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日本の裏側の国のアルゼンチンで愛されるマテ茶とは

マテ茶

日本でも数年前から、某ドリンク会社からマテ茶風のドリンクが発売されていますね。

なんだかウーロン茶に似ている?ような味の冷えた飲み物のイメージですが、本物は全然違うんです! そもそもオーソドックスなマテ茶は温かい!

今回はアルゼンチンを始め、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルの南の一部地方で愛飲されている飲むサラダと言われるくらい栄養価の高い、本場の本物のマテ茶を紹介したいと思います。

目次

そもそもマテ茶って何?

マテ茶は南米でも南の方の国、アルゼンチンを始め、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルの南の一部地方で愛飲されているお茶で、飲むサラダと言われるくらい栄養価の高いお茶です。

日本ではパラグアイ産やブラジル産の茶葉が主に販売されていますが、インターネットショッピングでとても種類は少ないですがアルゼンチン産の茶葉も販売されています。

肉食文化のアルゼンチンの人が、脂肪分の高い食事をとっていても肥満体になりにくいのはマテ茶のおかげ!と言っても良いくらいダイエット効果があるお茶で、あの国際的大スター・マドンナも愛飲しているとか。 もちろんかのキューバ革命を成し遂げたあのチェ・ゲバラも、現ローマ法王フランシスコも、マラドーナもメッシもマテ茶が大好きです。

国によっての飲み方が違うのがマテ茶の特徴

国や地方によって、マテ茶も飲み方が違います。

アルゼンチン、ウルグアイは80度くらいのお湯で淹れて飲みますが、パラグアイやブラジルやアルゼンチンの北の暑い地域では氷水で淹れて飲むのが主流です。 氷水で淹れたマテ茶は’’テレレ’’と呼ばれ、オレンジの皮やレモンの皮、レモンの木の葉やフレッシュミント等で風味をつけて飲むのが主流です。

もちろんお湯で淹れたマテ茶も好みでオレンジの皮を入れたりもしますが、本当にたまにしかフレーバー付きマテ茶を飲むことはありません。どちらも共通しているのは、一人で飲むものではなく、家族や友人と回し飲みをすることです。

ボンビージャとポロンゴ?

マテ茶を飲む専用のストローをボンビージャ、伝統的な容器をポロンゴと言います。ボンビージャは鉄性のものが主流で、茶こしとストローが一体化しているもので、茶葉に浸して飲みます。

ひょうたんでできた容器をポロンゴと言いますが、最近は木製のカップやガラスの容器の物がありデザインも豊富にあります。

マテ茶はみんなで分け合うもの

勿論一人で飲む人もいますが、マテ茶は家族やカップルや友人と分け合って飲むものです!

食事の後に、みんなでTVを見ながら、ティータイムに・・・。公園へマテ茶を持って行ってピクニック、仕事中に隣の席の同僚と(!)、アルゼンチンでは普通に見られる光景です。

実はマテ茶は種類もいっぱい!

スーパーに行くと目移りするくらい種類のあるマテ茶。最近はフレーバーのついたマテ茶も種類が豊富にあります。 個人的なお勧めはCBSE(セーベーセ)のノーマルか、Rosamonte(ロサモンテ)ですが、どれも美味しいんです!

インフレの影響で値段がどんどん上がっていますが・・・日本円にすると500gで200円くらいです。 お土産や、気軽に楽しみたいという方は、ティーパックタイプのものも販売されているのでお勧めです!

アルゼンチンの場所

アルゼンチンの場所はもちろんご存知でしょうか?。一応、聞いたことぐらいはあるけどな!という「あなたのため」に場所をお教えします。成田空港からアルゼンチンのブエノスアイレスまで

美味しいマテ茶の淹れ方はこれだ

この写真のようにぷくぷくと泡立っているマテ茶が美味しいマテ茶のサインです。美味しいマテ茶は、どのように淹れるのでしょう?

  1. お湯を沸かす。でも絶対に熱湯はだめなんです!! お湯を沸かし始めて沸々となる前にストップ!保温できる水筒などにいれて、注ぎ口にしばらく手を当ててみて、耐えられるくらいならOK。
  2. ボンビージャ(ストロー)をポロンゴ(茶器)にさして、茶葉を半分くらいまで入れる。
  3. 手で蓋をして、ポロンゴ(茶器)を逆さまにする。掌に付いているのと、ポロンゴにくっついている、茶葉のカスを取る。
  4. 砂糖を好みで入れる。目安はティースプーン半分。
  5. 砂糖めがけてゆっくりとお湯を注ぐ。湯量はポロンゴ(茶器)ひたひたになるまで。これで泡立った美味しいマテ茶を入れることができるはずです!ここでの注意点は、回し飲みの受け渡しの際、ヒタヒタのマテ茶をこぼさないように、です。

マテ茶の相方とは?

マテ茶を飲むとき、アルゼンチンの人は茶菓子を必ず用意します。 一番オーソドックスでお手頃なのが、Galletita Dulce(甘いビスケット)です。 お勧めは・・・   DON SATUR(ドン・サトゥール)、素朴な味で飽きない、甘いビスケットです。

似たものは色々ありますが、このサクサクと香ばしいのは中々真似ができないようです。 他にも甘みのないビスケットや、ファクトゥーラと呼ばれる菓子パンも王道です。

写真はファクトゥーラの王道の種類のセットです。 デニッシュ生地や、パイ生地、クロワッサンがベースで、ドゥルセ・デ・レーチェやいちごジャム、カスタードクリームが挟まっていたり、粉砂糖やチョコでデコレーションされています。

Panaderia(パン屋さん)やスーパーマーケットで売っています。 日本円で一つ50円くらいで、12個買うと安くなるお店が多いです。 日本人にはとっても甘く感じるかもしれませんが、慣れたら、おやつに軽く3つは食べられます。(だから太る。)

知っていますか?マテ茶の生産方法

知っていますか?マテ茶の生産方法 では、どのようにマテ茶は加工されているのでしょう。 新鮮な葉から乾燥の茶葉になる工程は・・・

  1. マテの葉や小枝を摘みとって採集する。
  2. すぐに火入れを行って葉に含まれている酸化酵素を不活性化させる。
  3. 熱風で乾燥させ、適度な大きさに破砕する。
  4. 1年間ほど熟成させた後に茶葉として出荷。 そしてアルゼンチンはもちろん、南米から世界中に輸出されているんです。

ウルグアイの人はマテ茶を肌身離さず持ち歩く?!

アルゼンチンの人は毎日欠かさず飲みますが、それを更に上回るのがウルグアイの方々。ウルグアイの人全員がそうではありませんが、’’歩きマテ’’をする人もいれば、’’バスマテ’’をする人もいます。

小脇にお湯の入った大きな水筒を抱え込み、マテ茶を片手に歩く人がいれば、その人は99%ウルグアイの方です。 写真はサッカーウルグアイ代表で、現在バルセロナ所属のルイス・アルベルト・スアレス選手です。

スペインで活躍中でもウルグアイ人としての癖が抜けないようですね。 このようにウルグアイの人は歩きながら、キュポっと水筒のボタンを押し、歩きながらお湯を足し、飲みながら歩いていきます。さすがにアルゼンチンの愛飲家でも歩きマテまではしません。

まとめ

アルゼンチンのみならず、南米、今は日本にまで浸透しているマテ茶。苦みがあるので、甘いお菓子と相性が抜群! しかもダイエット効果や脂肪分解効果も期待される、優れものです。機会があれば、一度は飲んで頂きたいです。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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