台湾で実際に働いて感じたメリット・デメリット
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アジアを中心に旅行してきた僕は、ある日ふと思いました。台湾に住んでみたい、と。それから早速、台湾で1年間勉強しながら働きました。
海外で働きたい、そんな方。台湾で仕事をしてみてはいかがでしょうか。正直、個人的にめちゃめちゃメリットを感じたので、おすすめの就職先なんです。
今回は台湾で働くメリット、そして包み隠さずデメリットもあわせて紹介したいと思います。
※1台湾元=約3円
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台湾で働くメリット
日本人に優しい
台湾の人は本当に優しいです。特に日本人に対して優しいです。台湾では、日本の文化や日本人に興味を持つ人が多く、日本人の僕はとても関心を持たれました。
テレビでも日本の番組がたくさん放映され、街では日系のお店もよく見かけます。日本語を話せる台湾人も多く、日本は台湾の人にとってあこがれる国の一つのようです。
僕は居酒屋で働いていましたが、日本人と友達になりたい、自分が勉強した日本語をしゃべってみたいなどの理由で来店してくれる人もいました。
日本文化がたくさん
距離が近く、日本人に対して優しい台湾では、日本の食べ物や製品、サービスがあふれかえっています。道を歩けば一定間隔ごとにファミリーマートがあり、道路をヤマト運輸のトラックが走っているのもよく見かけます。
三井アウトレットパークや新光三越など、日本人にはおなじみの商業施設も数多くあります。ユニクロ、無印良品、ファッションセンターしまむら、ドラッグストアのTomo’sなどもあるのです。
日本の商品や施設のあまりの多さに、ときどき「あれ、ここは台湾だっけ?」と疑ってしまうことがあるほどです。
海外で日本製品を使いたくなることもありますが、そうした時に全く困らなくて済むのが台湾です。
中国語を身につけられる
台湾で話されているのは主に中国語の北京語です。現地の人たちとコミュニケーションすることで、中国語を身につけることができました。
日本にいるときも本を読むなどして勉強をしていましたが、仕事で毎日、北京語を使うので、意外に早く言葉を覚えることができたと思います。
中国語は特に発音が大事です。実際に会話をしているうちに自分の発音の間違いがわかったり、新たな単語を覚えたりすることができました。
食べ物が安くておいしい
台湾の食べ物はとても安いです。それにおいしいです!
市場がいろいろな場所にあり、新鮮な食べ物を安く買うことができます。僕は果物などを市場で買っていました。
外食もリーズナブル
お昼ご飯は100元(約300円)あればお腹いっぱいになるまで食べることができます。僕は台湾で有名な雞肉飯をよく食べていたのですが、40元(約120円)。すごく安いです。
とても大きなチキンが入ったハンバーグ、これも40元ちょっと。2つくらいこのハンバーグを食べるとお腹いっぱいですね。
少しグレードを上げておしゃれなカフェやレストランで食事をすると、大きなサンドイッチにコーヒーやサラダがついて200〜300元(約600〜900円)程度です。和食もだいたい同じくらいの値段で丼ものやラーメンなどを食べることができます。
毎日3食そのレベルの外食ばかりだとさすがに高いですが、週1、2回の頻度で食べに行く分には、大きな出費と言うほどではないでしょう。
生活費が安い
光熱費
電気代の請求は2ヶ月に1回、台湾電力公司から郵便受けに請求書が届く形で通知があります。エアコンを使わなければならない夏と冬とで若干差がありますが、僕は2ヶ月で概ね175元〜355元(約530〜1,100円)程度です。
ただ、住んでいるアパートによって計算方法や納付の仕方が異なります。電気メーター一度でいくらというような換算で大家さんに支払う場合もあり、その場合は少し割高に設定されていることもあるようです。
水道代
こちらも台湾自来水公司から2ヶ月に1回、請求書が届きます。2ヶ月で150元(約450円)を超えたことはありません。
水道代も電気代と同じくアパートによって納付の仕方が異なるので、部屋を探す時に大家さんに聞いてみると良いでしょう。
交通費
僕が住んでいるのは台湾の新北市ですが、日常的によく利用するのはMRT(地下鉄)とバスです。
- MRT
1駅間の移動が20元(約60円)、ICカードを利用すれば台北MRTなら20%オフの16元(約50円)と、日本の半分以下。
これで結構な距離を移動することが可能なので、休日や空いた時間にのんびりどこかへ遊びに行くにはとても便利です。
- タクシー
初乗りは70元(約210円)です。250mごとに5元(約15円)追加、もしくは1分40秒ごとに5元追加となるのが基本料金です。深夜は基本料金に20元(約60円)が追加されます。
タクシーの乗り方は日本と一緒で、手をあげて止めます。タクシー配車アプリ「55688」で、自分のいる場所にタクシーを呼ぶこともできます。
- バス
台北のバスは15元(約45円)で乗ることができます。
さらに、台中市内なら「悠遊カード」が超便利!このカードを使えば乗った場所から10km以内の距離は定額運賃です。カードの値段はなんと100元(約300円)。日本にはないお得さです。これで、気軽にいろいろなところに行くことができます。
台湾のバスは、日本と違って待っているだけでは止まってくれません。手をあげて止める必要があります。みなさんもぜひ乗ってみてください。
初めて会った人ともすぐに友達になれる
台湾の人は初めて会った相手でも距離を置かず、遠慮なくしゃべりかけてきます。そのため、こっちも遠慮なくしゃべりやすいです。
日本のように、これ聞いたら失礼かな、嫌なこと言ってしまったかな、などと考えている人が少ないのか、すぐ打ち解けます。実際に僕もたくさんの友達ができました。
台湾で働くその他のメリット
たくさんの魅力がある台湾ですが、これ以外にもメリットはまだまだあります。詳しくはそれぞれの項目の下にあるリンクをクリックして本編をお読みください。
日本人であることが就職に有利
先に述べたように、台湾では多くの日本の商品やサービスが取り入れられています。日本語を扱うことができ、日本の文化を知っているということは、仕事を探す場合に有利になることがあります。
台湾の人にとって、日本と関わりのある仕事をする上では厄介なものでもある日本文化をすでに理解しているということは、日本人にとっては当たり前ですが、台湾では強みになり得ます。
残業が少ない
特別な場合を除き、基本的にはほぼ定時で退社します。日本のように、周りに合わせて残らなくてはいけない雰囲気はありません。
仕事の効率が上がり、プライベートも充実します。
医療費が安い
台湾で就業すると、健康保険に加入することができます。保険証を持って病院へ行けば台湾の人と同じように医療費の補助を受けることができます。
台湾の医療費は日本に比べてかなり安く、風邪程度であれば薬代を入れて診察料約150元(約450円)です。
台湾で働くデメリット
運転が荒い
タクシーやバスに乗っていると、よくこわい思いをします。カーブするときは基本的にあまり減速しません。ぎゅんと急カーブするので、乗っているとひやっとします。追い越し・追い抜きも多いです。
夜には信号無視で高速通過していく場面もよく見かけます。実際事故も多いみたいなので、ここは気をつけてほしいところですね。
空気が悪く街が汚い
空気が目に見えるくらい汚いときがあります。バイクに乗るときなど、みんなマスクをしています。長い間吸っていると健康被害がありそうなレベルです。
道にもタバコの吸い殻がいっぱい落ちているし、野良猫・野良犬などもよく見かけます。とても衛生環境が良いとはいえませんね。
いろいろとルーズ
南国特有の性格なのか、いろいろなところがルーズに感じます。注文したものが届かず、次もまた同じミスということがたくさんありました。待ち合わせの相手が時間通りに来ないことも多々ありました。遅すぎたり、早すぎたり、ドタキャンされることもありました。
それでも台湾の人たちの大らかな性格のおかげか、トラブルになりづらいのだと思います。きっと細かいことは気にしない人が多いのだと、自分なりに解釈しています。
台風がよく来る
僕が住んでいた時期に2度ほど台風に出くわしたことがあります。いろいろなものが飛んで来たり、屋根が吹き飛ばされそうになったりと、本当にこわかったです。
木が倒れることもめずらしくなく、結構な勢いの風が吹くので気をつけなければいけないなと思いました。
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まとめ〜なぜだかみんなで温かく応援してくれる
確かにデメリットもあります。でも、それを包み込んでしまう温かさが台湾にはあります。
日本から台湾に来て働いているのはすごい!とほめてお酒をごちそうしてくれたり、旅行に連れて行ってくれたり。友達やお客さんに会うたびに応援されて、なんて温かい国に来たんだろうと僕は思いました。
僕にとっての台湾はなんとなく「古き良き日本」という印象です。みなさんもぜひ一度台湾を訪れ、台湾人の心の優しさに触れてみてください。
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