タイ人独自の時間感覚体験!今行きますは、すぐ来ません!
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異国に暮らすとなると、マンションの手続きやお買い物等、現地の方とやり取りする機会が多くなりますよね?
急ぎの用事などで連絡しても、やけに時間がかかったり、全く対応してくれないこともあり、タイ人にはタイ人の独自な時間感覚があります。
そこで今回はタイに長期滞在するなら知っておきたいタイ人の時間感覚をご紹介します。
緊急とは自分だけが抱いている感情
シャワー室のドアがはずれたの!修理に来てくれる?
マンションの内線電話で受付のお姉さんさんに私が電話したのが朝の9時、お姉さんは分かったわ。すぐに行くわと一言言い放ち電話は切れ、修理のお兄さんが来てくれたのが午後2時でした。
この時点で正直なところ遅ーい!と思っていた私でしたが、追い打ちをかけるように修理のお兄さんが言った言葉「これは今日は直せないよ」の一言。
いつなら直せるの?と私が言うと、さぁ〜今から部品を買いに行って〜う〜ん。分かったらまた連絡するねと言って帰って行かれました。ここから私の悩ましい日々の始まりでした。
日本人の感覚としては、朝の9時に電話をしてなぜにこんなに来るのが遅いのか、ということです。
今回のマンションは割とバンコクでは大きめのコンドミニアムで半分以上の住居者が海外の方たちです。
受付にも常に英語が出来る方がいて清掃の方、電気関係の方、破損などの電化製品、備品を修理してくれる方24時間セキュリティー常駐。入居を決める際にここなら何かあってもマンションだけでカバー出来ますよという安心感が謳い文句のマンションでした。
彼らはすぐそこにいるのに、来ない。なぜ?
そう、毎日朝から修理の方は常にいるのです。知ってる限りでかなりの方の顔を拝見したので人手不足とはとても思えなかったのですが、なかなか来ません。
当然次の日には、連絡が来るかと思いましたが、やはりここはタイ・バンコク。全く連絡がこない、次の日もこない……イライラを隠せず受付に電話をするとまだ分からない〜と明るめの声。
シャワー室使えないから急いでと!と必死にお願いしても「はいは〜い」となかなかの、ゆっくりさがタイならでは。
今思えばそんなりカリカリしてもしょうがなかったのですが、何時間もほっとかされている事と早く直そうという気がないという事に若干のカルチャーショックを受けてしまいました。
結果シャワー室のドアが直ったのはそれから3週後でした。今まで待たされた分嬉しさよりもこの問題から解放されるという安堵の気持ち。
ですがこれで終わらずこのシャワー室のドアの過失はマンション側で持つと言ってくれていたのに、なぜか請求書が私達に回ってきました。マンションのマネージャー伝えたのですが、あっごめんごめん!という感覚です。
この感覚もタイらしさです。
もちろん誰にだって間違いがありますし、完璧ではありません。ですが今まで味わった事のないこの時間感覚は私には衝撃的でした。
学んだ事といえば、必ずしも自分の緊急度合いと彼らの緊急度合いは一致しないということ。
タイだからというよりも異国に住むとおそらくどこの国に行ってもある問題ですよね?タイでは気長にサバーイで(タイ語でリラックス、ゆっくりという意味)待たないと自分が潰れてしまうという事を身をもって体験したのでした。
タイ的サバーイ(リラックス〜ゆっくり〜)に慣れるには
では、どのようなモチベーションでいれば良かったのか私なりに考えたところ、ここバンコクは日本の至れり尽くせりの環境ではないという事と自分が海外にいる事を常に忘れないでおく必要があるということです。
待つだけなら性格的にできる事もあるでしょうが日本だとこうしてくれる、日本だと相手がこう考えてくれる、という「それ常識だよ?」という甘い考えが私の中にあったのかと思います。
しかし、国が変われば常識も変わるということ異国に住まわせてもらってる感覚は忘れてはいけません。
まとめ
いかがでしたか?
バンコクではこのように待たされた、人が来ないという話は正直たくさん聞きます。初めは皆さんビックリと悩ましいという感じですが、それも含めてバンコクと理解されているようです。
あまり経験したくない事柄ですが期待はせず、気長にサバーイで待つようおすすめします。
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