海外での家探しを経験豊富な先輩がアドバイス!入居時の注意ポイントは?

部屋

引っ越しは、費用と労力がかかる大仕事です。

ましてや、日本を出て海外への引っ越しや、海外で住まいを変える引っ越しとなれば、不安や心配事も倍増ですし、家探しも面倒な感じがします。

ここでは、海外での引っ越しを何度も経験している筆者が、海外生活を開始するときに注意しなければならないことを、情報収集、賃貸契約、入居時の3段階に分けてご説明していきます。

情報収集

いろいろな方向から物件探しに着手する!

少しでもよい物件に出会うためには、リサーチに手を抜いてはいけません。まずは、インターネットを利用して情報収集を始めるのが手軽な方法です。

不動産業者は日系の業者と現地の業者がありますので、どちらか片方ではなく、両方を見てみた方がよいと思います。

日系の不動産業者は、日本人駐在員の利用が多くなっているので、どうしても通常より家賃の高い物件情報が多いようです。

筆者の経験では、インターネットから得る情報や、日系スーパーや飲食店などの店舗に備え付けのフリーペーパーに掲載されている情報を集めたり、友人や知人からの口コミも参考にしました。

不動産業者は1社に限らず、数社を比較してみる!

不動産業者への交渉では、1社だけでなく数社に対し、自分の条件を提示してみることです。

家賃の金額の希望を伝える際は、アバウトにせず、わかりやすく金額を提示するべきです。

なぜならば、こちらが提示する金額より安い物件よりも、ほぼ同額か、あるいは提示額を少し超えるぐらいの高めの物件を紹介されることが比較的多いからです。

また、契約にともなう手数料やデポジット(敷金)も必ずチェックしなければなりません。

契約に至らずとも、下見に同行してもらうだけで手数料が発生することもあり、注意が必要です。

女性のひとり暮らしの物件探しは特に注意!

情報収集、物件探しが進む中で、下見に行く必要が出てきます。

女性が下見に行く際には、万が一危険な目に遭わないために、友人や知人に同行してもらうなど、ひとりで出向くことはできるだけ避けたほうがよいと思います。

何も起こらないうちに不動産業者を疑ってかかることは、あまり気持ちのよいものではありませんが、下見に行くというきっかけで見知らぬ場所に連れて行かれ、いたずらをされたりなどという事件もたまにはあるようですので、注意するに越したことはありません。

あらかじめ下見をする場所を聞いておいて、現地で待ち合わせをするなどという方法もあります。

下見の際は手抜きせず念入りに!

海外に出ると、日本の便利さが本当によくわかるといいます。

引っ越し時の水道、ガス、電気などの契約に関しても同じことが言えますので、下見の際は、水道、給湯、電気などのチェックは念入りにしましょう。

また、治安に関しても、その条件は日本とは全く異なり、安全、安心を求めることは最重要項目ですので、セキュリティが万全かどうかも下見の際にしっかりと確認しておくことです。

設備の追加等は交渉できる!

物件に基本的な家具やキッチン家電などが備え付けられていることも多いですが、自分が求めるものが足りない場合もあります。

しかし、そのような場合も、物件のオーナーに交渉することで、快く追加してくれることがあります。

もちろん、ダメな場合もありますし、追加する代わりに、月々の家賃でその費用の一部負担を求められる場合もあるかもしれませんが、まずは交渉してみましょう。

賃貸契約

賃貸契約

オーナーはどんな人?

日本国内では、一般的に賃貸契約する際は、オーナーとの直接契約よりも仲介業者が存在することが多くなっていますが、海外では、オーナーとの直接的な交渉が必要になることがほとんどです。

借りたいと思う物件のオーナーについて、住所、氏名、連絡先などを必ず確認しておかなければなりません。

何かあったときは、すべてオーナーとの連絡になりますので、国籍や言語などもしっかり把握しておき、コミュニケーションが困らないようにしておくことが重要です。

難しい契約書もしっかり目を通す!

これは手を抜いてはいけません。

日本語でも難しい内容かもしれませんが、英語だからといえ手を抜かずに、よく内容を理解することが大切です。

小さなことだと思っても、疑問点は解決しておかなければなりません。

認識の違いを放っておくと、あとで大きなトラブルの元になる場合もありますので、契約内容は完全に納得できるまで細かくチェックし、必要であればオーナーに確認しましょう。

金銭授受は、控えを忘れずに!

契約がうまく進んだ後は、必要な支払いをすることになります。

直接現金の授受をする場合は、領収書を必ずもらうことはもちろんのこと、銀行口座への振り込みの場合も、入金の控えをしっかり保管し、紛失しないようにしなければなりません。

入金の控えのコピーや写真をオーナー宛にメール添付するなど、オーナーとの円滑なコミュニケーションを心がける事も大切です。

入居時

部屋

下見のとき以上に、手抜きせず念入りにチェック!

契約が無事完了し入居の段階となりますが、まだまだ安心してはいけません。この段階で再度念入りな確認をすることが大切です。

契約どおりではない状況に気づいたら、その場ですぐにオーナーに見てもらいましょう。

入居後は、壊れているものの修理等も費用を負担しなければならなくなる場合がありますので、なるべくこの段階でのチェックで発見したいものです。

具体的なチェック箇所は以下のようなところです。ひとつでも気になる点があれば、即オーナーに伝えましょう。

  1. 照明が正常に作動するか(ON/OFF)
  2. コンセントの有無だけではなく、それぞれが正常に使用できるか
  3. 備え付けの家電が正常に作動するか(ON/OFF)
  4. 同時使用が想定される家電を同時に作動させたときに、ブレーカーが落ちたりしないか
  5. 水道の蛇口は正常か、お湯は出るか、温度調整は正常か
  6. ドアや窓の開閉に問題はないか
  7. ドアや窓のカギの有無、施錠・解錠に問題はないか
  8. 備え付けの家具に問題はないか、外観(汚れ、きず)や収納家具の開閉はスムーズかなど
  9. 入居後、部屋に関する問題発生時の緊急連絡先の再確認

これらのチェック項目は、物件が新築か、中古かということとは関係なく、すべての賃貸物件に対し気を付けなければなりません。

海外の場合は日本国内とは異なり、新築物件であることが高いクオリティであることにはならないからです。

わかりやすい例としては、オリンピックの選手村の宿舎の不具合などはよくニュースになっていたとおりです。逆に、中古物件でもリノベーションなどにより、使用上の問題は全くない場合も多くあります。

筆者はアメリカで築40年以上の家を借りていたことがありましたが、設備にそれほど大きな問題はありませんでした。ただ、設備の点では問題がなくとも、建築技術の水準として日本の建築物が世界最高水準だということを忘れてはいけません。

海外では、アリやその他の昆虫、亜熱帯から熱帯地域ではヤモリなども室内に自由に出入りできるすき間があることが、ある意味普通のことですので、ある程度のすき間などはやむを得ないとあきらめが肝心な場合もあります。

念入りなチェックは、現地での常識も十分に理解しながら、オーナーとの関係を良好に保ちつつ、双方が納得できるよう上手に済ませることが大切です。

公共料金について

電気やガス、水道料金、電話料金(住居用)の支払いに関しては、国や地域によっても方法はさまざまですから、入居時にしっかり確認しておきます。

また、海外では、メーターが室内にある場合もあるようですので、メーターの場所のチェックもしておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

以上のように、海外での家探しにあたって、情報収集から契約、入居、それぞれの段階での注意点についてご説明しました。

海外生活は、日本国内とは大きく異なる環境条件の中でストレスも多くなりがちですが、必要なチェックポイントを確実にクリアしておけば、その上で何か問題が発生しても上手に乗り越えていけるものです。

特に住まいに関しては、家のオーナーやメンテナンス担当者との円滑なコミュニケーションが、快適な生活への近道です。今回のアドバイスを、ぜひ海外生活スタートの際の参考にしていただければと思います。

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