台湾で働く日本語教師の一日とは?移住後に日本語教育を勉強し始めた新米教師のタイムスケジュール
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台湾で日本人が比較的就きやすい職業の一つとして、日本語教師があげられます。大学や専門機関で日本語の教育法を学んだ経験がなくても、採用後に教師として働くための研修を行ってくれる学校や塾などがあるためです。
私はまさにそのパターンで、台湾に移住してから日本語教師として日本語の教育法を勉強し始めました。
そんな私が、台湾で日本語教師としてどのように働いているのか、一日のタイムスケジュールをご紹介します。
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記事の目次
台湾で働く一日:起床~朝食
AM8:00 起床
学校にもよりますが、私が授業をする日本語教室は基本的に午後2時以降に授業が始まります。そのため起床する時間は少し遅めです。もう少し遅くまで寝ていることもあります。
AM8:30 カフェや専門店で朝食
台湾には外食文化があります。早餐店(ザオツァンディエン)と呼ばれる朝昼食の専門店や町の食堂は、一品20〜30元(約80〜120円)からととても安く、一人暮らしならスーパーで食材を買って食事を作るのと、3食外食をするのとで大体同じくらいの値段になります。
台湾の一人暮らし用の部屋には基本的にキッチンがないので、料理をしたい場合は自分でクッキングヒーターなどを購入しなければいけません。
私は今のアパートへ引っ越したばかりの頃は自分で作っていました。でも、後片付けがないのが楽で、最近はもっぱらカフェや早餐店で朝ごはんを食べています。
※1台湾元=約4円
台湾で働く一日:朝食後の自由時間
AM9:00 掃除や洗濯などの家事
近所で朝ごはんを食べたら、家へ戻って部屋を掃除します。台湾のアパートやマンションでは一つ非常に恐ろしいことがあって、きちんと掃除をしないとあの家庭内害虫が入ってきてしまいます(掃除をしても入ってくることもあります)。
とはいえ台湾のアパートの床はタイル張りで非常に掃除がしやすいので、ほうきで掃いてモップをかければすぐ終わります。
また、台湾の一人暮らし用アパートには基本的に洗濯機を置くスペースがありません。洗濯をする時はアパートの近くにあるコインランドリーを使用します。
AM10:00 台北市街などへ遊びに
出勤までまだ時間があるので、台北市街へ遊びに出かけます。面白そうな観光地、レストランやカフェをあらかじめ調べて、効率よく移動できるようルートを考えておきます。
バスで出かける場合は、朝の7〜9時頃までは出勤時間で道路が混雑するので、余裕を持った時間設定をしなければなりません。
私の家から台北まではバスで40分ぐらい。10時に出てブランチを取ることもあれば、8時に家を出て北投まで温泉に入りに行くこともあります。
台湾で働く一日:出勤~授業
PM2:00 日本語教室へ到着、授業準備
授業の開始時間は日によって異なりますが、開始30分前くらいには日本語教室に入り、教案の確認や教材のチェックを行います。使用しやすいように机に並べておき、生徒が到着するのを待ちます。
PM2:30〜4:00 1対1授業、教育法の研修など
私が働いている日本語教室では、午後早めの時間帯は大人の生徒と1対1の授業を行うことが多いです。世間話をしながら前回の授業内容を復習し、それから本格的に授業を開始します。1対1の授業は1時間半です。
この時間に授業がない時は、日本語の教育法の指導を受けたりすることもあります。私はまだまだ新米の先生だからです。
PM4:30〜7:00 子どもクラスの授業
この時間帯になると、学校が終わった子ども達が日本語教室へやってきます。子どもたちのクラスは1コマ1時間。歌を歌ったり、ゲームしたりしながら日本語を覚えてもらいます。
1対1で勉強することもあれば、何人かの子ども達が一斉に授業を受けることもあります。子ども達と一緒に歌ったり踊ったりするのは大変ですが楽しいです。
PM7:30〜9:30 大人の団体クラスの授業
子ども達の授業が終わったら、次は大人の団体クラスの授業です。大人のクラスは1コマ2時間で、途中10分間の休憩を挟みます。
大人で日本語を勉強する生徒は、動機はさまざまですが自分から進んで勉強している人がほとんどなので皆とてもまじめです。なるべく日本の文化や習慣、行事などを紹介できるよう努めながら授業を進めていきます。
台湾で働く一日:終業~就寝
PM10:00 仕事終了、晩ごはん
授業が終わり後片付けを済ませたら、その日の仕事はすべて終了です。
私は時間を気にせずゆっくり食事をするのが好きなので、仕事の後に晩ごはんを食べることが多いです。早めにご飯を食べたい時は夕方5〜6時頃の空き時間を利用して食事をすることもあります。
たいてい職場の近くか自宅近くの決まった店で食べるので、店長さんたちとはもうすっかり顔なじみになりました。
夜市に出かけることも
また、仕事後に台湾名物の夜市へ行くこともあります。夜市は深夜12時ごろまで開いていて、それに合わせて周囲の店も夕方から営業を開始し夜遅くに閉まります。
屋台でさまざまな食べ物を少しずつ買って食べるのは、日本ではなかなかできない楽しみです。こんなに楽しい場所が夜遅くまで開いているのだから、台湾人に夜型人間が多いのもうなずけます。
PM11:00 帰宅、翌日の教案作成
食事をして帰るので、帰宅は少々遅めです。
帰宅後は翌日の授業の教案を作ります。夜のうちに終わらなければ翌日の午前中につづきを作ることもありますが、翌朝自分の時間を作るために、なるべくその日のうちに終わらせてしまいます。
AM1:00 ニュースなどネットを見てから就寝
やるべきことをすべて終えたら、後はベッドに横になって寝るだけです。寝る前に、日本のニュースや話題になっていることなどをチェックします。
個人的な興味もありますが、一番の目的は日本語教室の生徒さんたちに日本の出来事や流行を伝え、そのことについて一緒に話すためです。
ニュースや行事、果ては天気や子ども向けの歌に至るまで、すべてが日本語の教材となります。それらをどうやって授業に活かすか考えながら、毎晩眠りにつきます。
まとめ〜自分の生活と仕事を楽しく両立できる
授業開始時間が遅いため夜型になってしまいがちですが、日中に自由な時間が多いので、プライベートと仕事を楽しく両立できています。
私が勤務している日本語教室は授業開始時間が遅いためこのような生活になっていますが、勤務時間は学校によって異なります。夜型が嫌だという場合は、朝から授業のある学校を選択することもできるでしょう。
ある意味、自分の理想に合わせて勤務時間を選択できる自由な仕事といえるのではないかと思います。
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