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南米コロンビアの日系企業で営業管理職として働く私のタイムスケジュール

仕事

日本から遠く離れた南米コロンビア。私はここの日本企業現地法人で営業管理職をしています。今の会社は勤続7年、家族は14歳になる息子ひとりとオス猫2匹です。

海外就職が珍しくなくなったとはいえ、南米で働いている日本人の情報はまだ少ないかもしれません。私が普段どんな生活をしているのか、仕事がある日の典型的な一日を時系列でご紹介したいと思います。

将来、南米やコロンビアで働きたいと思っている方の参考になれば幸いです。

目次

コロンビアで働く一日:起床~出勤準備

息子のスクールバスが迎えにくるのが朝5時45分なので、5時に起床して息子を起こします

南米の学校は保育園から高校までの一貫教育が多く、広い校庭を持つ学校は郊外に集まっています。そのため、子供は基本的にスクールバスを利用するか、親が車で送り迎えします。

授業はどこも朝7時~7時半スタート。会社も7時始まりのところが多いので、街全体が早起きで6時にはもう渋滞が始まります。

朝食は、温めたシナモンパンかトーストしたバゲットに、ホットチョコレート、パパイヤマンゴー、イチゴなどの果物です。

フルーツ

学校は給食があるのでお弁当は作りませんが、午前中のスナックの時間用に簡単なサンドイッチを用意して持たせます。同じ材料で、私のお弁当のサンドイッチも作ります。

子供を送り出した後は、2匹の飼い猫のトイレの砂を掃除して、シャワーを浴び、お化粧をします。

毎日午後にお手伝いさんに来てもらっているので、食器は洗わずにそのまま。お手伝いさんには、掃除とアイロンがけと夕食の準備をしてもらっています。その日作ってもらう夕食のメニューを連絡帳にメモし、6時45分に家を出ます。

コロンビアで働く一日:車で通勤

私はマイカー通勤しています。家から会社までは5km程度なので、渋滞が全くなければ20分ほどで行ける距離ですが、会社はビジネス街にあるので朝の渋滞はひどく、40分から50分かかります

ナンバー別に車規制

私の住んでいる都市では、排気ガス対策というよりも渋滞回避の目的で、ナンバーにより車の使用が規制されています。ナンバーの最後の1桁が偶数の車は偶数日、奇数の車は奇数日の、朝6時から8時半までと、午後3時から7時半まで、車が使えません。

以前は会社まで歩いて20分ほどのところに住んでいたのですが、今の家に引っ越してから安い中古の車を1台買い足しました。元々持っていた車とナンバーの最後の1桁が重ならないようにしたので、今はこの2台を使い回して毎日マイカーで通っています。

私のように2台持つ人は多いので、結局あまり渋滞回避にはなっていませんね。

通勤中に情報収集

運転中はいつもラジオを聴いています。ニュースやインタビュー関係の番組で仕事や情報発信に役立ちそうな情報をこの時間に集めます。

コロンビアで働く一日:会社で仕事

仕事

勤務時間は8時から17時、昼休みは12時から1時間。実働8時間の週休2日制です。朝ぎりぎりに出勤するのが嫌いなので、7時半頃には着くようにしています。

席に着くとまずパソコンの電源を入れ、立ち上がるまでの間に、事務所に置いてある自動コーヒーマシンへ。ティントと呼ばれる、コーヒーに少しだけミルクを入れたものを用意します。

このマシーンはその都度豆を挽いて焙煎できるので、とても良い香りが事務所じゅうに広がります。

メール確認と急ぎの対応を先に済ませる

うちの会社は11階にあり、窓際にある私のデスクからは街が広く見渡せます。下の道路がずっと先まで渋滞しているのを眺めながらコーヒーをすすり、まずメールをチェック。

14時間時差がある日本から、こちらが夜の間に着信するメールをまとめてチェックすることになるのですが、平均だいたい20件くらいでしょうか。

これらを確認して朝一番に取引先に伝えたり問い合わせたりする件があればそれをメールで送り、ローカルスタッフに指示する必要があるものはすぐにやっておきます。日本への返信メールは、一日の終わりにまとめて送ります

その後は、ローカルスタッフとの打ち合わせや、他の国の支店スタッフとのビデオ会議、取引先との面談をこなしていきます。

コロンビアで働く一日:終業~帰宅

車

遅くまで残る残業はほとんどしません。定時の17時に会社を出ることは稀ですが、それでも早ければ17時半頃、遅くても18時半には会社を出ます。この時間も帰宅ラッシュで道路は渋滞し、やはり家に着くまでに40分から50分ほどかかります。

朝と同じラジオ局を聴きながら運転しますが、この時間はその日のニュースの内容にお笑いを混ぜた番組で、ゲラゲラ笑いながら運転することもしばしばです。

寄り道せずまっすぐ家へ

普段の買い物は週末にまとめてするので、帰宅途中にどこかに寄ることはほとんどありません。朝が早いのと、家で家族と過ごす方が好きなので、友人や仕事仲間と平日どこかに行くこともありません。

これは私だけでなく、周りのみんなもたいてい同じです。独身の一人暮らしがほとんどいないせいでしょうか。

コロンビアで働く一日:夕食~就寝

18時半頃に家に着くと、息子と一緒にお手伝いさんが作ってくれた夕食を食べます

その後は、洗濯機のスイッチを入れて、家に持ち帰った仕事をパソコンでするときもあれば、ソファーに寝転がって海外の友人とチャットしたり、猫と遊んだりするときもあります。

猫

車通勤を始めて歩かなくなってしまったので、寝る前に30分ほどテレビで料理番組を見ながらルームランナーでウォーキングして、21時半~22時頃には就寝します。

まとめ~どこに住んでも日常は自分次第

海外に住んでいても、慣れてしまえば普段の生活は日本とほとんど変わりません。日本にいながら、もっとアクティブで新鮮な生活をしている人はたくさんいると思います。

海外で働くことは、それだけでもちろんたくさんの刺激がある大きな異文化体験です。でも、根本的に日常生活に変化を求めるなら、どこに住むかではなく、何をするか、なのではないでしょうか。

平凡でも、満足して幸せな毎日を送れることが一番大切ですね。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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