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働く理由はひとそれぞれ、中国で就職することを選んだ4人の理由

働く理由

海外で就職する理由は人それぞれです。

中国には多くの日本人が仕事で来ていますが、そのほとんどが日本本社から派遣されてきた駐在員の立場であり、自ら進んで中国に来たという人は少数派です。

今回は中国で働いている方々の実例をもとに、中国で就職するにいたった経緯をまとめてみました。

早速、見ていきましょう!

中国系エンジニアリング会社勤務、Sさん(20代、男性)

中国系エンジニアリング会社勤務

Sさんは大学卒業後、日本の大手商社に勤めていました。

当時から中国には強い憧れを持っていて、いつか中国で働きたいと考え、社内でも中国関連案件を担当したいという希望を出し続けていましたが、3年が経つ頃、希望する中国関連部署への異動は難しい状況になっていました。

チャンスがないなら、チャンスを作りに自ら中国へ行くとの思いで、Sさんは退職を決意。

中国に移住し、語学学校に通いながら直接現地で仕事探しを始めます。

1年間語学を勉強する一方で、大学の同窓会や異業種間勉強会、同業者交流会等に積極的に顔を出しては人脈や情報集めに取り組んだ結果、日本留学帰りの中国人社長と知り合い、意気投合して彼の会社で働くことになりました。

日系コンサル会社勤務、Tさん(20代、男性)

日系コンサル会社勤務

Tさんは大学で中国語を学び、卒業後は中国語を使って仕事をしたいと考えていました。

学部卒業後の進路を決める時期になると、中国語で仕事をするためには語学力を高め、現地のことを理解しておきたいとの考えに至り、中国への留学を決意。

1年間の語学留学のつもりでしたが、中国政府奨学金に応募したところ運よく合格し、北京の大学院へ進学する機会を得られ、更に3年間修士課程で学び論文を書くことになります。

卒業後の就職を考えるにあたり、せっかくの現地経験を活かして仕事をしたいとの思いから、現地での就職を検討していたところ、論文執筆のためヒアリングで訪問した会社でインターンシップに誘われ、論文執筆のかたわら現場での経験を積み、卒業後はその会社で正社員として働いています。

大学教員、Mさん(30代、女性)

大学教員

Mさんは幼少より書に親しみ、日本の大学学部以来書道を専攻していました。

その専門性から中国との係りは深く、修士課程在学中に中国留学を経験、その後、中国の大学院で博士号を取得した後、現地の大学で教職に誘われる形で就職し教師として活躍しています。

大学教員のMさんについては、前者2名とは異なり、「外国人専門家」という形で「就業証」とは別の「専家証」というものが発行され、この証書に基づいてビザ・居留許可証を取得しています。

このように、特殊技能(特に学術・芸術関係)の場合、専門家として中国で勤務する方法があります。

日本語教師、Kさん(30代、女性)

Kさんはもともと、中国はもちろん外国への興味関心はそれほど高くなく、大学卒業まで中国への接点はほとんどありませんでした。

そんなKさんが中国に触れるきっかけは就職後です。Kさんが入社した貿易会社は中国とも深い結びつきがあり、中国国籍の方も制写真として多く働いていました。

それまでKさんは、中国に対してあまり良い印象が無かったそうですが、同僚の中国人と触れるにつれ、徐々に見方が変化してきたそうです。そんな折、中国に出張で出向く機会があり、1週間ほどの滞在ですっかり魅了されてしまったそう。

帰国後、中国の支店に転勤することはできないか上司に尋ねたそうですが、Kさんのキャリアでは難しいと言われてしまいました。確かに、その時のKさんは中国語も「こんにちは」と「ありがとう」の2言が言えるだけでした。

それでもあきらめられなかったKさんは、中国語が話せない状態でも出来る仕事は無いかとリサーチをはじめ、たどり着いたのが日本語教師という選択肢でした。

日本語教師になるには、以下のいずれかの条件を満たしていなければなりません。

  • 大学で主専攻または副専攻の日本語教育科目を履修し、卒業していること
  • 日本語教師養成講座において420時間以上の教育を受けていること
  • 日本語教育能力検定試験に合格していること

平日は全時間の仕事をしているKさんにとって、最も現実的な方法は、日本語教師養成講座を420時間以上受講するというものでした。通学制のスクールを見つけ、仕事と並行しながら勉強を続け条件をクリアしたKさん。

家族には反対されたそうですが会社を辞め、中国の大学が実施する外国人向けの中国語コースを受講するために、中国に移り住むことにしました。1年間そこで学んだあと就職活動を始め、現地企業が経営する中国人向けの語学学校で日本語教師として働くようになりました。

実際に日本語を教える以外にも、事務作業やパソコンでの作業もあるので、前職の経験も役に立っているそうです。

まとめ

今回取り上げたケースはいずれも、中国に対する強い思い入れが根底にあり、留学等の現地での準備期間の中で模索しながら、現地でつながった縁がきっかけで仕事を見つけている方、ふとしたきっかけで中国への興味を持ちアクションを起こした方など、きっかけは様々です。

このほか、市場としての中国に魅力を感じて中国に来た人の多くが、自ら会社を立ち上げてビジネスを展開しており、その場合中国現地に来てから会社設立の期間も短いのが特徴です。

やりたいことが明確であるならば、中国で自ら会社を立ち上げるのも方法の一つかもしれません。

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