これが美味い!スペインを代表する甘~いおすすめスイーツ4選
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スペインの食事は非常に健康的で、またスペイン人は健康志向の高い国民性を持っています。しかし、同時に甘党の割合の多い民族でもあります。
様々な文化が混じり合ったここスペインではスイーツもまた多種多様。例えば南部のアラブ文化の影響が強いアンダルシア地方ではアーモンドを豊富に使ったお菓子が好まれたり、フランスと国境を接するカタルーニャ地方ではフランス風のものがよく見られます。
スペインのどこででも、あなたの舌を満足させる美味しいスイーツに出会うことができます。
今回はその中から、スペインで食べるべき4つのスイーツをご紹介します。
タルタ・デ・サンティアゴ
タルタ・デ・サンティアゴは中世から伝わるアーモンド・ケーキの一種です。アーモンドに卵、砂糖に加えてワイン、ブランデー、レモンの皮などを使って作られます。
サンティアゴというのは、スペイン北部のガリシア州にあるヨーロッパ屈指のキリスト教巡礼地であるサンティアゴ・コンポステラを意味しています。
この聖地に向かう道のりはカミノ・デ・サンティアゴと呼ばれ、現代でもこの道を歩いてサンティアゴ・コンポステラに行く巡礼者で溢れています。日本でいうところの四国お遍路の旅のようなものでしょうか。
そんな聖地を代表するこのスイーツは、古くから長い道のりを踏破して聖地に到達した巡礼者たちの舌を楽しませてきました。
粉砂糖を振ってサンティアゴ・コンポステラの十字架の模様をつけるのもその特徴の一つです。今ではサンティアゴ・コンポステラのみならず、その歴史に思いを馳せながらいただくのもいいかもしれませんね。
トリハス
スペインの揚げパンともいうべきトリハス。パンに卵やワイン、牛乳などをつけて揚げた料理です。フレンチトーストをイメージしてもらえれば大分近いかと思います。
シンプルな料理法から一般家庭でも親しまれ、家庭ごとに様々なレシピがあるほど。スペインから広まって、ラテンアメリカでも人気のあるお菓子です。
スペインでは主にイースターの時期に食べられます。イースターとは、十字架にかけられたイエス・キリストが3日後に復活したことを記念する祝祭です。
日本ではまだそんなになじみのないイースターですが、トリハスを食べてその雰囲気を味わってみるのもいいかもしれませんね。
チュロス
チュロス無くしてスペインのスイーツを語ることなかれ。それほどスペインの生活に根付いたものだと言えます。
どんな小さな町にも1軒や2軒はチュレリアと呼ばれるチュロス屋があるほどです。とできたて熱々のチュロスに溶かしたチョコレートをつけて食べるのはまさに絶品!
朝早くには多くのスペイン人が朝食としてコーヒーとともに家の近くのチュレリアでチュロスを食べます。10時過ぎには職場近くのチュレリアで同僚と雑談しながら。お昼は自宅で食べてシエスタ(お昼寝)をとったあと、再び職場に向かう道中で小腹がすくのでチュレリアでまたチュロスとコーヒー。
合わせて1ユーロ程度しかしないので、とても気軽に楽しむことができるんです。そのためスペイン人はそれこそ時をかまわずチュロスを食べています。
トゥロン
スペインのクリスマスに欠かせないのがこのトゥロン。はちみつと卵白、砂糖にアーモンドや松の実といったナッツ類を加えて作る甘いお菓子です。
16世紀ごろにはすでに親しまれていたこの歴史あるお菓子は、トリハス同様にスペインからラテンアメリカやフィリピンといったスペインの旧植民地国にも広く普及しています。
クリスマスが近くなるとお菓子屋やスーパーマーケットには、積み上げられたトゥロンが山のよう。幅広いバリエーションがあるトゥロンですが、一番人気なものは表面が砂糖で真っ白な粉雪のような色をしています。
ホワイトクリスマスを思わせてくれるのもクリスマスに親しまれる理由かもしれませんね。箱入りで売られているものが多いので、お土産にも最適です。
まとめ
いかがでしたか?
どれもスペインでは定番ともいうべきお菓子。スーパーマーケットで買ったり、カフェで注文したり、どこでも手軽に楽しむことができます。
調理法も難しくなく、材料も日本で簡単に手に入るようなものばかりなので、ご家庭でもぜひ挑戦してみてほしいところです。
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