スペイン初心者におすすめしたい!マドリード三大美術館
- 公開日:
- 更新日:

西洋美術、美術大国と言えば、フランスを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
確かにパリには、ルーブル美術館やオルセー美術館、オランジェリー美術館など、世界的に有名な美術館が目白押し。印象派作品のファンにとっては、美術の聖地と言えるでしょう。
しかし、美術大国として忘れていけないのがスペインです。
実はスペインにも世界に誇る美術館がたくさんあります。特に首都マドリード中心地には小さいものから大きい有名どころまで合わせて25以上の美術館があります。
そんな美術館大国スペイン、特にマドリードには、三大美術館と呼ばれる、行く価値満点の美術館があります。
今回は、スペイン美術の特徴とマドリード三大美術館の魅力に迫りたいと思います。
スペイン美術の特徴
スペイン美術はヨーロッパの他の地域の美術と比べると特異な雰囲気を持っています。
北東にはヨーロッパ大陸が続き、西には大西洋、南には地中海、更にアフリカ大陸と外的影響を受けやすい位置にあるスペイン。
古くから多くの民族、宗教、文化がるつぼ化してきました。こうした環境がスペイン美術に特殊な混合様式を導入し、世界に誇れる作品を生み出してきました。
その代表はゴヤ、エルグレゴ、ピカソ、ダリなどです。どの画家も少し不思議で特異な雰囲気を持った作品が特徴です。
最初は掴みどころがないと感じる人も多いようですが、その不思議さには取りつかれてしまう魅力があります。
そんな魅力を感じるために、次にご紹介する三大美術館はマストです!
必ず行きたい!マドリードの三大美術館
プラド美術館
マドリードに来たら、まず外せないのがプラド美術館です。
こちらの美術館では、スペイン代表のゴヤやエル=グレコを初めとしたスペイン画家の古典絵画が目白押しです。
スペインだけでなく、隣接国イタリア、ポルトガルの画家たちの作品もあわせて8000点以上を楽しむことができます。
プラド美術館インフォメーションセンターに再度確認に行ったのですが、スペイン画家の作品は4,000~5,000じゃないかな~と言われ、インフォメーションセンターでもはっきりとした数字は分からないとのことでした。さすがスペインです。
その中でも一番有名な作品はゴヤの「裸のマハ(La Maja Desude)」。
当時厳格なカトリック教の影響下にあったスペインで、女性の裸を描いたことから、十数年後ゴヤは異端審議にかけられることとなります。
とても大きな美術館なので、全ての作品を見るには、急ぎ足で回っても最低2時間程度かかります。通常は3~4時間見ておいた方が良いでしょう。
【美術館情報】
- 住所:Museo Nacional Del PRADO, Calle Ruiz de Alarcon 23, 28014 Madrid
- アクセス:メトロライン2番(赤色)のBanco de Espana駅で降りて、徒歩10分
- 入場料:15ユーロ
- 開館時間:月曜から土曜は朝10時から夜8時、日曜日は朝10時から夜7時まで
- 美術館ウェブサイト:https://www.museodelprado.es/en
ここで嬉しいお知らせ!下記時間は入場料が無料です。
- 月曜-土曜:18時―20時
- 日曜、スペイン祝日:17時ー19時
しかし、人気の美術館だけあって無料の時間帯はかなり人が多いです。長時間ならぶ覚悟が必要です。※待ち時間2時間~
ティッセン・ボルネミッサ美術館
こちらの美術館では13世紀から20世紀にわたる7世紀間のヨーロッパの美術作品、約1,000点を堪能することができます。
スペイン作品はもちろんですが、この美術館では、他のヨーロッパでは滅多に見られない19世紀のアメリカ絵画も扱っています。
こちらの美術館では、美術作品を展示するだけでなく、美術知識に関する講義やワークショップ、講義やコンサートなど様々なイベントも行われています。
是非、足を運んでみたいですね。
【美術館情報】
- 住所:Paseo del Prado 8, 28014 Madrid
- アクセス:メトロライン2番(赤色)のBanco de Espana駅で降りて、徒歩10分
- 入場料:12ユーロ
- 開館時間:月曜は正午から16時、その他の曜日は朝10時から夕方19時
- 美術館ウェブサイト:http://www.museothyssen.org/
こちらも嬉しいお知らせ!月曜日は入場料が無料です。しかし、こちらの美術館も人気の美術館。長時間ならぶ覚悟をしていきましょう。
※待ち時間1時間半~
ソフィア王妃芸術センター国立美術館
19世紀末から現代に至るまでのスペインの美術作品を主に展示しています。
1990年に開館し、その2年後1992年には、スペインの芸術代表作、ピカソの「ゲルニカ」の展示が始まりました。
美術の教科書にも載っているので、知っている方も多いと思います。ゲルニカはドイツ軍のすさまじい空襲を描いた作品で、日本で最も有名なピカソの作品ではないでしょうか。
是非、見に行きたいですね。
【美術館情報】
- 住所:Calle Santa Isabel 52, 28012 Madrid
- アクセス:メトロライン5番(青色)のAtocha駅で降りて、徒歩5分
- 入場料:8ユーロ
- 開館時間:月曜から土曜までは朝10時から夜19時まで(ただし火曜日は休館日)
- 日曜日の午後14時15分以降は一部のみ開館
- 美術館ウェブサイト:http://www.museoreinasofia.es/en
まとめ
明るい雰囲気の印象派の作品も良いですが、不思議な雰囲気を醸し出す、スペイン画もとても魅力的ですね。スペイン美術はスペイン文化の代表の一つ。どれも行く価値ありの美術館ばかりです。
マドリードに来た際には、是非立ち寄ってみて下さいね。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
スペインで働くには?就職する方法と知っておくべき14つのこと
あわせて読みたい