2017年はフィンランドが一つの国家として独立して100周年にあたります。これをお祝いしてフィンランド国内はもちろん日本でも大使館を中心に様々なイベントが開催されます。
そこで今回は2017年に開催されるフィンランドに関するイベントをいくつかご紹介します。
フィンランド・デザイン展
フィンランドと言えば、近年日本でもインテリアやファッションなどの分野で多くのデザイナーたちの作品が人気を集めています。シンプルなのに存在感があり、時代を経ても今尚愛され続ける多くの作品たちは日常生活に浸透しています。
今回の展示会ではマリメッコやイッタラなど定番の作品から、少し昔に遡り20世紀初頭に活躍したデザイナーたちの作品など、独立前の時代から現代までの約100年のフィンランドデザインについて紹介されています。
この展示会の凄いところは、日本全国各地で開催されることです。4月7日より愛知で開催されているこのイベントは、この後約1年かけて福井、東京、宮城の全国各地の美術館で開催される予定です。
詳細情報:フィンランドデザイン展
マリメッコ展
日本で最も有名なフィンランドのブランドと言えばマリメッコではないでしょうか。ケシの花がデザインされたカバン、洋服、食器など様々なマリメッコ製品が人気を集めています。
しかしマリメッコではケシの花模様の製品だけでなく、他にも多くのテキスタイルデザインや洋服が制作されてきました。この展示会ではマリメッコというブランドの歴史とともに、デザインの変遷について紹介されています。
またマリメッコでは日本人デザイナーも活躍しており、1968〜76年に活躍した脇阪克二氏や、1974年から現在に至るまで活躍している石本藤雄氏の作品も楽しむことができます。
今からおよそ半世紀前に遠い北欧の国フィンランドのデザイナー業界で活躍した日本人がいたという事実は、海外での活躍を目指している現代の日本人に勇気を与えてくれますね。
マリメッコ展は6月11日まで新潟で開催されており、7月22日〜9月3日の期間で秋田で開催される予定です。
詳細情報:マリメッコ展
フィンランドでお祝いしよう!
せっかくなので100周年の記念にフィンランドへ行ってみるのはいかがですか。
2017年は1年を通してフィンランド国内でも多くの記念イベントが開催される予定です。イベントを調べるには公式ホームページで検索できるので、フィンランドへ旅行の計画を立てているのであれば事前にチェックして行きたいですね。
多くのイベントの中で注目なのは、ムーミン美術館が6月にリニューアルオープンすることです。フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの作品ムーミンは、日本でも人気のキャラクターですよね。
首都ヘルシンキから北へ電車で約1時間半ほどの所に位置しており、フィンランド国内でも大都市の分類に入るタンペレという街にムーミン美術館はあります。
2016年10月まではムーミン博物館として営業しており、日本からも毎年多くの観光客が訪れていましたが、今回博物館が新しく「ムーミン美術館」として生まれ変わるのです。
トーベ・ヤンソンが描いたムーミンの挿絵原画を中心に、世界中で翻訳され出版されたムーミンの書籍、そして立体模型で製作されたムーミンファミリーとその仲間たちに会うことができます。
フィンランド独立100周年のホームページではまだまだたくさんのイベントが紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
イベントを盛り上げるデコレーショングッズ
独立100周年を祝うテーマとして「together(一緒に)」を掲げてフィンランド政府は様々なイベントを企画しています。このテーマには一緒にイベントを企画し盛り上げ喜びを共有しようという意味が込められています。
今年は100周年を記念してイベントを盛り上げるためのデコレーショングッズが販売されています。
小さなものから大きな企画まで、主催者と参加者全員が共に100周年という特別な年をお祝いできるようにポスター、旗、バルーンなどの装飾品やペン、缶バッジなども販売されています。
まとめ
独立記念日は12月6日ですのでまだまだ先ですが、この記念すべき年にぜひフィンランドに関するイベントや旅行へ出かけてみてはいかがですか。
特にフィンランドを訪れてみようという場合には夏が観光のベストシーズンです。これから夏の計画を立てようとしている方は旅先リストにフィンランドを入れてみてはいかがですか。
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