アメリカと日本の慣習や文化の違い6つ
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私はアメリカの大学や現地の医療系器具を製造販売する会社に勤めてきました。働き始めて、小さな日常なことでも、文化の違いはこんなところでも現れるのだなと思ったことが数え切れないくらいあります。
分野によって、多少のビジネスマナーや慣習が違うかと思いますが、ここでは私がアメリカで仕事をしているときに経験したことをもとに日本と違う点をご紹介します。
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アメリカと日本の文化の違い6つ
挨拶の違い
日本はしっかりと挨拶することがどんな場面でも大事だと思いますが、それはアメリカでも同じです。ただ、もっと気軽な雰囲気です。
よっぽど時間がないときやすれ違いざまでない限り、「Good morning」や「Hi」だけではなく、「元気?」とか「最近どう?」などもう一言、私たちが中学のときに習ったような初歩的なやり取りがあります。
そこまでがセットだと覚えていてもいいぐらい、かなりの確率で「うん、元気よ。ありがとう。」というやり取りにまでなります。
天気の会話で好印象
そのあとどれくらい会話が続くかは状況によってちがうかと思いますが、基本的に軽く話をすることが良しとされています。
例として、よく話題として扱われるのが天気です。「今日はいい天気で嬉しいね」とか「急に雨になって困っちゃうよね」など、ベタですが、そんな会話でいいのです。それをするかしないかで、印象が大分変ります。
名刺を渡す
名刺はもちろんアメリカでも使われるのですが、渡すタイミングや渡し方などは決まっていません。
私の場合、新しいクライアントのところへ行き、自分の自己紹介をするとき、「はい、これビジネスカードね」というようなカジュアルな感じで、片手でどうぞと差し出します。両手でお辞儀をしながら渡すことはありません。
どちらかというと、渡すときに相手の目を見ると思います。そして、相手も片手でひょいと受け取ります。日本の形式に慣れている人は、驚いてしまうのではないでしょうか。
患者さんとのやり取りの場合は一番最後に、何かあったら連絡してと名刺を渡します。なので、渡すタイミングはまちまちだと思います。
ボティーラングエッジを使う
日本人が抱くアメリカ人のイメージが話題に上ると、大抵、身振り手振りのことが言われると思います。
実際アメリカ人と一緒に時間を過ごしていると、あながち間違ってはいないなと思うようになります。感情を表すときだけでなく、説明をしているときにも、手を大きく動かして伝えようとします。
このようなやり取りに慣れてしまうと、ボティーラングエッジをあまり使わない人に対して、逆に「静かだな」と感じてしまいます。
なので、身振り手振りを使うと人の気を引くことができるので、コミュニケーションが円滑にいく手段の1つなのかなと感じています。
ランチミーティング
私の仕事(医療系器具の営業補佐)は、基本的に接待のような役はしないのですが、クライアントとのランチミーティングには何回か営業の人に同行したことがあります。
ランチだと、クリニックに食事を持ち込んでのカジュアルな接待になります。人数によりますが、ケータリングをしたり、近くのレストランからデリバリーしてもらいます。
ちゃんと座って食べるとかではなく、立ちっぱなしで話をします。華やかさゼロの立食パーティーのようです。クリニックの人も、全員が一度に来るのではなく、仕事に区切りがついた人がポツポツとやってきます。
そして、私たちと話をして、終わったらそこを去っていきます。堅苦しさは無く、医者とも談話をしつつ、商品についても説明をするといったカジュアルなミーティングです。
ホリデーパーティー
クリスマスが近くなる12月上旬からクリスマス前までにホリデーパーティーを行う職場が多いです。以前はクリスマスパーティーという言葉が使われていましたが、キリスト教徒以外の人にも配慮して「ホリデー」パーティーということが多いです。
ユダヤ教のハヌカや、アフリカ系の人がお祝いをするクワンザも同じ時期にあります。
パーティーの形式やカジュアル・フォーマル度合いは、オフィスや職場でそれぞれで違います。レストランでしたり、オフィス内でしたり、食べ物をオーダーしたり、持ち寄りだったり。
形が違っても、同僚と食べながら話をして楽しい時間を過ごすのが目的のパーティーです。
贈り物
日本と違って、アメリカではお中元やお歳暮という慣習はありません。
取引先に日頃のお礼と、何かプレゼントするときには注意が必要です。プレゼントの内容ややり方によっては会社が禁止していたり、最悪の場合、法に触れてしまうことがあります。
医療系はこの取り締まりが厳しく、自分に便宜を図るようにしてもらうことが目的の行為はもちろん、そうとは思えない行為まで禁止されていることがあります。
例えば、いつも自社の商品を使っている医者に出産祝いとして赤ちゃんグッズをプレゼントするという行為は、私の会社では禁止されています。
なので、取引先にお礼をしようと思うのであれば、まず会社のコンプライアンスを扱っている部署に問い合せ、アドバイスをもらうといいでしょう。
まとめ
全体的に仕事場はカジュアルというか、気軽にいろいろな人と話す印象があります。年齢や役職、勤続年数はあまり関係ありません。
ただ、馴れ馴れしいとは違い、「会話を楽しむ」感じで仕事が潤滑に進むようにしているように思います。私は話すのは好きなのですが、ここまで仕事中にもおしゃべりをする様子には驚き、慣れるのに時間がかかりました。
「ところ変われば」の精神で、現地のやり方に慣れ、楽しんで仕事ができるといいですね。
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