実際に住んでみないとわからないコロンビアの習慣とは

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みなさんは、コロンビアという国に関してどの程度知っていますか? サッカーが強い、陽気な人が多い、治安が良くないなど、きっとこんなイメージを持った人が多いでしょう。

私はコロンビアに半年間ほど留学した経験があり、留学以外でも何度もコロンビアに訪れたことがあります。

本記事では、私が実際に体験したコロンビアのさまざまな生活習慣を紹介していきます。今後コロンビアに行く予定がある方はぜひ参考にしてみてください。

コロンビアの食習慣

コロンビアの朝食

コロンビアでは、主に何が食べられているのでしょう?コロンビアの代表的な食事は、アレパというトウモロコシ粉で作るパンケーキのようなものです。

アレパは、食卓によって作り方が異なります。アレパにバターや塩で味付けしてシンプルに食べる家庭や、ベーコンや豆を挟んで食べる家庭もあります。

ベネズエラなどでは厚めのアレパが一般的なようですが、コロンビアで食べたアレパは比較的、薄めだった印象があります。

このアレパのほかに、豆料理やお肉、そしてライスをよく食べます。コロンビアは果物が良く育つため、朝食でフルーツやフレッシュジュースを摂る人も多いです。

私が個人的に好きだった果物は、パッションフルーツのグラナディーヤ(柑橘系の果物で、割って中の種を食べます。)です。なかなか日本で食べることはできません。

さらに、コロンビアでは食事の時間があまり決まっておらず、なんと夕飯は夜10時が普通という家庭も少なくありません。日本で夕飯は6時に食べていた私は衝撃を受けました。

コロンビアの車文化

バス

コロンビアの首都ボゴタには電車が通っていないため、主な移動手段は自家用車・タクシー・バスとなります。ボゴタは常に渋滞がひどいイメージがあります。一般的にみんな車移動なので道は常に混んでいます。

そんなボゴタにも毎年2月に1日だけ車やバスが使えない日(Dia sin carro)があります。この日は車を走らせてはいけない条例で、環境汚染対策を目的にしているものです。

私は基本的にタクシーかバスで移動していました。バスの中では、乗客がお小遣い稼ぎのために様々なパフォーマンスをします。

アメリカなどでよく見るストリートパフォーマンスがボゴタではバスの中で行われます。ギターを弾きながら歌を歌ったり、手品をしたり、様々なパフォーマンスで乗客を楽しませています。

これは、なかなか日本や他の国でも見られない光景だと思います。

コロンビア人のサッカー愛

サッカー場

コロンビアは、みなさんも知っての通り、サッカーに力を入れている国でもあります。ワールドカップなどサッカーの試合が行われる日は、仕事を休んで家でサッカー観戦をしたり、職場で観戦したりするのは当たり前です。

友人同士が集まり、サッカーのユニフォームを着て大きなテレビの前で盛り上がります。レストランやバーでも観戦用の大きなテレビが設置されているところも多くあります。

さらに、コロンビアでは友人間でサッカーの試合結果を賭けることも一般的です。サッカー観戦はコロンビア人にとって大きな娯楽であり、習慣でもあるのです。

私はサッカー観戦にあまり興味はありませんでしたが、この雰囲気が好きでわざわざユニフォームを着てバーに遊びに行っていました。

コロンビア人家族

料理

コロンビアに限らず南米では、家族の絆を大事にする傾向があります。日本のように実家を出たら親とあまり連絡を取らなくなることはありません。

通える範囲であれば、毎週末に実家に顔を出したり、頻繁に親が子の家を訪れます。連絡も毎日のように取ります。親と子に年齢は関係ありません。何歳になっても親ととても近い関係なのです。

カトリック教徒が大半を占めるコロンビアでは、大きな行事の際は家族と過ごす習慣があります。

一年で最も大事なのはクリスマス 

特にクリスマスに関しては1年で最も大きい行事です。遠くに住む親せきなどが1カ所に集まり、クリスマスをお祝いします。

クリスマスには、ブニュエロ(小麦粉とチーズを丸めて揚げたもの)やナティージャ(牛乳と寒天できた、豆腐のような食感のデザート)という伝統的な料理を食べる習慣があります。

日本では、恋人や大切な人にプレゼントを贈る習慣がありますが、コロンビアは、家族・恋人そしてお世話になった友人にプレゼントを贈ります。なので、クリスマス前になるとクリスマスのショッピングに出かける人が続出します。

コロンビアのコーヒー文化

コーヒー

コロンビアと言えば、コーヒーです。コロンビアはコーヒー生産量が世界3位で、その消費量も世界10位以内に入っています。

そんなコーヒーを誇るコロンビア人は、コーヒーに対する愛も止みません。基本的に自宅や職場には、コーヒーマシンがあります。

コロンビアで生産されているコーヒー豆は、マイルドなタイプで比較的日本人でも飲みやすいと思います。

コロンビアでは、コーヒーと一緒にパネラやアレキぺという甘いお菓子を食べます。朝にコーヒーを用意して温かいコーヒーを飲み、残りは午後に飲みます。このときにコーヒーを再度温めることはしません。

ちなみに、世界的に有名なスターバックスコーヒーはコロンビアにはありませんでした。これは、コロンビアのコーヒー経済を守るためでしたが、スターバックスの大きな人気から近年コロンビアにもやっと進出しました。

コロンビアの代表的なコーヒーショップは、「Juan Valdez」で、私のお気に入りです。

まとめ

日本では絶対に体験できないからこそ、コロンビアの習慣はどれも驚きで、魅力的に感じます。

身近な人を大切にして、好きなことは存分に楽しむからこそ、陽気で心の広い国民性が生まれているのだと思います。生真面目で内向的な国民性の日本人だから、その魅力が際立って見えるのかもしれません。

みなさんも、コロンビアに行く機会があれば、ぜひ本記事で紹介した習慣に注目してみてください。きっと、さらなる発見があるはずですよ。

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記事を書いた人

オーストラリアを拠点。
海外旅行が大好きで毎年いろいろなところに飛んでいます。言語を学ぶのが趣味で、日本語、英語、スペイン語を話すマルチリンガルです。現在は、中国語習得に熱を注いでいます。自分の経験を生かして、みなさんに役立つ記事をお届けします。

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