アメリカ就職活動の最終ステップ、企業面接でよく聞かれることとは?面接攻略の基本
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アメリカでの就職を目指していろいろな会社に英文履歴書を送り、なんとか面接までたどり着けたとしましょう。その面接で聞かれるのは、一体どんなことなのでしょうか?日本の会社の面接と同じような内容なのでしょうか。
もちろん、聞かれることは会社によってさまざまでしょう。とはいえ、アメリカのローカル会社の面接は一般的にどんな内容で、どんな雰囲気なのか、少しでも知っておきたいですよね。
ここでは、それをご紹介したいと思います。
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記事の目次
アメリカの就職面接、スタートは自己紹介
以下のフレーズから始まる面接は非常に多いです。
「Tell me about yourself.(まずは自己紹介をお願いします)」
ここではもちろん、名乗るだけではありません。あなたがどんな人物なのかを長すぎず短かすぎず、しかしきちんと伝わるように述べるべき場です。
アメリカの履歴書には、基本的に職歴と学歴、スキルのみを記載します。そのため、あなたがどこの出身で、何歳で、どんな見た目でどんな人物なのか、面接官は面接のその日まで知らないのです。
手短に、かつポジティブに
この自己紹介の中で、自分がいつ、なぜアメリカに来て、何を目標としてこの仕事に就きたいのかを長所なども織り交ぜて説明します。
でも、長々と自分の歴史を語ってはいけませんよ。あくまで自己紹介なので、手短にまとめて話すことが大事です。また、必ずポジティブなアピールになるよう心がけましょう。
アメリカでは、特に就職の面接では「謙遜」は絶対に避けなくてはいけません。自分がどれだけ優れていて特別なのかをアピールする場であることを忘れないでください。
この「自己紹介」は必ずと言っていいほど求められるので、あらかじめ文章を作り暗記しておきましょう。
アメリカの就職面接、お次は質問攻め!なぜ、なぜ、なぜ?
自己紹介後は質問の嵐がやってくるでしょう。これは日本の会社の面接と変わらないですね。
「なぜ、この会社を選んだのか?」また、転職であれば「なぜ前の会社を辞めたのか?」転職の場合は特に、ここを結構突っ込んで聞かれることが多いようです。
アメリカでは転職はよくあることです。しかし、その理由が「前の会社に不満があったから」では、問題解決能力の欠如ではとネガティブな印象を与えがちです。
ポジティブな転職理由の例
そこで転職の場合は、ポジティブな要素を入れて回答するといいでしょう。
例えば、「今の会社は上司や同僚にも恵まれとても楽しいが、仕事内容はずっと変わらないので、もっと新しいタスクにチャレンジしたくなった」などです。
「何かが不満で辞めた」とするよりは、「新しい何かにチャレンジしたくなった」とした方が向上心もアピールでき、好印象を与えることになります。
ネガティブなエピソードも必要
とにかくポジティブに!とはいえ、ポジティブに答えにくいのがこの質問。聞かれる確率は高いです。
「今までにした大きな失敗は?」
つまり、ネガティブなことも話さなくてはなりません。学生時代の話でも前職の話でも何でもいいのですが、これまでの失敗を披露する必要があります。
そして、その後に必ず聞かれるのが「その失敗をどのように解決しましたか?」です。対応力を見られているのですね。
これらはセットで聞かれることなので、準備しておいて損はないと思います。
質問が分からないときは?
面接中、分からない質問があったとします。その場合「分かりません」だけではなく、「それはどういうことですか?」「それは〇〇ということでしょうか?」などと尋ね、コミュニケーションを取ることも大事です。
面接に正解はありません。答え合わせをするわけではないのです。会話を通じて「つまらないやつ」ではなく、「一緒に働きたい人」になることを目指しましょう。
アメリカの就職面接、ブレずに答えたい「仕事の哲学」
その他にも、「あなたの仕事の哲学」のような、仕事の仕方や問題が起こった場合の対処法などもよく聞かれます。
例えば、
- いくつか重複したタスクがあった場合、どのようにその優先順位を決めますか?
- あなたにとって、仕事をする上で一番大切なこととは何ですか?
- あなたのキャリアゴールは何ですか?
などです。
「あなたの仕事の哲学」を尋ねる質問の表現は、会社によって実にさまざまです。そのため、どんな表現で聞かれてもブレない「自分なりの仕事の流儀」をしっかり持っておくことが大切です。そうすれば、落ち着いて淀みなく答えることができるでしょう。
アメリカの就職面接では雑談も大事なアピールタイム
仕事についてのプロフェッショナルな知識、就職・転職動機、仕事への姿勢などの質問の他にも、結構あなどれないのが「雑談力」です。
small talkはアメリカ社会のマナー
雑談を「small talk」といい、アメリカではこの雑談ができることはとても大事なスキルです。大学の就職カウンセリングでも、その相談窓口があるほどです。これはアメリカの文化です。
日本では目上の人には気軽に話しかけてはいけないという向きもありますが、アメリカでは何も言わずじっとしていると「何を考えているか分からない」とされ、敬遠されます。
もちろん空気を読むことも大事ですが、上手くコミュニケーションが取れない人は仕事ができない人と見られます。独りよがりに仕事を進めるのではなく、適度にフレンドリーさをアピールすることが求められるのです。
面接でも気の利いた雑談を
例えば、面接部屋に通される途中、または面接後などのちょっとした隙間時間にも、この「small talk(スモールトーク)」は必須です。
「今日は天気がいいですね」でもいいのです。逆に、何かそのような話を振られたら、そこから少しでも話を広げることも大事です。長く深くなりすぎず、決して気まずい雰囲気を作らず。切り上げ方もスマートだと、よりパーフェクトでしょう。
small talkはあなたの「洗練度」を表します。どんな人とでも当たり障りのない会話がちょこっとでき、しかもそこにユーモアやあなたの持つ知識をちりばめたりすることができれば、それはとても強みになります。
雑談力も評価の対象
small talkはしっかりと、そして、さりげなく。コミュニケーション能力に問題がないことをアピールしてください。
面接では、受け答えに加えて雑談力や立ち居振る舞いなどももちろんチェックされています。会社は、仕事の能力を備えているのはもちろん、「一緒に仕事をしたい」と思える人を探しているのですから。
アメリカの就職面接で最後に必ず聞かれること
面接の最後には必ず、100%聞かれることがあります。
「Do you have any questions?(何か質問はありますか?)」。
ここでは絶対に、何でもいいので質問をすることです。できれば2つから3つできるといいでしょう。ここで何も聞かないのは「あなたの会社に興味がない」と言っているようなものです。礼儀としても質問をすることが大事です。
気になることは遠慮なく聞く
気をつけなければならないのは、面接中に説明されたことをもう一度聞いてしまうことです。「さっき言ったよね?」となってしまい、話をよく聞かない人という印象を与えてしまいます。
しかし、説明されたことに疑問があったり、さらに詳しく聞きたいことがあったりすればどんどん聞くべきです。この「逆質問タイム」は「どれだけあなたの会社に興味があるか」を示す場だと思ってください。
そして、最後はしっかり目を見てお礼を伝え、握手をして終わりましょう。
まとめ〜「一緒に働きたい人」に映る自己表現を
アメリカでも、日本の面接と同じような質問は多いですね。仕事に対するブレない姿勢があれば、どんな質問も切り抜けることができるはずです。
ただ、日本人がとにかく注意しなければならないのは、やはり自己アピールです。アメリカでは、謙遜はありません。自分に何ができるか、自分にしかできないことは何かをしっかりと、多少盛ってでも自信を持って堂々と伝えることが大事です。
small talkも忘れずに、「一緒に働きたい人」を目指して頑張りましょう!
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