タイ移住!バンコクで働くことを決めた人が渡航前に日本でするべき5つのこと
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お金があまりなくてもいい暮らしができると話題のタイ・バンコク。近年、日本からの移住者が急増しています。
2017年度の調査によれば、タイに進出している日系企業の数は5,000社を超え(ジェトロ調べ)、タイに在留する日本人の数も70,000人を突破しました(外務省調べ)。
では、実際にタイに移住して働くと決めたらまず何をすればよいのでしょうか。今回はバンコク生活を安心して送るために、渡航前に必ず準備しておきたいことをご紹介します。
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記事の目次
タイで働くための就労ビザを申請しよう
日本人がタイで働くためには、ノンイミグラントBビザ(就労ビザ)の取得が必要です。タイで働く会社がすでに決まっている場合は、日本のタイ大使館(東京)、または領事館(大阪・名古屋)でビザの申請を行いましょう。
東京のタイ大使館・大阪のタイ領事館で申請する場合は、ビザを申請するための事前予約が必要です。各大使館・領事館のHPより「ビザオンライン事前予約」を必ず行ってください。訪問希望日時、名前、パスポート番号などを記入するフォームになっています。
- 在東京タイ大使館「ビザを申請する前に」http://site.thaiembassy.jp/jp/visa/prepare/
- タイ王国大阪総領事館「ビザ申請の注意事項」http://www.thaiconsulate.jp/visa_notes/
就労ビザの申請に必要な書類
この情報は、在東京タイ大使館HPに記載された2019年2月時点のもので、今後変更になる場合があります。
また、申請する場所によって必要な書類が異なる場合もあるので、必ず自分が訪れる大使館または領事館のHPで最新の情報を確認するようにしましょう。
就職先の会社に用意してもらうもの
・英文招聘状原本(PDF、コピー、ファックスは不可)
自分で用意するもの
・申請書(タイ大使館HPでダウンロード)
・申請書の顔写真1枚(カラー・サイズ3.5×4.5cm/申請書に貼り付ける)
・申請料 9,000円
・パスポート(有効期間が6ヶ月以上、査証欄の余白部分が2ページ以上あるもの)
・英文経歴書(タイ大使館HPでダウンロード)
- 在東京タイ大使館「ノンイミグラント-B(就労/ワーキング)必要書類」
http://site.thaiembassy.jp/jp/visa/type/5195/
就職先が決まっていない・自分で会社を作る場合は
タイで働く会社がまだ決まっていない場合は、ビザの取得は現地で採用が決まってから会社の人事担当に任せましょう。
自分の会社の場合は、ビザ取得代行業者に任せるのが一番です。タイの入国管理局はほぼタイ語しか通じないので、タイ語が得意ではない人が1人で申請を行うのはとても難しいです。
タイ移住のための役所への各種届け出を忘れずに
海外転出届(住民票を抜く)
渡航2週間前を過ぎたら、住民票のある地域の役所で海外転出届を出しましょう。この届を出すと日本国内での住民登録がなくなります。
パスポートを提示し、転出先住所には「タイ、バンコク」と書けばOKです。
国民年金
海外転出届を提出すると、「年金の支払を受ける者に関する事項」という書類を渡されます。必要事項を記入し、国民年金の窓口に提出します。
住民票を抜くと自動的に国民年金の加入義務もなくなりますが、将来のために任意で支払いを続けることもできます。よく検討してから決めましょう。
国民健康保険証の返却
国民健康保険に加入している人は、住民票を抜くと自動的にその資格を失います。健康保険証は出国前に役所に返却しましょう。
住民税の支払い
住民税の支払いが発生するかどうかは、その年の1月1日に日本国内に住民登録があるかどうかで決まります。したがって、12月末までに住民票を抜き移住をすれば、翌年の住民税は支払わずに済みます。
1月に入ってから住民票を抜いた場合は、もし1月1日から数週間しか日本にいなかったとしても1期分の住民税は納税しなければならないことになります。住民税が発生する場合は、支払い方法について役所の人に確認しておきましょう。
確定申告
年度の途中で退職したり、住民登録を取り消して海外に移住したりする場合、原則として確定申告が必要になります。出国する時期によっては納め過ぎた税金が戻ってくる場合もあるので、移住する前に管轄の税務署に確認しましょう。
急なトラブルに備えて、海外旅行保険は入っておくと安心
タイで就職するとタイの社会保険に加入できますが、役所の手続きにとても時間がかかるので、保険証をもらえるまでにかなりの日数が必要なことも。
慣れないタイで移住後すぐに体調を崩したら、盗難や事件に巻き込まれたら……など不安な方は、最初の1年ぐらいは海外旅行保険に入っておくとよいでしょう。バンコクには日本語の通じる病院もあるので安心です。
また、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを利用するのもひとつの手。タイに移住した後では日本のクレジットカードは作れないので、もし保険付帯のクレジットカードを持っていない場合は移住前に作っておくとよいでしょう。
運転免許証の更新と国際免許証の取得はまとめて手続き
移住前に運転免許証の期限を確認し、更新時期が近い場合は事前に更新しておきましょう。期限が切れてしまった後では、再取得手続きが面倒になります。更新期間中でなくても海外渡航などやむをえない理由がある場合は、パスポートを提示することで事前に更新手続きができます。
同時に国際免許証も取得しておくと便利です。日本の国際免許証があれば、タイでも運転可能です。また、移住後に国際免許証をタイの運転免許証に書き換えることもできます。手続きに必要な書類は、在タイ日本大使館HPなどで最新の情報を確認してください。
タイに持っていく現金と荷物は必要最小限でOK
すでに仕事が決まっている場合、現地に到着してから初任給が入るまで1~2カ月ありますが、一人暮らしのアパートのデポジットと家賃、新生活準備、生活費などに必要な現金は10万円ほどあれば十分です。日本の引っ越しと違い、タイのアパートはほぼ家具完備なので、入居するとすぐに不自由なく生活ができます。
心配な方は現金を少し多めに持っていくとよいでしょう。また念のため、日本のクレジットカードでキャッシングができるようにしておくとさらに安心です。
生活用品は現地調達が基本!輸入税にも要注意
大きいスーツケースにとりあえず1週間生活できる最低限必要なものだけを詰めて、残りは現地で買いましょう。日用品や衣料品などはタイで揃えた方が日本より安く、節約できます。
また、あとで日本から宅配便で送ってもらうのはやめた方がいいでしょう。たった1箱でも1万円近い輸入税を取られるケースもあります。家族には荷物を送らないよう注意しておいた方がいいかもしれませんね。
まとめ~しっかり準備して楽しいバンコク生活を
渡航前にやるべきことが具体的に見えてくると、タイに移住する実感もわいてきたのではないでしょうか。
バンコクではどんな毎日が待っているのか?今から仕事を探すならどんな職種があるのか?どんなアパートに住もうか?
そんな風にタイへの気持ちが高まってくると、移住する前の役所の手続きなどは少し面倒に感じるかもしれません。しかし、タイで安心して暮らすためにも、また日本にいる家族などに迷惑をかけないためにも、渡航前にしっかり準備をしてから旅立ちたいですね。
後編はこちら。
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