【インタビュー】タイで働く同性愛者に聞くタイでの生活・前編

タイで働く同性愛者 東南アジア

世界中から人が集まる国際都市バンコク。人種のみならず、この国では、たくさんの性的マイノリティーの方々が生活をしています。今回は実際にバンコクで働く同性愛者の方に、お話をお聞きしましたので前編・後編の2回に分けてご紹介します。

同性愛者にも寛大なタイ・バンコクを知っていただき、タイでの就職や長期滞在の参考にしていただければ幸いです。

今回お話を聞きました!

  • 名前:笹川 隆さん(仮名)
  • 年齢:28歳

タイ在住4年目。現在、バンコク都内の日系旅行代理店にて現地採用として勤務。タイ人の男性恋人と慎ましくも幸せな生活を送っています。

なぜ同性愛者はタイで暮らすのか?

ー今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。はじめにタイで就職、生活をする事になったきっかけを教えてください。

笹川さん:昔から海外旅行が好きでタイへも何度も遊びに来ていました。単純にタイと言う国が好きになり、いつか住んでみたいと思っていました。

ータイは同性愛者にとって暮らしやすい国?

笹川さん:街中にもたくさんの同性愛者の方がいますし、レディーボーイ(ニューハーフ)も多いですよね。世界中の性的少数派の人間が集まっていますので暮らしやすいですよ。日本では男性同士で手を繋いで歩く事には抵抗がありますが、この国では気になりません。

ー人の目とか気にならないですか?

笹川さん:まったくならないです。それほど、この国では日常的な事ですし、偏見の目などもありません。彼氏と男同士で手を繋いでいると、時々、日本人観光客からは白い目で見られますが(笑)

ー日本ではやっぱり暮らしにくい?

笹川さん:僕は同性愛者である事を、日本にいる時から周囲にカミングアウトしていました。表向き理解している様に振舞ってくれますが、やっぱり偏見の目はあったと思います。

ー他人の目を気にせず暮らせるのは素晴らしいですね!

笹川さん:本当にタイ人の懐の深さには頭が下がります。屋台のおばちゃんからも「今日は彼氏と一緒じゃないの~?」とか声かけられて。日本じゃ考えられないですよ。

ータイに同性愛者が多く集まる理由が少しだけ分かりました。

笹川さん:日本で肩身が狭い思いをしている同性愛者の方がいれば、世界にも目を向けてほしいですね!東南アジアでは、ベトナムが同性婚を合法化しましたし、同性愛者に寛容な国はたくさんあります。

バンコクには出会いが溢れている!?

ータイ人パートナーとの出会いを教えてください。

笹川さん:タイは本当にたくさんの同性愛者が普通に生活を送っており市民権を得ています。今、お付き合いしている彼氏とはタイ古式マッサージ店で出会いました。僕がお客さんで、彼がマッサージ師だったんですが、完全に一目ぼれし声をかけました。

ー男性同士でもタイは普通に声をかけられる環境?

笹川さん:もちろん声をかけた相手が異性愛者だった時もあります。けど向こうも笑って許してくれますので、積極的にアプローチはできますね!考えてもしょうがないですので!

ー付き合ってどれぐらいたちますか?

笹川さん:先日、2年が経過しました。お陰様で毎日幸せですよ。

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前編・まとめ

いかがでしたか?

タイで働く同性愛者に聞くタイでの生活・前編をお届けしました。笹川さんが言う様に、バンコクでは多くの同性愛者を目にする機会があります。偏見の目を向けられる事も少なく、彼ら性的マイノリティーには本当に暮らしやすい国だと実感しました。

次回の後編では、タイ人との交際で困った事や、タイでの仕事のお話し等を聞きたいと思います。日本で肩身の狭い思いをしている性的マイノリティの皆さん、同性愛に寛容なタイでの生活も是非ご検討下さい。

後編:【インタビュー】タイで働く同性愛者に聞くタイでの生活・後編

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