ベトナムに移住!好きな国で、好きなことを仕事にしようと決めるまで
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好きなことを仕事にしたいのに、それをがまんしていませんか。がまんしているのだとしたら、本当にそうする必要があるのでしょうか。
私は以前、好きなことでは生活していけないと考え、挑戦できずにいました。しかし今は、大好きな国「ベトナム」で、自分の好きなことが仕事になるよう試行錯誤しています。
決して、毎月の収入は多くありませんが、目標に向かっての生活はとても充実しています。
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ベトナムに行くまでは好きな仕事に挑戦できなかった
絵を描いたり、お芝居をしたり、文章を書いたりと、ありとあらゆる表現が子どものころから好きでした。
自分の感じていることや考えていることを何らかの形にして人に伝える仕事がしたいというのが、小さなころからの私の夢です。しかし、本当にやりたいことを仕事としてなかなか選べない自分がいました。
安定を選び教師に
高校時代に進路を選択する際、美術の先生に「美大を目指すクラスに入らないのか」と声をかけられたのですが、私は就職を考え文系大学を目指すクラスを選んでしまいました。
そして、教員養成課程のある大学に進学し、小学校の教員に。収入が安定している公務員の仕事を選んでしまったのです。もちろん、教師もある種の表現者だと思うし、決してつまらない仕事ではありません。
しかし、私の中でもっともしたい表現方法であるかと問われると、そうではありませんでした。
その後も、一度は教師を辞めデザインの専門学校に通ったのですが、結局卒業後の仕事は教育関係の会社や、またしても小学校の教員でした。
高校時代に進路を決めたときからずっと、好きなことで生活しようとなかなか決心できない自分がいました。
ベトナムという、大好きになる国との出会い
教育関係の会社で仕事をしているときに、初めてベトナムのホーチミンを旅行で訪れました。近い、安い、料理がおいしい、雑貨がかわいい、そんな理由で休暇の旅行先をホーチミンに決めたのです。
このときは、 まさか自分が生活しようと思うほどベトナム好きになるなんて想像していませんでした。しかし、私はベトナムに到着し、1日でベトナムのとりこになってしまいました。
ベトナム人のくったくのない笑顔、東南アジアでありながらフランスの要素が混じり、どこか日本の家庭料理の味も感じさせてくれるベトナム料理、色彩豊かな街並み、誰もが驚くバイクの波。すべてが自分のからだにしっくりとなじみました。
その後4年間ほど、毎年1回ベトナム旅行をするようになりました。
好きな国で、好きなことを仕事にしようと決意
年に1回のベトナム旅行を続けていましたが、それはあくまで旅行。ベトナムという国に住もうとは考えていませんでした。
しかし、あるとき、度々ベトナムに行く私を見て父が言いました。「そんなに好きなら、ベトナムで仕事をすれば?」と。
ホーチミンの会社に就職
ネットで「ベトナム」「求人」といったキーワードを検索してみました。すると、予想以上にたくさんの求人情報が見つかります。
そして日本で就職活動し、ホーチミンの会社に就職することになりました。行動を起こしさえすれば好きな国で仕事ができるということに、私はこのとき気づいたのです。
父はまさか、本当に就職してしまうとは思っていなかったかもしれません。けれど、柔軟な発想を持ち、理解のある父に感謝しています。
仕事が好きになれず再び日本で教師に
無事にホーチミンの会社に就職することができ、憧れのベトナムライフスタート!といきたかったのですが、就職した会社の仕事が好きな仕事かというと、決してそうではありませんでした。
教師の方が、まだ自分に合っていると感じてしまう始末。どこで働くか、それは大切なことだけれど、何をして働くか、こちらはもっと大事なことだったのです。少なくとも、私にとっては。
その後、日本に戻り、再び教師になることを決めました。けれども、教師をしている間もやはりベトナムへの思いを断ち切ることはできません。ついつい、ベトナムのことを考えてしまいます。ベトナム旅行にも、もちろん行きました。
自由に動けるのに挑戦しないのはもったいない
そんなある日、ふと一つのことを思ったのです。
「結婚していない自分。守るものが何もない自分。そんな自分が好きなことに挑戦しないのは、とてももったいないことではないか」と。
通帳には多少のお金がありました。また、以前ホーチミンで働いた経験から、ひと月5万円程度で生活できることを知っていました。区切りのよい3月に教師の仕事を辞め、4月にベトナムへと旅立ちます。
もし子どもがいたら、おそらくこの選択をしていません。しかし、子どももパートナーもいない自分が好きなことをしないのは人生という時間の無駄遣いだと、今、私は思うのです。
ベトナムで「手描き地図」を作っています
さて、ここまで「好きなこと」という言葉を何度も使ってきましたが、私の「好きなこと」とは何なのでしょうか。少し、紹介させてください。
最初に、私は「ありとあらゆる表現が好き」と書きました。そしてその中でも、調べてまとめ、それをイラストと文で表現していくことが、とくに好きです。
現在は、ベトナムの首都ハノイに住み、ハノイの美味しいお店やかわいい雑貨の店を手描き地図にまとめています。今はまだ大きな収入にはなっていませんが、このイラストマップを使って仕事をつくりだしていきたいと考えています。
ベトナムの物価の安さもポイント
これは結果的なことなのですが、私が好きになったベトナムは、まだまだ物価の安い国です。日本料理のお店に毎日のように通うとなると話は異なってきますが、先に述べたように5万円もあれば1か月生活することができます。
私の場合、現在お金をあまり使わないので、ひと月の生活費は家賃も入れて3~4万円程度です。つまり、1年にかかる費用は50万円前後となるわけです。
50万円や100万円なら、日本で仕事をすれば1年から数年で貯金できる金額。日本で生活しているとすぐになくなってしまう額ですが、こちらなら数年、生活することができます。
その間に、自分のやってみたいことに挑戦することができるわけです。
まとめ~好きなことをしなかったときの後悔は大きい
私は今、ベトナムという大好きな国で、手描き地図を描くという好きなことをしています。はじめは「就職もせず、こんなことをしていていいのだろうか?」という不安もありました。
しかし、自分のやりたいことをやらずに死んでしまったときの後悔を考えると、そんな不安に怯えている場合ではありません。
たった1度きりの人生です。みなさんも、自分のやりたいと思うことを、自分の大好きな国でやってみてはいかがでしょうか。
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