香港は春と夏も見逃せない!春と夏のイベントまとめ
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香港の春、夏は降水量が多く、湿度、気温と共に高めです。一般的には、外では過ごしにくいと言われている季節です。
香港旅行は、降水量が少なく、気温的にも過ごしやすくなる秋冬がベストシーズンと言われますが、実は夏にしか体験することのできない香港があります!伝統的な行事、歴史と関係の深い行事など。今回は、そんな香港の行事をご紹介します。
復活祭(イースター)
香港では西洋と中国の祝日両方でお祝いをします。イベントが好きな人にとってはうれしいですよね。
西洋(キリスト教)の祝日であるイースターは、日本では春休みにあたり香港の学生は短期の休みに入ります。この時期に旅行をする香港人も多いのですが、日本では見られない光景を見ることが出来るかもしれませんよ!
ショッピングモールはイースターのデコレーションで飾られ、大きなウサギが置かれていることも。家族連れには写真撮影も人気です。もちろん店頭には、ウサギ型や卵型の日本では見られないチョコレートが並びます。
また、香港で主に信仰されている宗教は仏教、道教、キリスト教で、クリスチャンも多く見られます。教会も街中にあるので、この日の特別礼拝等に参加されるのもいい経験になるかもしれませんね。イースターエッグ探しなども子供たち向けに行われるところもあるようです。
時期:春分の日の後の「最初の満月の次の日曜日」に祝われる。年によって日付けが変わるため確認が必要です。
長州饅頭節(チョウシュウ島・饅頭節)
歴史ある伝統的なお祭りとして有名なのが長州島のこの饅頭祭りです。
この祭りの由来は漁民の守り神である「北帝」の誕生を祝う日という説や、漁に出ていて嵐で遭難して亡くなった方や、海賊に殺されて亡くなった村人の魂を鎮める日などといくつかの説があります。
週末は観光客で賑わいを見せる長州島ですが、この饅頭祭りの日は年に一度のこの祭りを観ようと更に大勢の観光客が押し寄せます。何百個という饅頭で作られた搶包山比賽(Bun Scrambling Competition)は圧巻です。
また、長州島の子供たちが歴史上の人物に扮した衣装を着て、高く持ち上げられて街を練り歩くパレードは有名で、国内外からも観光客が来るようです。暑い中繰り広げられるパレードの子供たちの様子に「頑張れ」と思わず声をかけてしまいます。
この日は島へ渡るための中環(セントラル)の フェリー乗り場は大混雑。 時間に余裕を見て島へ行かれることをおすすめします。
時期:旧暦4月5日から9日に行われます。毎年違うので確認必要です。
端午節
香港の家庭では、この日には家族で粽(ちまき)を食べ、河川や海岸で行われるドラゴンボートフェスティバルを見学に行く方が多く、会場は多くの人で賑わっています。
今やこのドラゴンボートフェスティバルは世界的にも大きなイベントとなり、訓練の成果を多くのチームが競い合っています。日本のチームも出ているんですよ。
また、香港の端午節の起源は、日本の「端午の節句」と同じ「端午」という漢字が使われていますが、由来は違います。
昔、皆から尊敬され愛された政治家が川に身を投げたことから始まります。民は悲しみながらも彼の遺体が魚たちに食べられないよう川に粽(ちまき)をまいたり、船から太鼓をたたいて、魚を追い払うようにしたのです。
それから、毎年その彼の命日に粽(ちまき)を食べ、船を出したという習慣が今のドラゴンレースになったと言われています。
今では、レストランで年中食べれる粽(ちまき)ですが、この期間に香港に来られるのであればなおのこと、是非食べてみて下さいね。
※ 旧暦5月5日に行われます。毎年行われる日が違うので確認が必要です。
香港返還記念日
毎年7月1日は、香港がイギリスから中国に返還された歴史的な日です。この日は、湾仔にある香港コンベンションセンターとエキシビジョンセンター前の返還記念碑において区旗掲揚の義(クハタケイヨウ・ 香港特別行政区の旗を掲げること)のセレモニーが行われます。
20年前、香港の返還は世界中からの注目の的でした。そして、これから香港という都市がどうなっていくのかを多くの人々が関心をもって見守ってきました。近年は大きなデモがあったりして、香港政府、中央政府から目が離せません。
これからの香港を見据えていくうえでも、この時期に香港に来られるのであればぜひ「この日の香港」を見て、感じてみてください。
※中央政府への抗議活動が行われることもあり、交通規制が入ることもあるので近辺の交通情報にはご注意ください。
番外編・ビーチへ行こう!
香港は金融センターとして、また、ショッピングの街として栄えてきました。近年では香港ディズニーランドも有名ですが、春夏の香港に来るのでしたらビーチもおすすめです。
中心地からも比較的行きやすい浅水湾(レパルスベイ)、石墺ビーチ(セッオービーチ)、深水湾(ディ―プウオータベイ)。島まで足を延ばせば、長州島やラマ島にもビーチはあります。
中心地は高層ビル群に囲まれた香港ですが、少しバスに乗っていくと緑豊かな山々が現れ、美しい海岸が現れます。それぞれ特色があり、違った表情を見せるビーチは必見です。
暑いのが苦手な方は、浅水湾(レパルスベイ)であればお洒落なカフェやホテルなども隣接されているので、そちらから雰囲気を楽しむのもいいでしょう。
まとめ
香港の暑さに耐えられないと夏を敬遠される方も多いですが、暑くても涼しい場所へすぐ避難できるのも香港のよいところ!?
一年中何かしらのイベントや行事がある香港のすべてを体験してほしい!香港在住20年の筆者は心よりそう思います。1年を通して室内は冷蔵庫のように冷えているところが多いので、夏でも薄手のカーディガンやシャツなどが必要です。
紹介させてもらったのはほんの一部ですが、香港で開かれている多くのイベント&行事を香港政府観光局のサイトで確認できるので宜しければ参考にしてくださいね!
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