ミャンマー住んでいるから知っているヤンゴンおすすめの観光スポット5選

ミャンマーの観光地 東南アジア

ミャンマー、特にヤンゴンの観光スポットとして、よく知られているのは、黄金に輝く”シュエダゴンパゴダ”。

ヤンゴンの中心部からもほど近く、観光しやすいのが魅力ですが、日本で売っているガイドブックにはこのシュエダゴンパゴダの他に、ヤンゴンの観光スポットとしての情報が少ないのが現実です。

ミャンマーには、他にも、ヤンゴンから飛行機に乗り、足をのばせば、世界的にも貴重な仏教遺跡のある「バガン」があります。

こちらも有名ですが、先日(2016年8月24日)発生したミャンマーにおけるM6.8の地震で、遺跡が崩れた箇所があると、映像とともに報道され、安全を考えると修復が進んでから観光に訪れたい場所でもあります。

そんな中、ヤンゴンの街中だけでも、アクセスもよく、比較的安全で、見どころもあり、十分に満足できる観光スポットがたくさんあります。

今回は、そんな観光スポットの中から特におすすめの5つのスポットをご紹介します。

おすすめの観光時期

まず、ミャンマーで観光しようと思ったら、季節に気をつけなければなりません。

ミャンマーの3つの季節

ミャンマーには3つの季節があり、それぞれ「暑季」、「雨季」、「乾季」と呼ばれます。

「暑季」

「暑季」は4~5月頃で、一年で最も熱く、気温が40度が続くこともある、酷暑が続く時期。

「雨季」

「雨季」は6~10月頃で、文字通り、日本の梅雨のように雨が続く季節。

「乾季」

「乾季」は、11~3月頃で、雨は降らず、気温もそれほど高くならず、過ごしやすい時期です。

これらの季節で、ミャンマーでベストシーズンと言われるのが、「乾季」です。

乾季は雨も降らず、酷暑にもならず、過ごしやすいので、様々な場所を見て回る観光に、特におすすめの時期と言えます。

ただし、ミャンマーでは、乾季は、ベストシーズンですので、当然ホテルなどの料金はシーズンオフに比べて高くなります。

もしも、旅行費用を安く抑えたい、また、酷暑も経験してみたいという方には日本のゴールデンウィーク頃の暑季もいいかもしれません。

旅慣れている人向きにはなりますが、ホテルはオフシーズンで安く泊まれますし、40度というとんでもなく暑いミャンマーの酷暑を経験できます。(ただ、体があまり強くない人は熱中症には十分気をつけてくださいね)

おすすめの観光スポット

”夜の”シュエダゴンパゴダ

夜のシュエダゴンパゴダ

はじめにも書いたように、ミャンマーといえば、シュエダゴンパゴダ。その光り輝く姿は圧巻です。

そして、その境内には、日本の神社の境内で感じるのと同じような、厳かな空気がそこかしこに漂っています。

また、ミャンマーの約8割が仏教徒と言われる中、ミャンマー人の敬虔な仏教徒の祈りの姿があちらこちらで見られ、ミャンマーの仏教に対する思いの深さが伺える場所でもあります。

そのシュエダゴンパゴダは、日中行ってももちろん見ごたえはありますが、特に、夜のシュエダゴンパゴダの美しさは、息をのむほど。ぜひとも見ていただきたい、一押しの観光スポットです。

闇の中で見る光のように、暗闇に光り輝くその姿は、いかに人々の心のよりどころとなっているかを考えさせられます。

写真が好きな方には、満月や月が出ている日がおすすめ。

肉眼でみてもそのコラボは美しいですが、月を背景に、シュエダゴンパゴダの写真をとれれば一生の思い出になるはずです。

ミャンマー人の憩いの場、「人民公園」

人民公園

シュエダゴンパゴダの西に位置し、ダウンタウンからタクシーで200円から300円ほどでいける、アクセスのよい場所にある「人民公園」は、広々としていて緑も多く、きれいに整備されていて、ゆっくり散策するのにおすすめ。

ヤンゴン最大といわれる緑豊かな敷地内には遊園地もあり、ジェットコースターなどもあって、カップルや家族連れで賑わっています。

人民公園への入場料は30円ほどですが、公園内を歩く若者たちの最新のファッションを眺めたり、ミャンマーは、家族の仲が非常にいいと言われていますが、ミャンマー人の家族連れの姿に、その通りであるとうなずいたり、ミャンマーの今が分かる場所でもあります。

尚、公園の入口はいくつもありますが、サミットパークビューホテル側の入り口が利用しやすくおすすめです。

「ハウスオブメモリー」のアウンサン将軍の部屋

ハウスオブメモリーのアウンサン将軍の部屋

「独立の父」と言われるアウンサン将軍の自宅を改装したレストラン「ハウスオブメモリー」のアウンサン将軍の部屋も一見の価値があります。

アウンサン将軍は、アウンサンスーチーさんの父で、ミャンマーの独立に尽力した将軍として国民に愛されています。

アウンサン将軍の部屋では、将軍が実際に使用していたタイプライターが展示されていますが、このタイプライターで様々な作戦を発令していたということで、実物のタイプライターは、やはり重みのある独特な存在感を放っており、歴史を感じる、貴重な空間となっています。

このレストランで食事をすると将軍の部屋を見学できますが、食事もおすすめで、「お茶の葉のサラダ」は、特に美味しかったです。

店員の方のサービスも行き届いていて、雨が激しく降る中来店しましたが、タクシーまで濡れないように傘をさしてサポートして見送ってくれるなど、きめこまかいサービスがうれしいお店でもあります。

ミャンマーのショッピングモール「ジャンクションスクエア」

ジャンクションスクエア

ミャンマーの老若男女が集まる「ジャンクションスクエア」には、スーパーからレストラン、雑貨店、下着、靴、バック、宝石、子供用玩具、化粧品店、さらには映画館などが入っていて、一日いても飽きないショッピングモールになっています。

ミャンマーの人々の現代的な生活が垣間見える場所でもあり、お土産も探しやすい場所でおすすめです。

特に、ジャンクションスクエアのコンセプトがユニークで、館内のとある場所から、エスカレーターで、「シークレットガーデン」と呼ばれる場所に移動すれば、子供たちが遊べる広場があったり、ミャンマーで人気のベーカリーショップ「シュエパズン」のショップ兼カフェや、ミャンマーのシャン料理で有名なお店の支店や、カラオケボックスまであったりと、仕掛け人の心意気が感じられる、楽しい空間が広がっています。

はじめてジャンクションスクエアに足を運んだときには、この「シークレットガーデン」が存在していることも知らず、見つけられませんでした。

それぐらいちょっとわかりにくい場所からエスカレーターで移動するのが、逆に「宝探し」の感覚で楽しくもあり、「シークレットガーデン」のエスカレーターを上がるたびに今でもわくわくするほどです。

また、この「シークレットガーデン」内には、日本人の口にも合う、厳選されたレストランばかり並んでいます。食事やお茶タイムにもおすすめです。

「インヤー湖」の畔

インヤー湖

水辺のほとりで若者グループが夢を語り合い、恋人同士が肩を組み、見つめあう……そんな、ミャンマーの若者の青春の1ページが垣間見れる場所が「インヤー湖」の畔です。

東京でいうところの井の頭公園に似ていて、近くには高級住宅街が広がり、湖の畔も整備されていて、きれいなのも魅力。
若者が夜遅くまで語り合っています。

若者が自由に楽しそうに過ごしている姿は、本当にほほえましく、この国の未来を感じられる場所でもあります。

もちろん家族連れも多く、憩いの場所になっています。

このインヤー湖は夜間でも人が絶えず、わりと安全に楽しめますが、夕日を眺めながら、のんびり黄昏ながら過ごすのもおすすめです。

まとめ

ヤンゴンには、ミャンマーの歴史や文化、今を感じることができるスポットがたくさんあります。

ご紹介したスポットはもともと知られたスポットではありますが、訪れる時間帯や目的で、だいぶ違った表情を見せてくれます。

ガイドブックにはなかなかのっていないような素敵な光景を見ることができるチャンスが広がっているのです。

ミャンマーに住んでいて何度も足を運んだからこそ、自信をもっておすすめできる、ご紹介した時間帯なども参考にして、ぜひミャンマーの今を楽しんでくださいね。

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出身地である宮城県で、十年ほどラジオのアナウンサーを経験後、2016年春より夫の海外転勤により、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに在住。

若いころは海外への憧れが強く、旅行で訪れた国は二十数カ国にのぼる。
東日本大震災を経験し、地元宮城で復興を見守りながら生きていこうとしていたところ、主人と出会い結婚。その後結婚半年で転勤によりミャンマーへ。
海外に住むのは初めてで、途上国での暮らしは不便なことが多いが様々な出会いに助けられ、様々な経験をして、ライターとしても活動中。

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