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チェコで暮らしてみよう!プラハ生活の5つの魅力とは

プラハ

ヨーロッパ移住やヨーロッパ留学と聞いて、チェコを連想する人はおそらくかなり少数なのではないでしょうか?

私はこれまで5ヶ国、7回の海外留学を経験してきましたが、その中でもチェコの生活は特別なものです。首都プラハは、外国人として生活してもストレスが少ない街で、とても気持ちよく生活ができます。

生活費も安く、ビールも美味しい、そして治安も景観も良いプラハの生活を、多くの人に知ってもらうために、今日はプラハ生活の魅力を5つに分けて紹介しようと思います。

目次

プラハの美しすぎる環境

プラハの美しすぎる環境

チェコの首都プラハは「世界で最も美しい街」と称されることも多く、歴史的な景観を持つ都市です。街に広がる歴史地区は、ユネスコ世界遺産の指定を受けています。

14世紀はボヘミア王国、後に神聖ローマ帝国の首都として栄えたこの街は、今日も絶え間なく、訪れる者を魅了し続ける定番の観光地でもあります。

観光に来る人は、ほとんどの場合2〜3日の滞在で帰ってしまいますが、プラハ居住者はその美しすぎる景観を、時間に追われることなく享受することができます。

わざわざ観光地まで出向かなくても、街の美しさを感じられるスポットがたくさんあるのです。

例えば、プラハには広大で森のような公園が至るところにありますが、これらの公園は丘の上にあるため、プラハの街並みを見下ろせる隠れた絶景スポットでもあります。

散歩するにも、読書するにも、友人とおしゃべりする時も、カフェでなく公園ピクニックをする、なんてこともプラハではよくあります。

人気観光地だから、生活には向いていないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、その心配もいりません。

観光客は旧市街とカレル橋、プラハ城の周辺など限られた場所にだけ集まっているので、プラハ居住者の生活領域とは少しズレているのです。

少し郊外に行くと英語が全く通じないことも少なくないチェコですが、観光地として栄えているからこそ、市街地では英語が通じるので、チェコ語を知らない私には便利な側面もあります。

プラハは治安が良い

プラハ

治安の良さも魅力の一つとして挙げられます。私は冒頭に書いた通り、5つの国に住んだ経験があるのですが、プラハの治安の良さは、その中でもダントツでした。

パリに住んでいた時は、公共交通機関を利用するとき、どこか気の抜けない雰囲気が漂っていて、いつも緊張感を持っていました。アジア人の外見の私がスリの標的にされることは日常茶飯事です。

パリに限らず、他の国や街にいる時でも、海外特有の危険信号を感じる場所や場面が必ずありました。しかしプラハではそういう場面に遭遇することがほとんどないのです。

もちろんプラハにもスリはいるでしょう。緊張感を持つことは大事です。それでも海外でこれ程心地よく生活できる街は初めてで、こういう些細なところからストレスフリーな生活の基盤が出来ていたのだと思います。

プラハは物価が安い

プラハのアート

物価の安さも魅力です。仏新聞社Figaroの「ヨーロッパで一番お金がかからない学生都市ランキング」では、ブタペストに次いで、プラハが第2位でした。私も実際プラハで生活してみて、学生ならば1か月5万円で十分に暮らせることを実感しました。

観光地のちょっと値段設定が高めのレストランへ行っても、1,500円あればビールと夕食を十分に食べられます。ローカルなレストランへ行けば、500円程で1食しっかり食べられます。

パンやチーズに関しても、フランスやドイツのスーパーに負けないほど種類豊富で、そして安いです。少ない金額で、豊かな食生活が送れることも、チェコの魅力の1つでしょう。

プラハはビール、ご飯が美味しい

ビール

もちろんチェコについて書くのに、チェコ・ビールについて触れないわけにはいきません。実はチェコ、知る人ぞ知るビール大国なのです。一人あたり1年のビール消費数は世界一と言われています。

味はというと、日本やドイツのビールよりも軽やかで、バランスの良い上質な苦味があります。その美味しさから、つい水のように飲んでしまうのは、きっと私だけではないはず。

ビールが水よりも安く手に入る場合も多くあります。スーパーでは、500mlのビンがだいたい70~110円で手に入り、バーで飲んでも300mlで約150円、500mlで約180円と、日本とは比べ物にならない安さ。

コーヒーよりもビールの方が安いので、カフェに入っても気づくとみんなビールを飲んでいる…チェコはそんな楽しい国なのです。

フランスやドイツとはまた違う世界の捉え方ができるようになる

プラハ

私はチェコで生活をするまで、約3年間フランスで勉強していました。そんな背景もあり「フランス=ヨーロッパ」と無意識に結びつけているところがありました。

チェコに住んでみると、ヨーロッパにはフランスやドイツからは見えない別の側面があったことに気づきます。

そもそもチェコは、数世紀に渡りずっと隣国の支配下に置かれていた国です。

公式にチェコ語を使うことが許されていなかった15世紀に始まる暗黒時代、1938年からのナチス・ドイツによる占領、そしてナチス・ドイツの占領から解放された瞬間、ソ連によって敷かれた社会主義体制。

私たちはプラハの街を歩きながら、チェコの芸術に触れながら、そして現地の学生と話しながら、この負の歴史を至るところから感じることができます。

私自身、このチェコ生活を通して、フランスで築いた歴史観とはまた全く違う世界の見方を身につけることができました。

フランス生活で沁みついていたヨーロッパ観から抜け、複眼的で新しい世界の見方を身につけることができたことは、その後の修士論文執筆にも、職業選択にも、人生そのものに影響を与えるほどの、とても大きな収穫でした。

一見個人的に捉えられるこの経験も、おそらく私だけではなく、多くの人に共通しうるチェコ生活の収穫、魅力でありえると感じているので、あえてこの場にて共有させていただきました。

まとめ

以上、5つが私にとってのプラハ生活の魅力となります。

景観の話から治安から、物価やビール、さらに歴史の話までしてしまいましたが、プラハ生活の魅力を少しでも感じて頂けたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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