チェコといえばおとぎ話の世界のような街プラハや、世界一の消費量を誇るビールを思い浮かべる人が多いのでないでしょうか?日本からプラハやチェスキークルムロフのような観光名所に足を運ぶ人は後を絶ちません。
でも実は、チェコには日本人の間ではまだまだ知られていないけれど魅力的な街が他にもたくさんあるんです。
そこで今回はチェコの第三都市であり、工業の街として知られているオストラバで働くことの魅力についてご紹介したいと思います!
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オストラバの充実した公共交通機関
まず、オストラバには主に鉄道、トラム(路面電車)、バスの3つの移動手段があります。
面積214㎢と決して大きいとは言えないサイズの都市ですが、チェコの第三都市というだけあって、町の中心部のみならず郊外や他都市へ繋がる交通網がしっかりと整備されているのが印象的です。
通退勤ラッシュの時間帯(朝6時~8時、午後2時~5時)にかけては、オストラバ中心部であれば3分に一本ほどの頻度で常にトラムが行き交っているため、移動手段に困ることは滅多にありません。
また、休日や深夜などでも常にトラムは運航しているのでチェコ人やチェコ在住者ならだれもが使う交通機関乗り換えアプリiDOSを使って、いつでもどこからでも簡単に目的地までたどり着くことができます。
フレキシブルな勤務体系
オストラバで数年間働いてみて感じたことは、この街の人たちは出勤時間がとても早く、退勤時間もそれに比例して比較的早い人が多いということです。
オフィスで働く会社員の場合は基本的に勤務時間がフレキシブルなので、例えば朝の6時半頃から働き始めて一日8時間~8時間半の勤務を終えると、午後の3時頃には家路につくことができます。
また、労働契約書に書かれた週単位の労働時間(基本週40時間勤務)と各自のノルマをクリアさえすればいい職場が大半を占めるので、一日の労働時間を(上司に相談の上)各自で調整することも可能です。
限りなくゼロに近い残業時間
これもまた職種にもよりますが、基本的に自宅や勤務時間外にまで業務を持ち越すことはあまりないのが、ここで働くことの魅力のひとつです。
私自身オストラバで働きながら一度も残業を経験したことはなく、周りのチェコ人の友人たちからも残業をしたという話は滅多に聞きません。
小学校や保育園などの教育機関で勤務する場合、一般的に一日の勤務時間内に授業準備時間も含まれているため、家で準備に追われることもあまりありません。
午後3時から5時の間に仕事を終え残業をせずに退社する人が大半なので、公園やカフェなどで午後の時間をのんびりと楽しむ人の姿が多く見られます。
一日を仕事だけで終えることなくそれぞれの時間を過ごす余裕が持てるのも、残業文化のないオストラバならではの長所ではないでしょうか。
近隣国家や都市へのアクセス
週40時間の勤務を終えると待っているのが週末です。ショッピングモール勤務やシフト制でない限り、土日祝日は基本的に国民の休日です。
オストラバはチェコの東に位置しており、隣国であるポーランドとの国境まで10㎞、スロバキアの首都ブラチスラバまでは約300㎞、ハンガリーの首都ブダペストまで片道車で5時間ほどと、かなりアクセスしやすい位置にあります。
ヨーロッパ各国に運行しているバスや鉄道を利用して、気軽に週末旅行を楽しめるのも、大きな魅力ではないでしょうか。
手頃な家賃と物価
オストラバは首都プラハと比べると、かなり物価や家賃が安いという印象を受けます。
プラハに住む人の話を聞くと、家賃が高すぎて収入の半分以上が家賃に飛んでいく、というケースも珍しくありません。その点オストラバは収入水準では若干プラハには劣るにしても、収入に対する支出の割合は決して高くはありません。
さらに、フラットシェアといってアパートの中の一部屋を借りてお風呂、トイレ、キッチンはほかの住人と共有するという形で住居を確保すると光熱費込みでひと月3.500~4.500コルナ(日本円で約16.000円~20.000円程度)で生活することも可能です。
初めての海外生活でいきなりの一人暮らしは不安という方や、少しでも節約したい方にはおすすめの方法です。
まとめ
さて、ここまでオストラバで働く上での魅力をいくつかご紹介しましたが、最後に少しまとめてみたいと思います。
オストラバはコンパクトシティゆえに、きちんと整備された交通機関を利用すれば快適な生活を送ることができ、勤務体系や勤務時間も融通が利くので精神的にも余裕のある生活が送れます。
また、プラハやブルノのような大都市に比べると収入面で若干劣る部分はあるものの、家賃や生活費にかかる出費はほかの都市よりも大幅に安いので、浮いたお金を近隣国への旅行や趣味などに充てることも可能です。
どんな街にも長所・短所はありますが、日本人にはあまり知られていないオストラバという地方都市だからこそ得ることのできる生活を皆さんも一度試してみませんか?
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