高速鉄道の切符を買って中国国内を気軽に移動！購入方法ガイド

中国生活・移住

2016.08.082019.06.26

中国の高速鉄道網はどんどん路線を広げ、めざましい勢いで発展しています。従来の鉄道よりも格段に速くしかも飛行機より安い高速鉄道は、すっかり国民の足として定着しています。運行状況も安全性もだんだん安定して来て外国人にも使いやすくなってきました。

切符の買い方も意外と簡単なので、国内旅行の交通手段として気軽に利用したいものですね。

そこで今回は高速鉄道の切符の買い方をご紹介します。

記事の目次

切符はどこで買える

高速鉄道の切符を買う方法は大きく分けて三つです。直接駅に行って買う、ネットで予約購入する、街の中にある切符売り場で買う、があります。

この他に旅行代理店を通して買うという方法もありますが、手数料が高いのであまり一般的とは言えないでしょう。

駅で買うのはもちろんですが、ネットで予約してもそのあと実際に駅に行って窓口の列に並んで切符を受け取らなければならないので手間と時間がかかります。

その点街のあちこちにある切符売り場は混んでいないし、その場で切符を手に入れられるので、忙しい人には手軽で便利な手段と言えるでしょう。

切符売り場はどれもとても小さくて、こんな所で買って本当に大丈夫なんだろうか？と最初は不安になりますが、多少ぶっきらぼうな以外は全く問題ありません。

中国語が堪能な方ならそのまま行ってもいいでしょうが、ちょっと自信が無いとか時刻などの数字を間違えるのが心配だという方は、希望の日時や席の等級を書いた紙を窓口に出せば確実です。

週末や祝祭日は希望の列車がとれない可能性もあるので、第二希望や第三希望まで書いておくのもいいかもしれません。列車の路線と時刻はネットで調べられます。

中国铁路客户服务中心：http://www.12306.cn/mormhweb/

座席には商务座（ビジネスクラス）、一等座、二等座がありますが、一等と二等は日本の指定席とグリーン席ほどの違いは無いので近距離ならば二等でも充分かもしれません。

切符を買うには身分証明書（外国人ならパスポート）の提示が必要なので、必ず本人が売り場に行って買わなければなりません。

持ち物：パスポート

切符売り場の窓口で希望通りの列車があれば、まずパスポートを提示してパスポート番号と自分の名前を切符に打ってもらいます。つまりこの切符は本人しか使えないわけです。

そのあと支払いですが、ほとんどの窓口は現金のみの取り扱いのようです。手数料が5元（およそ80円くらい）かかります。

切符は売り場によって、裏が白い紙の切符と裏が茶色い磁気切符のどちらかになります。どちらも同じように使えますが、磁気切符の方が自動改札を通れるので便利。切符を受け取ったら念のためその場で日時や行き先を確認して、あとは乗車する日まで大切に保管しておけばO.K.です。

まだ発車していない列車の切符を同日の別の列車に変更することはできます。これを「改签」と言います。手続きの場所は切符を買った街の売り場ではなく、出発する駅の窓口ですので、間違えないようにしましょう。

窓口の上に「改签」と表示してあるところに行くのですが、大きな駅だと長い行列になっていることもたびたびで、遅くに行くと自分の番が来るまでに列車が発車してしまい「改签」できなくなる……なんて事態も発生するのでご注意ください。

切符を払い戻す時はやはり出発する駅の「退票」と表示されている窓口で手続きします。「退票」も列車の発車前までしかできません、また手数料がかかるので全額戻るわけではありません。

切符を他の日に変更する場合も「改签」ではなく、一旦「退票」してから改めて別の窓口に並んで新しい切符を買うという流れになります。

ネットで購入予約だけしてまだ切符を受け取っていない場合はネット上で手続きが出来るので比較的簡単ですが、街の切符売り場で発券してしまうと駅まで行って列に並んで……という面倒なことになるので、切符を買う時は最初に変更やキャンセルの可能性が無いかどうかしっかり確認してから買った方が安全でしょう。

いかがでしたか？

駅での購入、ネットでの購入予約、街の切符売り場での購入、それぞれ一長一短なのでどれが絶対的に便利！と言えないのがちょっと残念です。

それでも予定が完全に決まっていて台風や大雪などの予報も出ていない情況であれば街の切符売り場がおすすめの方法です。

ご自分のスケジュールや、変更及びキャンセルの有無の可能性など色々考えて一番よい買い方を選んで楽しいご旅行を！