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台湾の日系企業に転職! 語学力も人脈もなかった私が30代で海外転職に成功するまでの道のり

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台北101

今、私の目の前には東京タワーではなく、青い空をバックにそびえ立つ台北101が見えています。

ここは、台湾の首都台北のランドマーク101近くのビジネスオフィス街の一角。有名企業や外資系企業も多く、西欧系の人たちも闊歩する、東京でいうと港区のようなエリアです。

そんな場所にある高層ビル内のオフィスでスーツに身を包んだ私は、日系コンサルティング会社でコンサルタントアシスタントとして働いています。日本から来台する某企業とのミーティング準備のため、ただ今PCとにらめっこ中。

東京でOLとして働いていた30代の私が約1年半で台湾就職の夢を実現させた、その道のりを振り返ってみたいと思います。

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台湾転職する前は一見、順風満帆な東京OLライフ

東京タワー

台湾に来る前の私は、東京にある中規模IT企業で働くOLでした。

大学卒業時に就職氷河期の終わりにぶち当たり、専攻が文系だったこともあってか思ったような就業先が見つかりません。そこで、時間稼ぎも兼ねて大学院へ進学。期せずして学歴はハイスペックとなりました。

大学院を修了し、ラッキーなことにIT系企業の営業職に内定。職場は全面ガラス張りのおしゃれなオフィスで渋谷に近い好立地!当時はまさに旬のIT業界、実際は肉体的にも精神的にもキツい新規開拓の仕事にも関わらず、表面的には順風満帆なOL生活を開始したのでした。

次第に心身ともに疲労

正社員職になかなか就くことのできない派遣職の友人や、地味なお堅い業種に就職した友人からはうらやましがられたものです。

営業職を経て、その後マーケティング職の部署勤務となりました。仕事内容は決して楽とは言えません。最初は根性で乗り切っていましたが、年を重ねるとともにだんだん疲労を感じるようになってきました

その疲労を癒しストレスを発散するため、「自分へのごほうび」と称して給料の大半をブランドものの服やカバンなどに……。物には恵まれましたが、精神的には満たされないシティーライフを送っていました。

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転職しよう!自分の人生を本気で考え始めた

満たされない毎日を過ごしながら、仕事の環境が変わったら人生も変わるのではないか?とふと思いたち、早速転職活動を開始しました。

都内で、そこそこ有名な企業で、おしゃれで、給料も良くて、何かやりがいを感じられる会社で、今と同じような仕事がしたい。持ち前のワガママ女子ぶりを発揮しながら応募を重ねました。

とはいえ私は、それほど名前の知られていない小さな企業勤務、営業もマーケティングも駆け出し、出身は文系、容姿も今一つ、年齢もそれほど若くない普通のOLです。転職市場では大した特徴もなく、転職活動の成果はさっぱりでした。

自分の強みは何?

そんな中、転職や独立をしていく同僚も多く、ふと気づくと社内ではあと少しで古株になるくらいの勤務年数となっていました。

転職や独立ができる同僚と自分は何が違うのか、もう少し自分の強みをつくれないものなのか。ちょうどその頃付き合っていた彼氏に別れを切り出されたのもトドメでした。

「今の私には価値がないのか……。何かアクションを起こさないとこのままで人生終わるかも」。そんな危機感から、それまで慣れ親しんだ環境からの脱却を本気で考え始めました

海外に転職するという選択肢、グッバイ東京タワー!

飛行機

他の人と違う強みといっても何ができるんだろうか。折しも、知人の何人かが海外へ移住することになりました。仕事を得たから、結婚を機に、など理由はさまざまでしたが、皆いきいきとして何だか楽しそうに見えたんです。

海外移住というと、何しろ特別感があります。知人たちは私に強いインパクトを与えました。「私もこんな風に海外でカッコよく過ごす女性になってみたい……」。

その瞬間、私の中で何かが大きく弾けました。どうせ転職するなら、丸の内や渋谷、名古屋、大阪などだけではなく、海外だって選択肢の一つ!

その日から、私の海外への転職活動が始まったのです。

世界のどこを狙うのか

とはいえ、海外には、移住したばかりの忙しい数人の知人以外には特にコネもない、語学だって特筆すべきレベルじゃない、ワーキングホリデーを利用できる年齢じゃない……。ないないづくし、さてどうしたものかと思案しました。

あまり遠くの国にいきなり行く度胸はないので、行き先は日本からも近いアジアに決定

ただ、シンガポールやマレーシアは少し遠いし、香港は治安が悪そうで怖い。インドネシアやカンボジアはまだまだ発展途上国と聞くし、タイは辛いものが食べ続けられないので無理、などと取捨選択した結果……。

ふと思い浮かんだ台湾

日本から近くて治安が良いと女友達がベタ褒めしていた台湾が頭に浮かびました。面積もコンパクトだし、タピオカミルクティーはおいしい。台湾で働いてみるのも、いいかも……。

下見を兼ねた旅行で、日本と大きく違わない街並みや親切な人達と遭遇し、海外就業ビギナーの転職先としてはピッタリだと確信を持ったのでした。

台湾転職活動の最初の壁「コネ・語学力・専門スキルなし」

とはいえ、どうやって台湾を目指した転職活動をすればいいのでしょうか。知り合いがいるわけでもありません。

中国語ができないと選択肢が限られる

さすがに、まったく中国語が分からないと転職活動は厳しいだろうと考え、週1回のペースで中国語レッスンに参加したり、台湾映画のDVDをレンタルして鑑賞したりと徐々に準備を開始しました。

ネットでの転職活動も行いました。海外転職を考える人向けの仕事紹介サイトや、アジア圏の就職情報がたくさん掲載されているサイトなどにはすぐに登録し、情報収集。

しかし、アジア圏でも小さな独自マーケットである台湾の就職情報は数が非常に少なく、見つけたと思っても高い語学力が応募条件なので、私には応募すらできない求人ばかりでした。

日本在住のままではより厳しい

業を煮やした私は、手っ取り早く旅行がてら台湾現地の日系人材紹介会社へ行き、情報収集を兼ねて応募できそうな仕事はないか聞いてみることにしました。

しかし、意気揚々と人材紹介会社へ向かった私が直面したのは厳しい現実でした。語学力はやはり必要。そうでなければ、特別なスキルや経験を持っていることが必須です。

それに、すでに台湾で働いている、もしくは語学留学などで滞在している日本人がいれば、そちらが採用される可能性が高いということでした。企業によってはSkype面接でしたが、必ずしも応じてくれるとは限りません。

ということは、東京にいながらにしてブランクを開けずに海外へ転職するのはやはり難しい。私の転職活動は早速壁にぶち当たったのです。

台湾就業のチャンスが突然目の前に!これって奇跡かも?

転職活動が振り出しに戻り、少し落ち込みます。代わり映えのしない日々を送る中、ネットで「台湾 就職」「台湾 転職」などと検索することだけが日課のようになりつつありました。

やはり、語学留学しながら転職活動しないと無理なのかな、でも語学留学はお金がかかりそうだな、などと思案しながら、検索結果をふと見ると……。某団体の主催しているアジア圏での就業訓練プログラムが検索結果に現れたのです!

仕事経験の浅い日本人が対象で、アジア圏の企業に短期間インターンシップ生として在籍し、海外のビジネスについて学ぶことができるプログラムでした。

無謀とも思えるけどチャレンジするしかない!

参加するためには試験や審査がありましたが、参加条件はそれほど高くはないようでした。そして、なんとプログラムでの滞在先の一つに台湾があるではありませんか!しかもプログラム期間中は、滞在費の一部を援助してもらえます。

「これを逃したらもう次のチャンスはないかも……」

まだ自己紹介もおぼつかない程度の語学力レベルで無謀とも思えるチャレンジですが、このプログラムに挑戦してみよう!と決めました。いつ終わるか分からない私の転職活動に光が見えた瞬間でした。

中国語の猛勉強とともに転職準備開始

働いていた会社を辞め、プログラム生として転職準備を本格的に開始。プログラムでは台湾現地の実際の勤務風景を見ることもでき、すでに台湾で働いている日本人とコミュニケーションを取るなど情報収集に努めました。

プログラム終了後の夜の時間は、語学学校で中国語のレッスンを猛スピードで受けます。プライベートレッスンを詰め込み、中国語に触れる機会を多くつくるよう努力しました。

また、朝は少し早めに起床し、プログラム開始前の時間を利用してテープを聞いたりしながら復習・予習することを心がけました。

台湾転職までの遠い道のり、一難去ってまた一難!

プログラムはわずか数カ月。台湾に無期限に滞在できるわけではないので、必死になって転職活動を行いました。その中で、周囲にいる日本人にどうやって台湾で仕事を得たのか聞き回りました。

多くの人は、駐在で台湾に赴任した、台湾人との結婚をきっかけに台湾に来て仕事を得た、結婚を前提に来て仕事を得たなど、単身乗り込んで仕事をゲットしようと考える私とはまるで異なる環境でした。

就労ビザ取得のハードル

台湾人との結婚で滞在する場合は「配偶者ビザ」となり、雇用主にとっては手続きなどの雇用のハードルが低くなります。

一方、単身乗り込んだ私の場合は「外国人の台湾への招聘雇用」となるため、雇用主に外国人向けの就労ビザを申請してもらう必要があります

しかし、就労ビザは発行されるまで1カ月ほど時間がかかることや、外国人雇用の場合は現地の平均給与よりも高めの最低給与が定められていることなどがあり、雇用主からすればそれだけの手間とお金をかけて招聘・雇用する価値のある外国人でなければ雇う意味がありません

またも希望が消えかける

しかも、これまで経験してきたマーケティングや企画と同じ内容の仕事を台湾でも希望する場合、私のつたない中国語力だと不十分だということがわかったのです。

そういえば、日本ですらこれらの職種には高度なコミュニケーション能力や語彙力が必要だった……と青くなる私。どうしたものか。

せっかく台湾にわずかの間でも滞在するチャンスを得たのに、プログラムが終わったら日本に帰ることになるのでしょうか。絶体絶命の大ピンチです!

台湾転職決定、ついに夢がかなった!

なかなか転職先が決まらない中、あることを思いつきました。当時は日系企業の進出ブーム。もしや、進出をサポートする会社であれば、日本人クライアントを相手に日本語をメインで使いつつ、企画的な仕事もできるかも……?

早速ネットで検索を始め、台北市内にあるいくつかの日本企業進出支援企業をピックアップすることができました。

ここ台湾にいてすぐに会いに行くことができるのが、他の転職者と唯一違う私のアドバンテージです。それを今こそフル活用すべきだ、直談判しよう!と考え、ピックアップした企業に直接、仕事を探している旨の連絡を入れました

その結果、大変幸運なことに、ほぼ熱意と勢いだけが先行している私を買ってくれる企業と出会うことができたのでした。

大学院修了の学歴が役に立つ

台湾で就労ビザを取得する条件として、大学・高校卒業の場合は卒業資格に加えて日本での一定数の就業経験年数も必要となります。

私は、すでに日本での一定期間の就業経験があり条件をクリアしていたのに加え、その就業経験が途切れていないことと大学院修了という経歴からハイスペック外国人と認識され(実態はやや異なりますが)、就労ビザが取得しやすそうな条件が揃っていたのです。

日本での就職ではほぼ役に立った記憶のない大学院修了の学歴ですが、台湾に来て大変役に立ちました。

また、わずかながら台湾での滞在経験があること、台湾が好きになったこと、語学学校に行き言葉の習得に励んでいることなどの前向きな姿勢が評価され、ついに転職の夢がかなったのでした!

不可能に思えた台湾転職を実現させた自分に自信

「どのくらい台湾にいらっしゃるんですか?」。日本から来台されたお客様から、名刺交換の後に必ずといっていいほど出る質問です。

「いえいえ、まだ来たばかりですよ」とニッコリ笑顔で返答すると、「でも、海外でバリバリ仕事してるなんてすごいですね。なんかかっこいいですね!」。大体、こんなコメントをいただきます。

東京でOLをやっていた時の私と、今の私が確実に違うところ。それは、難関で実現不可能に思えた「海外で働いて生活する」という夢を実現させた、その自信だと思います。

今振り返ると、特に何か不自由を感じていたわけではないものの、満たされない毎日を送り不安になっていた自分には自信がなかったのだと思います。

台湾で働いて日本とのビジネス習慣の違いを実感

台湾

新たな職場では、

  • 空気を読まない
  • すべてを口に出して言わないと状況を把握しない
  • 例え周囲に迷惑をかけても自分の主張を貫き通す

など、日本人とは違う感覚を持つ同僚やクライアントとコミュニケーションを取らなければなりません。

例えば、クライアントが急いでいる場合、日本ではなんとか要望に応えるためサービス残業をしてでも対応しますが、台湾の同僚は例え対応が途中でも定時でさっさと上がってしまうことがあります。

まとめ〜チャレンジの先には刺激に満ちた日々が待っていた

海外で働けば、日本の仕事で普段直面するのとはまったく異なる問題が起き、当然それを解決しなければなりません。また、自信を持って確固たる態度で臨まなければいけない場面にも多々遭遇します。

要は、チャレンジだらけの毎日なのです。

でも、その分、毎日いろいろな意味で驚きとドキドキが絶えません。台湾に来てやっぱり良かった!台北の101を見ながら今日もしみじみと思うのです。

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