店や公共施設が急にお休みになったり、大渋滞に巻き込まれたりと大変なことになります。

また、それぞれの宗教の人の大事にしている習慣や考え方を尊重するためにも、ある程の知識があると役に立ちますよね。

今回はマレーシアの宗教「イスラム教」についてご紹介します。

イスラム教

マレーシアのイスラム教

マレーシア人の約6割がイスラム教徒です。

イスラム教徒は女の人が公の場で肌を露出させるのを禁じているので、特にイスラム教徒が多い地域や、モスク付近などでは彼らの感情を考慮して服装に注意が必要です。

毎日五回、お祈りの時間があり、たいていの建物にあるお祈りの部屋でお祈りをしており、街のいたるところにあるスピーカーから、大音量でお祈りが流れます。

あまりの音量の大きさに、はじめは何事かと驚きますが、だんだんと生活の音として慣れてきます。

毎週金曜日は特別なお祈りがあり、皆さん正装してモスクへ向かう風景を見ることができるでしょう。そのためお店や郵便局が15時以降閉まってしまったり変則的になるので、金曜日に用事を済ませるなら午前中がおすすめです。

ラマダンとハリラヤ

マレーシアのラマダン

イスラム教徒の断食の時期(ラマダン)には色々と注意が必要です。約1カ月のこの時期にはイスラム教徒の人は日中に一切飲み食いをしません。基本的に水さえ飲みません。

ただし、妊婦さんや授乳中の女性、小さなこどもや病気の人などは例外のようです。

ラマダンの時期は朝は日の出前に食事を取り、日没からまた食事を取ります。この時期女性たちは早く起きてたくさんの料理を作ります。仕事も早めに切り上げ、皆いつもより帰途に早くつくので、道路の渋滞の時間が早まるので、注意しましょう。

ラマダン期間中に外食するなら18時頃に注意

夕方は家族でレストランで食事をする家族も多く、18:00くらいにはレストランが満員になります。コタキナバルの日の入りは18:30くらいなので、それに合わせて事前にメニューを注文して食事を前に、今かと今かと待っています。

ラマダン中に夕方食事をする場合には、少し早めにレストランへ行き食事するようにしましょう。18時をすぎるとレストランはごった返し、注文をしても食事が出てくるまでにかなり時間がかかります。

少し早めに食事へ行くと、ラマダン期間中の子どもを含めみんなが18:30になるのを我慢して食べないで待っている中、自分たちだけ食べているのは少し居心地が悪いということもあります。

ハリラヤ、断食明けのお祭り

約1カ月するとハリラヤという断食明けのお祭りとなり、パーティーをしたり、里帰りしたり、まるで日本の年末年始のよう。実際、イスラム教の新年が始まり、この時期には学校が休みになったり銀行やお店なども閉まります。

毎年いつ断食入りするのか、いつ断食明けするのかは、イスラムの独自の暦で決まっており、前もって分かりますので、チェックしておくと役立ちます。

いつもと違う雰囲気を味わいたいならラマダンからハリラヤにかけてマレーシアへ行こう

ラマダンからハリラヤにかけては、街の様子もいつもと異なります。

ハリラヤを祝うデコレーションがされ、お店ではこの時期だけのセールが行われたり、レストランではいつもと違うメニューやビュッフェが用意されるところもあります。スーパーにはナツメヤシの実がたくさん並びます。

断食後に食事を取るときにはナツメヤシからとると胃に優しいとも言われており、味は黒糖のような上品な甘さで日本人にも合う味です。

おやつにしたりケーキなどに使ってもおいしいので試してみて下さい。

不浄の手

不浄の手

イスラム教徒は左手を浄められていない手と考えているので、食事の時などに左手を一切使いません。お手洗いの時に左手を使うからだと言われています。

それで物を渡す時や、握手をするときなどに右手を差し出すよう注意しましょう。

ハラル

イスラム教徒はハラルというイスラム教で許されたものしか食べません。そのためマレーシアの食品にはハラルの認定がされたハラルマークが付いています。

反対に禁じられているノンハラルのものには、豚肉、お酒などがあります。ポークエキスが入っているだけでもだめなので、イスラム教徒に食事を作ってあげたいと思う場合やレストランを選ぶ場合には注意しましょう。

恋愛や結婚

マレーシアのイスラム教徒と結婚したいと思う場合、男性であっても女性であってもイスラム教徒に改宗する必要があります。

またイスラム教には一夫多妻の習慣もあります。家族や親族が関わる大きな決定となりますので、文化や習慣、宗教についてじっくり学び、十分話し合って決定されて下さい。

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まとめ

いかがでしたか?

イスラム教徒というと世界中で起こっているニュースのことをどうしても連想します。マレーシア国内にも過激派がいないわけではないのですが、サバ州のイスラム教徒は同じマレーシアの中でも穏やかな人たちが多く、戒律をどの程度守るかは個人差があるようです。

でも、イスラム国家に住んでいることを忘れず、彼らの考え方を尊重して生活したいですね。

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