アメリカ転職を成功に導く方法とは?経験者が教える具体的な転職活動
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海外、中でも夢の国アメリカで働いてみたいと考えている人は多いと思います。でも実際、アメリカで仕事を見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。
私はアメリカの日系企業に転職しました。その実体験をもとに、アメリカに転職するための準備や具体的な転職活動方法など、これから転職しようと考えている人に役立つ情報をお伝えします。
希望のアメリカ転職をかなえるための参考になれば幸いです。
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記事の目次
アメリカ転職活動前の準備:履歴書作成と自己分析
履歴書作成
一番大切なことは履歴書の更新です。今までの経験を振り返り、資格も含め丁寧に記載しましょう。
アメリカへの転職にはどうしても英語の履歴書を用意する必要があります。最初は時間がかかりますが、いったん作成してしまえばあとは追記するだけなので、まず英語履歴書に取りかかりましょう。
英語があまり得意でないということで翻訳サーチを利用し、日本語履歴書をコピーペーストしようと考える人もいるかもしれませんが、これはすぐにばれてしまいます。高度な表現ではなく、自分が読んでわかる表現で地道に記載することをおすすめします。
日系企業では英語履歴書に加え、日本語履歴書も求められることがあるので、両方準備しておくと万全です。
自己分析
もう一つ大切なことは、自分のこれまでの社会人生活を振り返り、何が一番セールスポイントになるか自己分析をしておくことです。
今までの就職先ではどのような経験を積んできたのか、またどのような資格を取得して、そのおかげでどのようなプロジェクトに携わることができたのか。
自分の強みを自分自身で把握することにより、面接相手にも説得力のあるアピールができるようになります。
アメリカの転職先の探し方
転職エージェントを利用
アメリカの転職情報を多く持っているのは、やはり海外を専門とした人材紹介会社です。
日本国内専門の人材派遣会社にももちろん海外の転職情報は集まりますが、海外を専門にする人材派遣会社の情報網は広く、エリアごと(例えば東海岸のニューヨークや西海岸のロサンゼルスなど)に転職情報が集まっています。
働きたい、または移り住みたいエリアを絞り込むことで具体的な転職情報を得ることができると思います。
そのほか、アメリカに住んでいる友人や知り合いに問い合わせてみるのも一つの方法です。
ビザサポートの有無を確認
転職情報で気にすべき点として、転職先の会社にビザサポートがあるかどうかということが挙げられます。
アメリカで働くには、アメリカ国民や永住者以外は就労ビザが必須になっています。近年は移民政策の転換により、ビザ発給が厳しくなったり発給に時間がかかったりすることがあります。
そのため、そのような手続きをためらい、ビザサポートをする会社が減る傾向にあります。まずは転職情報からビザサポートをしている会社を探しましょう。
アメリカ転職面談で聞かれる質問内容とは
面談では一体何を聞かれるのか、不安になると思います。私がこれまでにされた質問を以下に挙げてみます。
- なぜ海外に転職したいのか
- これまでの職歴
- 英語を普段どのくらい(業務時間のうち何時間)使用しているか
- 福利厚生について
- 現在年収と希望年収 等
ここで重要なのは「なぜ海外に転職したいのか」と「現在年収と希望年収」だと思います。
アメリカで働きたい理由を整理する
特に、アメリカで就職したい理由は何か、今一度頭の中で整理しておいた方が良いでしょう。優秀なアメリカ人は山ほどいます。その中で自分を売り込むアピールをしなくてはいけません。
また、上述したようにアメリカで働くためにはビザも必要です。内定を取ったとしてもビザが取れなければ就職できません。
アメリカ政府もできるだけアメリカ人に働いてほしいので、ビザ面接の際にはなぜ日本人のあなたがアメリカで働かなくてはいけないのかを質問されます。自分が売りとする技術、アメリカ人にはない能力をその場でも説明する必要があります。
経験が活かせることをアピールした私のケース
私はアメリカの日系企業に転職したわけですが、なぜ海外で仕事をしたいのかとの質問には、これまでの自分の経験が活かせる職場が海外であるという説明をしました。
長年、日本企業の本社および海外拠点の両方を経験し、海外において本社の経営層へ日本語で説明をきめ細かく行うことができる調整能力があることをアピールしました。
希望年収の伝え方
希望年収については、現地企業と日系企業では受け取り方が違うので使い分ける必要があると思います。現地企業には率直に金額を伝えて大丈夫ですが、日系企業では伝え方に少し気をつけた方がいいかもしれません。
特に、物価や給与の高いアメリカでは、日系企業の本社勤務者よりアメリカ採用の現地社員の方が所得が高くなる傾向があります。
よって、アメリカでは一般的な希望年収であってもストレートに伝えると、日本人的感覚では採用側が「高いな」と感じるかもしれません。
まずは無難に答えておく
日系企業への答え方としては「与えられた職責に見合った年収」を希望するような表現が無難で好ましいです。
もちろん、その後に具体的な金額を教えてほしいと言われたら伝えても構いませんし、オファーレター(内定通知書)を見てから金額交渉を行ってもいいでしょう。
アメリカ転職で大切なのはあきらめないこと
アメリカ転職を目指す上で大事なことは「あきらめない気持ちを持ち続けること」だと思います。
日本人はどうしても、挑戦する前に不安材料を集めたり、失敗した場合のことを先に考えたりする傾向があります。もちろんリスク管理という面では正しいことですが、不安材料を先に集めると、チャレンジする気持ちにブレーキがかかってしまいます。
アメリカ転職にはメリットがたくさんあります。自分の時間が増え、能力が認められれば日本では考えられない高い報酬を手にすることも可能です。
目標を定め、しっかり計画を立てて転職活動を進めていけば、思い悩むことは減っていくでしょう。
アメリカで働く前に覚悟しておくべきこと
海外移住は苦労の連続
アメリカで働くということは、生活の基盤もアメリカに移すということです。よって引越しが伴ってくるのですが、日本国内での引っ越しに比べて段違いの体力と気苦労が必要なことは事実です。これを楽しめる前向きな気持ちが必要でしょう。
家を探したり、車を購入したり、銀行口座を開設したりなど、日本では当たり前にできることも文化や言葉の違う海外では苦労が伴うので、何事も勉強だと思いトライしてみてください。
やはり高い英語の壁
また、誰もがぶつかる英語の壁はどうしても避けて通ることはできません。私も8年以上海外で生活していますが、未だに聞き取れない英語が多々あります。
最近は私の方も割り切っていて、わからない英語をしゃべる相手が悪いと自分に言い聞かせていますが。
アメリカ転職活動での失敗談
初めてオファーレター(内定通知書)をもらった時は舞い上がって、その日に承諾のサインをして返送してしまいました。よく考えると、もっとアメリカの物価事情や給与事情をチェックしてから返答すればよかったと後悔しています。
アメリカは、場所によっては日本では想像できないほど家賃が高かったり、教育費もかかったりするので、アメリカの事情に詳しい人や人材派遣会社にオファーレターの内容を吟味してもらってから、あるいは自分でよく調べてから受諾することをおすすめします。
特に失敗したなと思うのは、子供の私立学校の教育費です。現在、日本の私立学校の2~3倍の費用がかかっています。次年の年棒交渉の際にはその部分について触れてみようと考えています。
まとめ~アメリカン・ドリームを追いかけよう
アメリカのビジネスでは、個人を尊重し個性を高く評価します。自分の裁量で仕事をする範囲が広く、きちんと結果を残せば文句や苦情を言われることはありません。
また、オンオフがはっきりしていて、家族との時間、自分の時間をたっぷり楽しむことができます。
人生は一度きり、自分の可能性を高めるためにもぜひ海外に目を向けてみてはいかがでしょうか。アメリカは良い国ですよ。
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