中国での両替から銀行口座の開設方法まで徹底解説
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中国で生活するためには人民元がなければなにもできません。手持ちの人民元がない場合は、空港や市内で両替する必要があります。
今回は、両替の方法と銀行口座の開設方法についてご紹介します。
記事の目次
外貨両替
ホテルのカウンターや空港・市内の銀行で、日本円を含む外貨を人民元に両替することができます。市中では支店によっては対応できないところもあるので、フロントで両替可能か確認しましょう。
パスポートが必要になります。必ず持って行きましょう。
銀行のフロントで用件を尋ねてくるので、外貨両替をしたい旨を伝えると、係員が整理番号と専用の記入用紙を渡してくれます。記入できるところまで記入を終えて自分の番号が呼ばれるのを待ちます。
主な記載事項
- 氏名(パスポート記載のアルファベット)
- 住所(ホテル名など)
- 両替する日本円の金額
等ですが、窓口の人が分かる部分は埋めてくれるので、個人情報を記入してあれば大丈夫です。
自分の番号が呼ばれ指示されたときの提出書類
- 整理券
- パスポート
- 記入用紙
- 両替する日本円
を差し出します。係員が両替額を確認してきますので、間違いがないか聞いて確認しましょう。
当日のレートと手数料を差し引いた両替後に手元に来る金額が提示され、最終確認のため打ち出した伝票に署名すれば、手続きは終了。人民元を手にすることができます。
最後にパスポートを受け取り忘れないよう注意しましょう。
通貨レートの見方
中国では人民元を基準としているので、レート表示は100単位外貨当たりの人民元で表示されます。
例えば、上図の2016年2月5日のレート「5.5977」は、「100円=5.5977元」を意味します。
少ないが個人の両替商もたまにいる
北京では、10年ほど前まで外貨両替をビジネスとして行っていた個人両替商が街中に営業拠点を構え、正規の通貨レートよりも良い条件で換金して儲けていました。
しかし、2008年の北京オリンピックの頃に一斉摘発が行われ、今では姿を見る機会が減りました。
とはいえ、外国人がよく利用する銀行の前で、たまに個人両替商を見かけることもできます。
銀行のレートより若干いいですが、レートも交渉になるので、中国語に自信のある人は挑戦してみてもいいかもしれません。
銀行口座の開設方法
銀行口座の開設ですが、パスポートが必要となります。特にビザがなくても開設できるところが魅力的です。
必要書類
- パスポートのみ
両替の時と同様、銀行のフロントで口座開設したい旨を伝えると、整理番号とともに記入用紙を渡されるので、個人情報を記入して待ちます。
口座開設の際にできる無料オプション
- 携帯電話ショートメール通知サービス
- ネットバンキング機能
上記を無料で追加できます。
後から追加することもできますが、改めて手続きに来るのも面倒なので併せて追加しておくことをおすすめします。
ショートメール通知サービスを追加する場合、窓口で実際に携帯端末を用いて操作するので、端末は忘れず持参しましょう。(携帯電話は常に持ち歩いていますよね)
中国の銀行は通帳がありません
最近はペーパーレス化が進んでおり、キャッシュカードのみが発行され、日本のような通帳はありません。ネットバンキング若しくはモバイルバンキングで対応することが主流になっています。
手続き自体は5分で終了
確認の書類にいくつか署名をし、手続き自体は5分程度で終了します。利用者控えで受け取った資料は、なくさないよう大事に保管するようにしてくださいね。
中国の銀行は金利が高い
中国での銀行普通預金金利は0.35%と、日本の銀行と比べ高金利なので、長期的に生活を考えているのであれば開設して損はありません。定期であれば1年で2%前後になります。
また、口座情報スマホアプリと連動させておけば、ネットショッピングや市内での各種支払いが手軽にできるようにもなり、非常に便利です。少しずつ活用できるツールを増やし、北京生活を快適に整えていきましょう。
まとめ
両替も銀行口座の開設も難しいことはありませんので、ぜひ挑戦してみてください。両替する場合も日本国内でやるよりもレートが良いです。
定期預金も日本国内よりも良いので、中国の銀行口座を一つ持っているだけで」だいぶ違いますよ!
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