ロサンゼルスのホテルに就職!残業恥ずべしの職場環境【アメリカ】

ロサンゼルスのホテル アメリカで働く

海外就職のきっかけは人それぞれですが、ここでご紹介する本田さん(女性・35歳)は、なんと在住するアメリカで泊まったホテルが気に入ってそのまま就職してしまいました。

ホテルがあるのはロサンゼルス。最初はコールセンターから始め、その後、希望していたイベント企画部署に異動となり、勤務を続けています。

残業は恥ずかしいこと、マニュアルよりもそれぞれのやり方が大切など、日本とは違うアメリカの働き方などについてお話を伺いました。

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ロサンゼルスで泊まったホテルの素晴らしさに感動し就職

私はアメリカ人と結婚し、永住権を得てアメリカで生活していました。もともと旅行が好きで、旅行業やホテル業に就きたいと考えていたんです。

ある日、住んでいた街ロサンゼルスの高級ホテルに宿泊する機会があり、その素晴らしさに感動しました。すぐにそのホテルでの勤務を希望し、募集があるか確認、応募して働くことになりました。

夜勤がなく、ホテル内部に関われる職種を探した

ホテルは24時間営業なので、ある程度の早朝・深夜勤務はあります。でも、健康上の理由で夜勤は避けたいと考えていました。そのため、ホテル内で夜勤が発生しない日勤の職種を探したんです。

また、ホテルの内部に深く関われるポジションかどうかも考慮しました。

コールセンターでスタートし、念願のイベント企画部署へ

応募した際には希望していたポジションに空きがなかったため、まずコールセンターの社員として入社。英語圏はもちろん、その他世界各国の方からの電話に対応しました。

その後、フロントデスクに異動し、チェックインやお部屋の管理などを担当するようになります。マネージャーとして、社員のシフト管理などのタスクにも加わりました。

そしてついに、もともと働きたいと思っていた部署に空きが出て異動が実現。婚礼や企業会議などのイベントを企画する部署で仕事にあたっています。

給料は月2,500ドル(約275,000円、2016年11月現在1ドル=110円)です。

ロサンゼルスで働いて分かった日本との違い

残業するのは「恥ずかしい」という考え方

日本で仕事を検索すると、アピールポイントに「残業少なめ」などと書かれているのをよく目にします。けれど、私が勤めているロサンゼルスのホテルでは、残業するのは時間内に仕事を終わらせる能力がないと見なされることであり、恥じるべきことなんです。

どうしても残業をしなくてはいけない日がある場合は、事前に上司に確認し許可を得てからでないとできない環境です。ロサンゼルスではとにかく残業は認められにくいです。

マニュアルはさほど重視されない

もちろん、各部署においてマニュアルは存在しました。研修中は、そのマニュアルに沿ってそれぞれが仕事にあたります。

しかし、慣れてくるとマニュアルにとらわれることなく仕事をします。会社のために、お客さまのために良いとされることを、皆が自分の意思で行っていると思います。

一社員に与えられる権限も大きく、それぞれの仕事に対する気構えもしっかりしていると感じます。

社会保険などの適用には時間がかかる

日本では正社員、または一定の基準を満たした社員は、入社当初からすぐに社会保険などが適用になることが多いと思います。しかし、ロサンゼルスではそうではありませんでした。

入社後3カ月間は試用期間として社会保険への加入が不可能です。そのため、保険に加入していない時期が発生します。この間に個人で加入できる保険もありますが保険料は安くはなく、無保険で過ごす人も少なくありません。

ロサンゼルスで働くために知っておきたいこと

郷に入っては郷に従え

ロサンゼルスで生活し仕事に適応していくために大事なことは「郷に入っては郷に従う」ことだと思います。どこの国や都市であるかに関わらず、それぞれの土地にはその土地に伝わる文化があります。

海外に出たものの、いつまでも日本人というステータスを忘れることができない人は現地で苦労することが多いのではないでしょうか。

日本人であることを否定したり忘れたりするわけではなく、現地での風習などを理解しそれに沿って生活すること。それが、海外生活で学べることを最大限に増やしていける鍵だと思います。

住居は交通費のかからない場所がベター

就職にあたっては、暮らしの拠点となる住まいを準備する必要があります。固定経費となる家賃はなるべくおさえたいところですが、アメリカの場合は家計全体のバランスを考慮した住まい選びが肝心です。

というのが、ロザンゼルス、もしかするとアメリカの企業全般にいえることかもしれないのですが、一般的に交通費は支給されません。少々家賃が高くても、職場近くの家やアパートを探すことも考えておいてください。

渡航前には銀行口座やカード、保険の準備を

アメリカ渡航の事前準備としては、現地での銀行口座と小切手を用意しておくとよいと思います。また、使用するかどうかに関わらず持っておくと便利なのがクレジットカードです。

そして、前述のように保険適用までに時間を要する場合が多いので、その期間中だけでも日本で現地用の保険に加入しておくと安心だと思います。

ロサンゼルスでのおすすめの休日の過ごし方

日本のカラオケボックスのようなものが多くあるので、休日にはそういったものを利用するのも一つです。

また、日本に比べて価格が安いのが映画やゴルフです。この機会に趣味を増やすのも良いかもしれません。

他にも、自然豊かな場所であれば、ハイキングやキャンプに出かけてアウトドアを満喫するのもリフレッシュには最適だと思います。

まとめ~日本との違いを積極的に楽しもう

海外に出れば、日本とは異なる文化や習慣ばかりです。今回、インタビューした本田さんの場合はもともとアメリカに住んでおられましたが、それでも日本との働き方の違いには戸惑うこともあったようですね。

彼女が話してくれたように、スムーズに現地になじむにはお互いの違いを尊重し、そこでのやり方にならうことが大切です。難しそうに思えますが、その経験こそが海外就職や海外生活の醍醐味ではないでしょうか。

あなたもぜひ自信を持って海外就職を実現させてくださいね!

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