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入院費用はいくらかかる?オーストラリアでの入院体験記

オーストラリアの病院

 

日本でも入院したことのない私が、オーストラリアという外国で人生初の入院体験をしました。入院期間は約1週間でした。

「海外での医療費は高いから海外保険に入っておいた方が良い」という言葉をよく聞きますが、それは本当でした。請求額は信じられない金額で、保険のありがたさと大切さを海外で知った体験でした。

この記事では私の貴重なオーストラリアでの入院体験やそのときにかかった費用など詳しくご紹介します。

目次

オーストラリアで病院に入院したときの状況

私が入院した時期は2016年5月です。ある日、目に異常を感じて最寄りの病院に行きました。

しかし、最寄りの病院では対処できないということで、都市にある大きな病院を紹介されました。当時は田舎に住んでいたので、紹介された病院は車で約4時間半ほどの場所でした。

翌日早朝に出発し、ブリスベンにあるRoyal Brisbane and Women’s Hospital (ローヤル・ブリスベン・アンド・ウーメンズ・ホスピタル)に向かいました。

私は都市の病院を紹介された時点で、もしかして入院になるのではないかと嫌な予感がしていたので、2泊分の着替えを持って行っていました。

一体私はなぜ目の異常で入院しなければならなかったのでしょうか?

オーストラリアで病院に入院した理由

患者バンド

診断結果としては重度の角膜炎でした。おそらくコンタクトレンズが原因だと思います。そのときの私の目はきちんと開かなくて、目は充血し涙が止まらない状態でした。

まず最初に手首に名前と誕生日が書かれたテープのようなものを巻かれました。次に医者からは「入院は強制できませんが、入院するか、今すぐ日本に帰って処置するか決めた方が良いです。それほどひどい角膜炎にかかっています」と言われました。

日本に帰ったところで、私の場合は日本の保険証もなく、飛行機代などの金額を考えたり、日本で治療する時間を考えると、オーストラリアで処置してもらおうと思いました。

私自身としても、目がとても痛く、視界も白くボヤがかってきたので、一刻も早く治したいという気持ちがありました。

オーストラリアではどんな病室に入院していたのか

病室はというと、突然の入院だったので部屋がなかったようで個室に2日間入院しました。その後、女性専用の4人部屋の窓際に案内されました。日本でもよく見るカーテンで仕切るタイプです。

隣は10代の女の子が足の骨折のために入院しており、頻繁にその子の母親が来ていました。前のベッドの2人は60代前後の人で、内科で入院しているようでした。

部屋にはトイレとシャワー室がひとつずつあり、4人で共有するタイプでした。部屋にテレビはありませんでした。

電動ベッドだったので、背もたれを起こしたり倒したりは可能です。私は目以外は健康だったので、よく1階の売店に行って気分転換をしていました。

オーストラリアでの病院食

病院食

病院食

病院食

病院食は3食でした。前日にカードが配られ、翌日のメニューを決めます。カードは3枚、朝昼夜です。それぞれメニューのチェック欄があり、自分が欲しいメニューをチェックするだけです。

例えば朝食はパンかシリアル、牛乳または紅茶、コーヒー、フルーツまたはヨーグルト、といったようにいくつかの選択肢があります。牛乳と紅茶どちらもチェックをした場合は、どちらも提供してくれます。

病院食は、私の場合外科入院ということもあってか、まぁまぁ美味しく感じました。

オーストラリアでの入院生活での様子

入院中の様子ですが、シャワーは日中であればいつでも使って大丈夫と言われていました。

入院して4日程は24時間体制で2~3時間置きに看護師が目薬を挿しに来ました。目薬は数種類出され、それぞれ回数が異なったと思います。もちろん夜寝ているときにも、私を起こして挿しにきます。

目薬の挿しすぎと目やにで目が開かなくなったときには、看護師がコットンで目の周りを拭いてくれました。入院して数日は寝不足でした。

朝は8時半頃にご飯が配られ、昼は12時半頃、夜は6時半頃に運ばれてきました。夜9時半頃には電気が消されたように思います。夜中は数時間ごとに看護師が一人一人様子を見に来ているようでした。

オーストラリアでの入院にかかった費用

Bupa

最初は数日だと言われていた入院も経過が良くなく少し延びました。最終的に約1週間ほど入院し、その後は通院という形になりました。

私はオーストラリアのBupaという保険に入っており、緊急性を要するということを医者自らサインしてくれ、保険会社に用紙を送ってくれたので、医療費は全てカバーしてくれました。

その後精算書が届きましたが、日本円で約150万円ほどでした。もちろんすべて保険がカバーしてくれたので、払わずに済みました。その後通院費と目薬代は、私が先払いをして一部が返金されました。

基本情報

  • 名称: Royal Brisbane and Women’s Hospital
  • 住所:Bowen Bridge Road &, Butterfield St, Herston QLD 4029
  • 営業時間: 24 時間
  • 電話番号:+61 7 3646 8111
  • 公式サイト:https://metronorth.health.qld.gov.au/

まとめ

噂であるように海外の医療費はとても高いです。入院となれば、1日$2,000(日本円で約20万円)です。私はこのとき保険のありがたみを本当に感じました。

ですので、もし海外に行かれるときはやはり保険に入られることをお勧めします。また自分自身で体調を万全に整えることも重要です。

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この記事を書いた人

就労ビザ保有。オーストラリアのバンダバーグ在住

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