台湾の台風シーズンは会社や学校がお休みになることも!台湾の台風休日とは?
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台湾は台風の影響を非常に受けやすく、過去にもたくさんの被害に遭っている国でもあります。
その為、台風が近づくとニュースで台湾全土の県市ごとに「天然災害停止上班及上課作業辦法(=自然災害休業休校措置法)」と呼ばれる法令に基づいて市民に休業または休校を宣言します。
これを台湾では「颱風假=タイフォンジャー」(台風休日)と呼んでいます。日本では、沖縄・九州地方で台風の影響によりお休みになることがまれにありますが、日本全体では台風が来ても会社や学校がお休みになることはほとんどないと思います。
今回は台湾滞在中に台風が来た場合に備え、台湾休日や台風で注意することなどをご紹介します。
台湾の台風休日の基準とは?
台風が4時間以内に暴風圏内に入り、平均風速が7級または瞬間風速が10級になる場合に台風休日の実施が行われます。
また、台風が去った後でも街の被害が大きく交通機関が正常でない場合や、多くの世帯で停電が起こった場合は、市民の安全の為に台湾休日になることもあります。
台風休日はテレビのニュースで確認しよう
台風が接近する前日の夜にテレビのニュースを見ると、「停班停課=会社と学校はお休み」もしくは「上班上課=会社と学校は通常通り」というお知らせが台湾全土の県市ごとに表示されます。
台湾に住む人々はそのニュースを見て、明日は会社や学校があるかどうかを確認します。多くの場合、午後9時前には発令されますが、台風の速度や接近する時間帯によっては夜10時ごろに発令されることもあります。
台風休日を確認できるインターネットサイト
●政府が運営している行政院人事行政總處(Directorate-General of Personnel Administration, Executive Yuan)のサイトから台風休みの情報を確認できます。ENGLISH VERSIONをクリックすると英語で確認することもできます。
公式サイト:http://www.dgpa.gov.tw/nds.html
●台灣颱風資訊中心(Taiwan Typhoon Information Center)のサイトから県市ごとの発令状況を確認することができます。
公式サイト:http://typhoon.ws/lifeinfo/stop_working
台風でも会社によっては出勤もある?
台風休暇の場合、学校はお休みになりますが、会社は必ずしも休みとは限りません。
海外とのやり取りが必要な会社や、台風でも営業しているコンビニ、ホテル、ショッピングセンター、スーパーなど全てのお店はお休みにはならないので、会社ごとに休みかどうか確認する必要があります。
台風時の停電や断水に備えよう
台風の規模によっては被害も大きくなり、各地で停電や断水が起こりやすくなります。
地域によっては、数日間停電や断水が続く場合もありますので、トイレなどの生活用水や飲み水の確保、懐中電灯の準備など、万が一に備えておくことも必要です。
不要な外出は避けよう
台湾に来る台風は規模にもよりますが非常に強い勢力を保ったまま通過するので、日本に来る台風とは違い、非常に恐ろしいです。
実際、2016年9月に台湾を襲った台風では、積まれていたコンテナが強風で崩れ落ちたり、建物の窓ガラスが吹き飛んだり、多くの看板が飛ばされたり、木々が根こそぎ倒れていました。
また、台風に備えて車で食料を買いに行った帰りに突風にあおられて事故に遭ったり、仕事から帰って家の前でスクーターを止めていたら飛ばされてきた看板が当たって亡くなったりしたケースもあります。
とにかく不要な外出はできるだけ避けてください。
まとめ
いかがでしたが?
台湾は台風のシーズンになると台湾休日がよく発令されるほど、台風被害を大きく受けやすい国でもあります。また、台風の規模によっては日本と比べ物にならないほど大変危険な状況になることもあります。
台湾滞在中に台風が来た場合は慌てず台風情報や台風休暇をニュースやインターネットサイトで確認して身の安全を十分に確保するようにしてくださいね。
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