台湾で愛される薬膳鍋、「薑母鴨」が美味し!台湾で漢方体験をしよう
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台湾には漢方を使った食べ物を食べ、「健康を維持する」「健康になる」という考え方が根付いています。元々、医食同源の考えが浸透している台湾では、日々の食生活から健康を意識している人が多くいるのです。
例えば、暑い台湾で、冷たいドリンクを飲む時に氷なしのドリンクを注文している台湾人を多く見かけることでしょう。この氷なしにも漢方の考え方がもとになっているのです。
台湾に来たら是非とも漢方料理も体験してみましょう。
記事の目次
台湾の「迪化街」は漢方系食材の宝庫
迪化街には乾物や漢方などをはじめ台湾伝統的な食材をあつかう老舗が軒を連ねています。また、観光地の一つにもなっており、最近はおしゃれなカフェや雑貨屋さんも多く、古き良きと流行が織り交ざった魅力的な街になりました。
台湾の昔ながらの雰囲気と最先端を体験するならここへ行くのがおすすめです。
ここでは、多くの漢方や薬膳が所狭しと並んでいるため買わなくてもワクワクすること間違いありません。漢方を日本に持ち帰ってもいいし、そのまま台湾でスープにしてみるのもありです。とにかく迪化街へ行ってみてください。
漢方系料理、おすすめは「薑母鴨(ジャンムーヤー)」
台湾には漢方系の料理は色々ありますが、その中でもおすすめは体の芯から温まりパワーみなぎる「薑母鴨(ジャンムーヤー)」です。これがまた美味しいのです。
「薑母鴨(ジャンムーヤー)」とはアヒルのショウガ鍋のこと。薑母鴨は鍋に大きな生姜と漢方、鴨を煮込んだ出汁に鴨の内臓関係や野菜をしゃぶしゃぶして食べるものです。
アヒルと鴨って違うんじゃないの?と思っている人もいると思いますが、実は同じものとして台湾では扱われています。薑母鴨は鍋に大きな生姜と漢方、鴨を煮込んだ出汁に鴨の内臓関係や野菜をしゃぶしゃぶして食べるものです。
薑母鴨を注文した時にセットになっているのは美味しいスープと出汁をとった際の鴨肉となります。たくさん食べたい人は追加注文もできます。内臓や野菜など追加注文してみると良いと思います。
この銀のおたまに肉をいれしゃぶしゃぶします。そのまま肉を鍋に入れるわけではないので、肉が迷子になりません。
肉が沈んで、箸で探す手間が省けます。
色が変われば食べごろです。
おすすめはコリコリの心臓と厚みのある肝臓で、どちらもクセなく食べられます。薑母鴨を頼むと壷?のような入れ物に肉が入って出てきます。これを炭火で更に温めますのでもうアツアツです。
野菜は鍋へ直接入れて、また内臓関係は網網のお玉に入れてお召し上がりください。また、お肉だけではなくスープも絶品です。クセが無く深みもあって更に体に良さそうな味わいで、クセになること間違いありません。
ドリンクスタンドでも漢方志向に基づく
台湾のドリンクスタンドでは砂糖や氷の量を自分で選ぶことが一般的です。
常夏の台湾ですが漢方では身体を冷やすことは万病の元と考えられていいます。そのため、台湾人は氷無しドリンクを注文するのです。
ドリンクスタンドでは敢えて氷無ドリンクをオーダーしてみましょう。オーダー方法はメニューを伝える際に去氷(チュービン)と言うだけで大丈夫です。
しかも氷を減らしても内容量は減りません。氷が無くなった分ドリンク量が自動で増量される、お得なオーダーの仕方なので、たくさん飲みたい人にもおすすめの方法です。
番外編、産婦の食事にも漢方の考え方が浸透している
その他、産後の産婦さんの食事にも漢方の考えが根付いています。月子餐(ユエズ料理)と呼ばれる産婦専門の食事もあります。
日本では産後多くの方が実家に帰りますが、台湾では産後1ヶ月間、産婦は何もすべきではないという考えもあり、産後のケアセンター施設(月子)に入る習慣があります。
相場は一日3,000NTD(約1万500円)~と安くありませんが(高いところでは1万NTD(約3万5000円)程度も)、そこでは産婦のホルモンバランスを十分に考えられた食事が「3食+おやつ」で提供されます。
こちらの3食+おやつにも漢方を取り入れた食事がふんだんに使われています。体の底から温まり、また産後の体力回復に役立つため、多くの産後の台湾人が利用しています。
まとめ
このように台湾にはいたるところに漢方の考えが根付いています。漢方というと古い、難しそう、美味しくなさそうなど思いがちですが、台湾に来たら漢方体験をするのも良いかもしれません。特に「薑母鴨(ジャンムーヤー)」はおすすめです。
気軽に漢方体験ができるのが台湾の面白いところの一つです。
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