タイでの就職活動にはトラブルが付きもの?大変だったこととその対策
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海外で働いてみたいけれど、日本とは文化も習慣も異なる国での就職活動は大変そうだと感じている人も多いのではないでしょうか。
実際のところ、私が働くタイでは就職活動はそれほど難しいことではありません。しかし、そこはやはり海外、思わぬトラブルも発生するもの。
私が実際にタイで就職活動して大変だったことと、トラブルを避けるためにどうすればいいのかを紹介します。
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タイでは公共交通機関を使っても無事に会社にたどり着けない
日本の中でも東京にある会社の場合は、電車や地下鉄の最寄り駅から徒歩圏内にあることがほとんどだと思います。
タイの企業はたとえ大手でも、バンコク市内から遠く離れた郊外にオフィスがあったりします。
数年前と比較して現在のバンコク市内は交通網がかなり発展したものの、東京と比較するとまだまだ道路や路線は整備されていない状況です。そのため、電車やバスで行けない場所にはタクシーで向かわなければなりません。
バンコク市内を走行するタクシードライバーは、チェンマイやイサーンなどの地方の出身者が多い傾向にあります。そのためバンコク市内の道路や場所を知らず、行き方がわからないと言われることがよくあります。
面接前に地図で場所を確認する
どういうルートで面接先まで行けばいいのか、地図を見ながら事前に細かく場所を確認しておきましょう。
タクシーに乗車するなら、当然タイ語で説明しなければなりません。タイ語に自信のない方は、事前に企業からタイ語で記された地図を送付してもらうようにしましょう。
タイでの面接、到着までに足をけがする可能性
企業の面接に行く際の服装は、スーツのセットアップに革靴やパンプスが通常のリクルートスタイルですよね。
タイの平均気温は30℃前後です。インナーは極力薄手のものを着用することをおすすめします。
そして、私が一番困ったのが靴選びです。タイの歩道は日本のように平らではなく、舗装されていないボコボコした状態の道路がほとんどです。
自宅からオフィスまで革靴やパンプスで行くと、到着するまでに足をけがしてしまう可能性もあります。オフィスの最寄り駅までの道のりは歩きやすい靴で行き、途中で革靴やパンプスに履き替えることをおすすめします。
タイのビジネスビザ取得はトラブルなしには進まない
私の場合は、全ての企業との面接が終了したタイミングで一度日本へ帰国しました。
採用結果の通知後、働きたい企業が決まったところでタイへと戻り、必要な書類を揃えてタイのビジネスビザを他国で取得するという流れでした。
トラブル1. タイ行きの飛行機に乗れない?
再びタイへ向かうために日本を出国する際は、日本の空港カウンターで帰りのチケットの提示が必要でした。
私はタイのビジネスビザをラオスで取得する予定だったので、ラオス行きのチケットを用意していました。念のため、事前に雇用先の会社にも、帰りのチケットが日本以外の国に向かうものでも大丈夫か確認しましたが、問題ないとの回答でした。
しかし、日本の空港でラオス行きのチケットを提示したところ、「日本へ戻るためのチケットがないので、これではタイに入国できない可能性が高いです。そのため、あなたを飛行機には乗せられません」と言われます。
空港職員の勘違い
これからタイで就労することも詳しく説明し、会社の書類も提示しましたが、空港職員は理解してくれません。
そこで、空港職員の上司を呼び、直接タイの会社の総務担当者と話し合ってもらうことにしました。空港職員の上司に再度一から説明したところ、先の職員の勘違いであることが判明し、無事飛行機に乗ることができました。
タイでのビジネスビザはタイ以外の国でしか取得できません。空港職員の中には、日本行きの帰りチケットがないだけで「入国不可」と勝手に判断する人も多いようです。
トラブル2. ビザの申請ができない?
こうして無事タイに入り、ビジネスビザ用の書類を揃えて今度はラオスに行きましたが、こちらでもトラブルが発生しました。ビザの申請書類の中に社判のない書類があり、ビジネスビザの発行ができないと言われたのです。
付き添いの方に何度も説明してもらいましたが、ビザを発行する職員の回答はダメの一点張り。そのため、またもやタイの会社の総務担当者へ電話連絡し、ビザ担当の職員と直接話し合ってもらうことにしました。
法律上は指摘された書類に社判はいらないとのことですが、ビザを発行する職員独自の判断でダメだと言い張っているとのこと。付き添いの方と職員の方で再度話し合い、無事ビザの申請を通すことができました。
担当者の連絡先を控えておく
タイのビジネスビザ取得はトラブル続きでしたが、会社の総務担当者の連絡先を事前に調べておいたので、問題もすぐに解決することができました。
ビジネスビザの取得は自分ではわからないことがたくさんあります。必ず事前に会社の総務担当者の連絡先を控えておきましょう。
まとめ~事前の備えが肝心
日本と異なる環境で仕事を探すことには何かと不安が付きものです。万が一トラブルが生じても慌てないためには、様々な出来事を想定し、事前に備えておくことが重要です。
入念な情報収集はもちろん、わからないことがあった時に誰に相談すればいいのかを把握していれば問題ありません。
しっかりと準備して就職活動を乗り切り、憧れの海外就職を実現させてくださいね!
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