海外求人サイトGuanxi

Guanxi Timesは海外就職・海外転職、海外で働くを身近にする情報メディアです。海外転職のプロが監修・運営しています。

南インドのコーチンに行ったら伝統舞踊「カタカリ・ダンス」を見よう

  • 公開日:
  • 更新日:
カタカリ・ダンス

私は南インドのバンガロールで仕事をしていました。日本に戻ってからも、ほぼ年に一度は大好きなインドへ里帰りしています。

バンガロールに住んでいた頃から、会社の人に「時間があれば、コーチン(同じ南インド)まで足を伸ばしてカタカリ・ダンスを見た方がいいよ!」とよく言われていました。

その時は機会がなかったのですが、それから2年後、コーチンに旅行をした時に見に行くことができました。

カタカリ・ダンスは派手なメイクアップと衣装で、大胆な太鼓の音と歌によって踊る男性的なダンスです。会社の人がおすすめしてくれただけあって、楽しい舞台でした。

今回はインドでおすすめのコーチンの伝統舞踊「カタカリ・ダンス」を紹介します。

カタカリ・ダンスとは

カタカリ・ダンス

インドには四代舞踊と呼ばれる伝統舞踊があります。

南インドタミル地方が起源のバラタナティヤム・ダンス、同じく南インドのケララのカタカリ・ダンス、北インドのカタック・ダンス、北東インドのマニプールのマニプリ・ダンスです。

歴史古く16世紀あたりから

その中で今回紹介するのは、私がコーチンで観たカタカリ・ダンスです。

「カタ」は物語で「カリ」は舞踊という意味だそうです。16世紀あたりから、ヒンドゥー教寺院の境内で祭礼の儀式の時に踊られてきたそうです。

演者は全て男性

演者は全て男性で、声を出すことはなく、パントマイムのように手や指の動きと顔の表情(特に目の動き)だけで、様々な感情や状況を表します。

力強い太鼓の音をバックに、激しい動きで踊るダンスです。

コーチンではいくつかの劇場でほぼ毎日上演が行われています。私が行った劇場は「ケララ・カタカリセンター」で、客席には多くの欧米人観光客がいました。

メイクアップからカタカリ・ダンスの舞台は始まる

カタカリ・ダンスのメイクアップ

私が観たのは夜6時の舞台でしたが、舞台が始まる1時間前から演者のメイクアップが始まります。このメイクアップの様子を見るところから、カタカリ・ダンス観賞のスタートです。

黙々と化粧をする演者さんを観客はじっと見つめます。静かに淡々と進んでいく様子は、儀式のようでもありました。このメイクアップは数年修行をして、やっとできるようになるそうです。

メイクアップは日本の歌舞伎に似ていて、とてもカラフルです。メイクに使われる色とりどりのパウダーは、天然の石やハーブから作られているそうです。

カタカリ・ダンスのメイクアップ

途中まで自分でメイクアップして、後は他の演者に仕上げてもらいます。

床には粉で模様を描く

粉で模様を描く

演者がメイクアップをしている間、観客の座っている床に絵が描かれます。

下書きなしで、パウダーやチョークのようなものを使って絵を描いたり、粉をふるいにかけるように床に落として模様を作ったりもしていました。

同じ絵はひとつとしてなく、床すべてに違う絵が描かれていました

通路や出入り口にも描かれているため、人が通るたびにせっかくの絵が踏まれて薄くなっていくのですが、そんなことも気にせず黙々と書き続けていました。

ちなみに、粉を入れてふることで絵が描ける「ふるい」が、劇場の入り口に売られていました。

カタカリ・ダンスの始まり

メイクアップが終わると、スタッフが手の動きの意味などの説明をしてくれます。手や指の動きとともに、目の動きはかなりの迫力があります

ダンスは二人の男性の太鼓とひとりの歌をバックに、男役と女役の二人が踊ります。

私が観た舞台のストーリーは、悪役の女性(黒い顔の人)が、善人である緑の顔の男性を好きになって、美しい女性に姿を変え彼を誘惑するというお話でした。

最後は本当の姿がばれて、女性はやっつけられてしまいます。

カタカリ・ダンス

こちらの黒い顔の人は女役(悪役)。向かって左側に太鼓を演奏する男性が二人がいます。向かって右側の男性は歌い手です。

カタカリ・ダンス緑の顔の人が男役です。右は美女の姿に変身した女役(悪役)です。

カタカリ・ダンスでは、「愛・笑い・怒り・哀れみ・嫌悪・恐れ・勇敢・驚き」の8つの感情を顔の表情と手や指の動きで表現するのですが、初心者の私にもどんな感情を表しているのかよくわかりました。

他のインド舞踊と比べると、あまり飛んだり跳ねたりと、大きく動き回るようなダンスではありませんが、メイクアップの様子や衣装も迫力があって楽しめます

まとめ

ケララ州コーチン発祥のカタカリ・ダンスは、メイクアップ・化粧・太鼓・歌・ダンスと、どれをとっても素晴らしい伝統舞踊でした。

まさに芸術と呼べるものです。セリフがないので、言葉がわからない観光客でも十分楽しむことができます。

ストーリーによって衣装もメイクも違うそうなので、私もまたコーチンに行くことがあれば観に行きたいと思っています。

カタカリ・ダンスを見ることができる劇場はどこもそんなに大きくないので、演者の息づかいが伝わってくるような近い距離で迫力のある舞台をみることができます。

コーチンに行くことがあればぜひこの「カタカリ・ダンス」を見に行ってみてください。

海外求人

あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)

インドで海外就職!日本人向けの求人と仕事の探し方ガイド

 

あわせて読みたい

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で
Erica

Erica

投稿者プロフィール

オーストラリアに子連れで大学留学。
8年滞在の後、シンガポール・インド滞在を経て、2007年帰国。年に一度はインドに里帰りするインド好き。インド生活、インドのことならおまかせください

海外暮らしのカテゴリ

ページ上部へ戻る