インド人と国際結婚！知っておきたい7つのこと（手続き編）

南アジア

2016.09.212021.08.17

「インド人と結婚する」と言ったら結構驚かれます。そして何となく心配されます。そんな心配をよそに結婚をしたのが12年前。

日本とは少し違う手続きやインド式の結婚式など様々な違いがあります。

今回はこれから結婚をされる方や何となく興味を持って読んでくださる方へインド人との国際結婚の手続きを紹介していきます。

記事の目次

1 インド人との結婚式とは
2 インド人との国際結婚手続き
3 インド人との国際結婚での日本でする手続き
4 インド人と国際結婚した後の国籍はどうなるの？
5 インド人と国際結婚すると名前はどうなるの？
6 インド人と国際結婚したらOCIを申請しよう
7 インド人との国際結婚した後の在留資格「配偶者」
8 まとめ

インド人との結婚式とは

結婚式

残念ながら地味婚（手続きのみの結婚）だったので、華やかな結婚式の経験はないのですが、義妹や友人の結婚式には参加したことが数回ありますので簡単に紹介します。

結婚式の事前準備

事前に招待状をひとりひとりに配り、数日前になると友人たちがお金を出し合い大きなポスターを近所に貼り出します。

結婚式当日

当日は数時間前から新婦は衣装や髪飾り、メヘンディ（ヘナタトゥ）などの準備をしてお迎えを待ち、時間になると音楽隊が演奏する中で台車に乗せられパレードをしながら結婚式場に向かいます。

披露宴

日本の披露宴的な催しが先に行われ、ゲストたちはギフトを贈り、ダンスや歌を見て楽しみ食事をして帰ります。新郎新婦、親族はこの催しの次の日の早朝にお寺から来てもらった方たちによって結婚の儀式を執り行うのです。

開催期間

これが2〜3日かかるインドの結婚式なのですが、地域によってこの習慣は大きく変わるようなので、あくまでも参考にしてくださいね。

インド人との国際結婚手続き

届出

まずは結婚をする旨を役所に届け出ます。

受理されるとその日から1ヶ月間は役所の外に「この人とこの人が結婚しますが異議のある人は申し出てください」という文書が貼り出されます。

手続き

その後問題なければ裁判所から「結婚の手続きをする日時」の連絡を受け、当日手続きの順番待ちをして自分たちの番になったら手続きを始めます。この時見届け人2名の同行を求められるので親族や友人と行きます。

裁判官の前でサインをし、宣誓をし結婚を認められます。

実際にあった国際結婚手続き中のトラブル

この結婚の手続きで一番大きな壁は最初に受理してもらうところでした。役所内をたらい回しにされ、結局主人は賄賂を払っています。

今現在はどうなのかわかりませんが、当時は一定のルールで物事が進むのではなく、担当者個人の裁量で物事が進むので理不尽なこともたくさんありますが、結果オーライという気持ちで望むのが良いでしょう。

インド人との国際結婚での日本でする手続き

領事館もしくは大使館

インドの手続き後、在インド日本領事館へ日本の婚姻届を提出しに行きました。

裁判所の手続きの際にもらった結婚証明書や主人の身元証明などを持参しました。もし行く予定のある方は事前に詳細を領事館に問合わせてみてください。

当時はまだ多くないながらも結婚する方もいたのですが、騙される方も少なくなかったようで領事の方に「本当に大丈夫ですか」と心配されました。

インド人と国際結婚した後の国籍はどうなるの？

国籍

よく聞かれるのですが、国籍は日本国籍のままです。

もちろん夫はインド国籍です。子供たちは日本で生まれ、そのまま日本国籍にしています。現在インド在住ですが国籍を変える予定はありません。

インド人と国際結婚すると名前はどうなるの？

苗字・名字

婚姻届だけでは特に名前（苗字）を変える必要はないようでした。

また、インドには苗字のある人とない人がおり、主人は苗字がなくパスポート等はお父さんの名前を苗字扱いにしていたので、そのルールに則って私は「主人の名前を苗字にしたい」という申請を日本の裁判所に申し出て受理してもらいました。

インド人と国際結婚したらOCIを申請しよう

ビザ

インド人と結婚しただけではインドで自由に働いたりできないのは日本と同じです。

入国の際は「エントリービザ（インド人の家族）」で入国しましたが、今後長く生活していくには「OCI」カードがあれば選挙権がないだけで自由に動けることがわかります。

ほぼインド人として生活できるので、結婚してインドで生活されるのであれば申請することをおすすめします。

インド人との国際結婚した後の在留資格「配偶者」

インド人の配偶者が日本で生活する場合に申請する在留資格です。

インドのOCIのように選挙権がないだけで仕事も自由に選択できます。しかし、たいていは最初は1年期限のものしかもらえないでしょう。

日本の生活が落ち着いて安定してくると3年がもらえるようになり、3年の「配偶者」の在留資格をもらえると「永住」資格を申請することができます。

まとめ

インドの情報は地域によって違うので参考までに留めてください。

また、日本の手続きなども随時変わっていくものなので、最新の情報を確認した上で手続きをしていきましょう。たいていのことには時間がかかるのので、気持ちにゆとりを持って望みましょうね。

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