北京(中国)の道端で売ってる中国の季節を感じる不思議な食べ物4選
- 公開日:
- 更新日:

北京の街は至るところに食べ物や雑貨を売る屋台が出ています。30度を超す真夏にまともなクーラーボックスも使わずに生ものを出す店もあれば、ニセモノや品質のよくない物を並べた店もあります。
結局は自分自身の判断で買う買わないを決めるしかないわけですが、中には一般の店舗にはほとんど並ばない品もあります。季節を感じさせるこれらの品は道端で見つけたらすぐその場で買うしかないレアアイテムと言えるでしょう。
そもそも売られている量も多くないし期間も限られているので、観光客でこれに出会えたらとてもラッキー、北京生活者だからこそ味わえる楽しみでもあります。
今回は北京の道端で売っているちょっと不思議な食べ物をご紹介します。
道端で売ってるシャワーヘッドみたいな食べ物って何?
毎年7月から9月にかけて道端で緑色のシャワーヘッドみたいなものを売っている人を見かけることがあります。これ、蓮の実です。
道端以外で売っているのを見た記憶がありません。道端で蓮の実を前に座っている人を見ると、夏が来たなぁ、という気分になります。
まずは買ってみよう
お値段はわたしが買った時はひとつ5元(およそ80円ちょっとくらい)でしたが、これこそ値段はピンからキリまであるでしょう。
自信のある方は値切り交渉してみてください。
どうやって食べる?
蓮の実は手で簡単に割れます。中の実を指でほじくり出して、緑の皮を剥いて中の白い実だけそのまま食べます。かすかな苦みがありますが、ほんのり甘くて柔らかいです。
蓮の実には暑気払いの効果があるそうですから、まさに夏の味覚と言えるでしょう。
ヒマワリの種
市内ではあまり見かけませんが、夏の終わりから秋にかけて郊外に行くとこんなものに出会ったりします。がくについたままの丸ごとのヒマワリの種です。
ヒマワリの種はおつまみやお茶うけに中国ではポピュラーなスナックです。炒って味付けしたものがスーパーでも普通に売っていますが、丸ごとというのが露店ならでは、野趣あふれる感じが面白いです。
もちろんこのまま生でも食べられますが、がくから外してフライパンで乾煎りするとまたおいしいものです。
コオロギ
きわめつけはこれ、夏から秋口にかけて登場するコオロギです。
中国では古来より闘蟋(とうしつ)といってコオロギ同士を戦わせる遊びが盛んでしたし、単純にその声を楽しむ文化もあります。竹のカゴに入ったコオロギを売る店は、まさに中国の秋の風物詩ですね。
お値段は有って無いようなもの、最低でも数十元から上は天井知らずと思われます。しろうとにはコオロギの強さや声の良しあしはよくわかりませんが、可愛らしい竹のカゴを眺めて季節を感じるだけでもそれなりに楽しいのではないでしょうか。
まとめ
北京の道端で売っているものの値段はとてもあいまいで、慣れない人にはハードルが高いものですが、こういった季節感のある商品は眺めるだけでも楽しく季節の移り変わりを感じさせてくれます。
ああ今年もこの季節がやってきたなあ、と感慨に浸るのも中国に住む醍醐味のひとつと言えるのではないでしょうか。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
中国で働くには?中国で就職・転職したい日本人向けの仕事と求人の探し方
【中国求人】転職を成功させるおすすめ転職サイトまとめ!中国転職に役立つ情報も解説
あわせて読みたい