海外就職する前に注目すべき「労働契約と職場環境」の4つのポイント

契約

海外に出て働くとき、給料や福利厚生以外に注目したいこととは何だと思いますか?

海外に出て仕事をすることを選ぶときに、給料や福利厚生をとりあえずチェックする人がほとんどだと思いますが、忘れてはいけない労働契約や、職場環境のチェックです。

今回は、海外就職には必ずともなってくる労働契約と職場環境について、就職前にチェックすべき重要なことをご紹介します。

海外就職時の労働契約について

労働契約

今回の海外就職が、どのような立場での就職となるのかという点が、まず重要なところです。

ここでいう立場というのは雇用形態のことであり、正社員、契約社員、インターンなどのことを表します。数年単位でその職場でじっくりと働こうと考えるならば、正社員として雇用されるほうがよいことは当然のことです。

それでは、正社員、契約社員、インターンのそれぞれについて、具体的にみていきます。

海外就職で正社員

正社員についての考え方は海外と日本国内では多少異なることがあります。

日本語でもフルタイムという言葉があるように、full time employee や、full time workerという言い方もあれば、regular employee や、permanent employeeという言い方もあります。

正規雇用されていれば、普通は副業はできませんが、場合によっては認められることもあるようです。

昨今、インターネットの普及にともない、海外にいてもできるような副業があったりするようですが、まずは、海外就職で正規採用されることを目標としてこの記事に出会っている読者の方が多いと思いますので、副業の可否はここでは取り上げません。

海外で腰を据えて仕事をしたいなら正社員として雇用してもらうのが良いでしょう。

 

海外就職で契約社員

そのような正社員の一方で、契約社員がありますが、日本国内では雇用に期限があったり、勤務時間や日数に制限があったりなどという条件の違いが頭にうかびます。

海外では契約社員の多くが1年契約であり、毎年の事業状況や能力によって更新の可否が決まります。

海外ではcontract employeeと呼ばれますが、このcontract(契約)が、どのような意味を持つのかということは企業ごとに異なってくると思いますので、事前によく内容を確認して正社員との違いをしっかり把握しておくことが重要です。

期間限定で海外で仕事をしたいのなら契約社員が良いでしょう。

 

海外でインターンシップ

インターンは、英語でもそのままinternやinternshipです。

報酬は払われない社会勉強としての意味合いが強く、企業が決めた期間で入社に必要な業務遂行能力を身に付けさせる目的のもので、生活に必要なコストには企業からのサポートがあります。

インターンシップは正社員とは全く異なりますが、はっきりと自分の考える道があり、海外就職を考えるプロセスとして最良の選択となることもあります。

海外就職が初めてであったり日本国内での職業経験がないのであれば非常に役立つ制度ですので、報酬がないことを大きな欠点として排除することなく検討してみてもよいでしょう。

 

海外就職では雇用期間にも気をつけること

それぞれの雇用形態に共通して気をつけるべき点は、その期間に関することです。契約期間の年数もさまざまですし、期限がない場合もあると思います。

契約した期間満了まで勤務することはベストですが、やむを得ず中途で退職しなければならなくなった場合は、双方の合意のもとで途中で契約解除することができます。

海外に出て働く選択をする人は、自身のキャリアアップを常に積極的に考えている人が多いため、複数年の契約でないこともよくあることです。

また、日本の企業と比較して外国の企業は年俸制であることも多いので、その場合はおのずと契約期間が1年ごととなっているようです。

自分の目的を考えた時に、数年以上の長い挑戦が必要であると思われる場合などは、長期の契約ができることがよいかもしれませんが、海外での仕事、生活は経験してみないとわからないことも多く、万が一、途中で考え直す必要が出てくるかもしれないことを考慮して、1年契約や無期限の契約を選ぶことがよいと思われます。

職場環境の見極めは、企業をとりまく業界の構造まで着目!

職場環境

ひとつの企業があれば、その周りには多くの関連企業があります。

そこには、需要と供給の連鎖による親密な関係もあれば、ライバル関係にある競合企業もあり、さまざまな企業がつながっていることがわかります。

自分が就職する企業の規模が大きいほど、グループ会社や関連企業が多くなり、海外においては日系企業同士の特別なつながりもたいへん重要となります。

なぜならば、そのような比較的規模の大きい企業で働き一定の専門性を身に付け、次の転職をする際に、それらの関連企業の業務内容や人材のニーズの知識があることが非常に役立つこととなるからです。

もし、目指す企業がまだあまり規模が大きくない、成長途上である、新しいマーケットを開拓中である、などの場合でも、そこでしか勉強することができないこともあるかもしれませんし、若手でも経営陣と直接関われることもあったりと、その後の自分の人生設計を左右する経験ができるかもしれません。

そのようなことから考えても、ひとつの企業から、それをとりまく関連企業までの知識を深めていくことは、自分の目標へのプロセスとして重要となることと思います。

仕事上のコミュニケーションの基本となる言語は何か?

コミュニケーション

海外就職をするなら、英語が使えたほうがよいことは言うまでもありません。

事前準備で英会話力がそれほど高くない状態でも、なんとかして現地で使いこなせるようになれれば、と思っている人が多いようです。

しかし、海外で働く現場での日々の目標は、業務の達成であり、英会話の学習ではないことをしっかり理解しておかなければなりません。

実際に、英語がどのように必要となってくるのでしょうか?

行く国、エリアが英語圏か、非英語圏かによっても大きく違いますし、仕事上コミュニケーションをとることが必要な相手がどの言語を話すのかによっても違います。

たとえば、現地での仕事で関わる人たちが日本人なら、当然お互いの母国語である日本語で話すことになります。そのような現場では、英会話は全く必要ではなく、英語や現地語で別ルートから入った情報も、日本語にして相手に伝えることが必要です。

また、現地スタッフや取引先などと英語でコミュニケーションをとる場合もあれば、職種によっては現地の言語を使ったほうがより良い場合もあります。

英会話力の向上を目標にしていた人が、事前にしっかりその職務を認識せず就職すると、予想に反する結果となってしまいます。

仕事を離れたプライべートタイムに英語を使用するかどうかは、個人の生活スタイルによって異なります。

英語圏でも、プライベートで現地の人と関わらず、日本人同士の交流が多ければ英語は不要ですし、もちろんその逆もあります。

非英語圏になれば、現地の言葉(中国なら中国語、韓国なら韓国語など)がもっと必要となってくることもあるでしょうし、英語を使用する場合も、たとえばシンガポール人の英語をシングリッシュと呼ぶように、現地の人特有の言い回しがあったりなどと、現地生活での言語事情はさまざまです。

海外就職は、必ずしも英会話のスキルアップに直結しない場合もあることを理解したうえで、自分の目指す職場選びをしなければなりません。

海外と日本で大きく異なる「労働」に対する常識

労働

労働事情というのは、国によって異なるもので、そこに日本の常識は通じません。

たとえば、労働時間をひとつとってみても、日本では週に2日は休める仕事が多いことや、多少の残業は普通のこととなっているかもしれませんが、海外では一概にそうとは言えません。

週1日の休みが標準として扱われる国もありますし、やりかけた仕事があっても定時に必ず帰る「残業ゼロ」が当然とされている国もあります。

海外で働くことを考えたら、日本の常識は一旦忘れてしまわないと、納得のいかない条件ばかりが並んでいるように見えてしまいます。

また、国の文化やライフスタイルは、国の数だけパターンがあり、現地の文化や人々の考え方も事前によく知っておく必要があります。

仕事に関わることでいえば、日本は、まじめ、礼節を重んじる、時間を守る、必要ならば残業もする、といったイメージですが、ある国では有給休暇を毎年すべて消化する、また別の国では家族との時間重視で残業は全くしない、またある国ではランチタイムは数時間とり一旦帰宅し昼寝してから仕事に戻る、など国ごとにさまざまな特徴が並びます。

また、仕事だけにかかわらず大きく国民性として考えると、おおらか、明るい、細かいことは気にしない、お酒が好き、宗教観がすべての基礎、などなど国ごとに多種多様です。

そのような中でどこの国を選び、どのような職場なら自分をフルに生かし、さらにスキルアップしていけるかを、事前にしっかり見極めなければなりません。

働き始めてからの後悔や中途での契約解除などは極力避けたいところで、そのためにもさまざまな条件を細かくチェックしておくことが不可欠となるのです。

まとめ

いかがでしたか?

日本で生まれ育った者にとっての初めての海外生活は、スムーズになじめる部分と違和感が大きい部分とが複雑に入り混じる、非常に落ち着かないフィールドだと思います。

ましてや、そこで働くことを選ぶからには、さまざまな準備に要する時間や費用を確保することから始まり、いろいろな条件や実情を把握し、語学を勉強するなど、自らの総合的な適応能力を最大限に高めて臨むこととなります。

このような言葉を並べると、たいへんなこと、面倒なこと、というネガティブなイメージを思い起こさせますが、一度は前向きに考えた海外就職をあっさりあきらめてしまうのは非常にもったいないことです。

海外就職を一度は選択肢に入れることができたことだけでも、チャレンジ精神、バイタリティ、向上心などは合格点なのだと考えてよいでしょう。

であるならば、しっかりと地に足をつけて、一歩一歩確実に、不可欠な事前のチェック項目をクリアさせていくことこそが成功への近道だと考えます。

5年後、10年後の自分を予想し目標を立てて、そのためにどのような手段をとっていくか、忙しい毎日の中で熟考する時間をとることはたいへん有意義なことですから、手を抜かずに向かい合ってみて下さい。

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