絶景だらけ!青い海広がる、小さな島国マルタ共和国の魅力とは

洞窟 マルタ共和国生活・移住

ヨーロッパの地中海に浮かぶ小さな島国、マルタ共和国をご存知でしょうか?美しい海に囲まれたヨーロッパの南国で、その温暖な気候と美しい海が、ヨーロッパや中東の国々を中心に、多くの人々に愛され続けています。

日本よりもずっと小さな島国ですが、多くの観光地とビーチリゾートがあるため、まさに休暇を過ごすのに最適な場所です!今回はそんな溢れんばかりのマルタの魅力を、あますことなく紹介させていただきます。

マルタ共和国の概要

ビーチ

マルタ共和国とは

マルタ共和国はEUに加盟しているため、使用通貨はユーロ(€)です。しかし共通言語が英語ですので、ヨーロッパの中でも言葉に困らずに旅ができる国です。

街を歩いていると人が多いように見えますが、マルタの人口は40万人ほどですから、そのほとんどが観光客です。

多くのマルタ国民が観光業に携わっているためか、街の人々はとても優しく、観光客をきちんと歓迎している様子がたびたび見受けられました。

道に迷ったり、わからないことがあれば、誰かに尋ねて力を借りてみましょう。皆さん、親身になって答えてくれます!

マルタ共和国の交通手段

マップ

バス

マルタは国内のほとんどの場所をバスが走っていますから、よほど人里離れた場所でない限り、バスで目的地までたどり着くことができます。

ルートごとにバスの番号が定められていて、路線図が入手できれば簡単に乗りこなすことができます。私はガイドブックに付いていたバスの路線図と、グーグルマップを使用しましたが、迷うことなく観光できました。

バスの乗車券は券売機か運転手さんに声をかけて車内で購入できますが、大きなバスターミナルでないと券売機はありません。

そのため車内で購入することが多くなりますが、人数分のチケットが欲しいと英語で伝えることができれば、簡単に購入できます。私は「One Ticket Please.」と、とてもシンプルに伝えただけでしたが、それで十分な様子でした。

マルタ国内のバス料金は、大人1.5€で2時間乗り放題と単純なルールです。2時間以内であればバスを乗り換えても大丈夫です。最初に購入したチケットを捨ててしまわないよう気を付けることが大切です。

レンタカー

マルタは多くの人々が車を使って生活しています。観光客にもレンタカーの貸し出しがあり、街のあらゆる所でレンタカー ショップを見かけました。

私が宿泊していたホテルも手配できると書いてあり、家族連れや、荷物の多い観光客の方には便利だと思われます。

日本から行く場合は国際免許の取得が必要ですので、事前に用意を忘れないようご注意ください!

マルタは日本と同様に右ハンドルです。海沿いは景色も綺麗ですし、バス通りは道も広めですから、外国で運転してみたいと考えている方にはおすすめの環境です。

マルタ共和国の治安や注意点

マルタ共和国

多くの観光客が訪れるサマーシーズンは、日没が20~21時ごろと遅く、多くの人が夜間も出歩いています。家族連れやシニア夫婦の観光客も多いためか、繁華街は賑わっていても怪しげな雰囲気は一切ありませんでした。

貴重品の管理に気を付けたり、路地に入らない、人気のない場所に行かない、などの基本的な注意ができていれば、安全に旅をすることができるでしょう。

押し売りや客引きなどもありませんでした。マルタは観光客が嫌な思いをしないよう、そういったマナーは守られている印象が強かったです。

マルタ共和国

同じ島国である日本もそうですが、マルタも季節の変わり目は突然雨が降ったり強い風が吹いたり、天気が安定しないことがあります。

私が滞在していた時も、突然強めの雨が降り出しました。幸い折り畳み傘を持ち歩いていましたので、ビショ濡れにならずに済みました。こういった事態も起こり得るため、小型で軽量の折り畳み傘が1本あると役に立ちます。

マルタ共和国

マルタは舗装工事が十分でない道が多くあり、歩道が狭かったり坂が多かったりと、少し歩きにくさを感じました。観光中はそのような道を長距離歩きますので、靴はスニーカーやフラットシューズなど、歩きやすいものをおすすめします。

また服装にも工夫が必要です。朝は肌寒いのですが日中は夏の暑さを感じ、陽が沈むとまた肌寒い……と、一日を通して気温の変化が激しいです。そのため服装は、普段の夏服に一枚羽織るのがベストです。

また日差しの強い国ですので、サングラスや帽子などの日差し対策グッズも必須です。

小さな島ゴゾ島と、地中海のパワースポット「ブルーラグーン」

海

マルタは本島とは別にゴゾ島という小さな島があります。そして本島とゴゾ島の間にはもう一つ、さらに小さいコミノ島があり、ブルーラグーンと呼ばれる観光名所があります。

マルタを訪れた人のほとんどが、ゴゾ島とコミノ島のブルーラグーンの観光をスケジュールに入れているといえるほど、外せない場所です!

この2つの島の観光は、セットになってツアーで販売されており、ツアーデスクがホテルや街の繁華街にありますので、簡単に申し込むことができます。

ゴゾ島とコミノ島ツアーの詳細

バス

予約した日時に、指定された場所に大型バスが迎えに来ます。そのバスで、ゴゾ島へ向かう船の発着場へ向かいます。

船は中型でかなり揺れるため、乗り物酔いをしやすい方は、酔い止めを内服してから乗船することをおすすめします。

私は乗り物酔いする体質ではないですが、ゴゾ島に到着するころには少し気持ち悪くなっていました。こんな私が、酔い止めを内服しておけばよかったと感じたほどですので、ぜひ判断の参考にしていただきたいです。

ゴゾ島までの所要時間は40分ほどです。船内では飲み物が無料でしたので、私は飲み物を片手に海の景色を眺めていました。潮風が気持ちよく景色も良いため、船の外側や2階の席がおすすめです。

フェリー

ゴゾ島に到着すると、船着き場には、景色がよく見える2階建てバスが待っています。そのバスに乗りゴゾ島観光に出発です。

街の景色がよく見えるよう、バスはゆっくりと走ってくれました。景色を楽しみ写真を撮りながら、ゴゾ島の街を進みました。

バスはゴゾ島の中心地で1時間半ほど停車し、自由時間が設けられました。お昼時だったのでレストランに入る方もいましたが、私は街の探索に時間を費やしました。

ドア

石造りの建物にカラフルな木製の扉が付いている住宅が並んでいて、美しい景観です。ポストカードのような写真を撮ることができました。

ブルーラグーンを見にコミノ島へ

コミノ島

ゴゾ島観光が終わると、次はコミノ島へ向かいます。

コミノ島は人の手があまり加えられていないようで、道の舗装や安全柵の設置は必要最低限しかなされていませんでした。足元が悪く、大きな岩の上を歩くような感覚です。

船着き場から島の中心部まで15分ほど歩かねばなりませんので、歩き慣れた靴を履くことを強くおすすめします。

そして、いよいよここからブルー ラグーンへ向かいます。ブルー ラグーンへ向かうにはボートのチケット購入が別途必要です。イベント販売のスタッフがいますので、その方に声をかけてチケットを購入してください。

中心地からよく見える、わかりやすいところに簡単なカウンターとパラソルが出ていて、そこに販売スタッフがいます。

ブルー ラグーンへのボートチケットの販売場所の基本情報

  • 住所: 288F+GM Comino
  • 料金:大人一人10€

小さなボートに乗り、ブルー ラグーンへ出発です。ブルー ラグーンまでの所要時間は10分かからないくらいなのですが、かなりスピードを出しますので、まるで遊園地のアトラクションに乗っているかのように、ハラハラドキドキしました!

洞窟

ブルー ラグーンは海底の深さにより海の色が違い、浅いところはエメラルドグリーン、深いところはディープグリーンをしています。太陽の光で輝く水面と、コントラストの違う海の色はまるでアクリル絵の具で描かれた絵画のような美しさでした。

美しいのは海だけでなく、ブルー ラグーンを構成している岩肌も、海面に反射した光が当たり、幻想的で美しかったです。怖いと感じてしまうことがあるほど、神秘的で美しいブルー ラグーンは地中海のパワースポットといえるでしょう。

ここも絶対外せない!美し過ぎる「青の洞窟」

ボート

青の洞窟は日本でも耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか?マルタの有名観光地の1つで、長い時間をかけて自然が造り上げた、海に面した洞窟です。

青の洞窟へは、8~10人乗りの小型のボートで向かいます。結構小さな船でしたので、少し心配になりました。

チケットは専用の小さな小屋が売り場となっています。時間予約はなく、チケットを購入した人からすぐそばの船着き場に向かい、順番に遊覧船に乗せてもらいます。

チケットオフィス

遊覧船は青の洞窟の近くまでは高速で進んでいきますが、近くに来るとスピードを落とし、観光客が十分に景色を楽しめるようにしてくれます。それは、まさに自然が造り出した芸術品といえる美しさです。

ライトアップされているような印象ですが、もちろんそうではありません!水の透明度が高すぎて、海底の岩が太陽の光を反射しているのです!

洞窟

その美しい色を眺めては、ひたすら感動していました。ため息が出る美しさです。

洞窟の影になっている場所は、陽が当たらないせいか海水が黒く見え、ミステリアスな雰囲気が漂っています。光が反射している部分とのギャップで、美しさも増して見えます。

青の洞窟の遊覧にかかる時間は30分程度です。遊覧船の乗船場に辿り着くまでは少し時間を要しますが、絶対に見る価値ありです!ぜひ青の洞窟を訪れてください!

また、船着き場の近くで海水浴もできますので、併せてスケジュールを組みますと、より一層楽しめると思います。

青の洞窟の遊覧船乗り場の基本情報

  • 名称:Blue Grotto Trips Departure Wharf
  • 住所: Wied Hoxt, Il-Qrendi
  • アクセス:バス201番に乗りGrottpで下車 Grottoより徒歩7分
  • 電話番号:+356 2164 0058
  • 公式サイト:http://www.bluegrottomalta.com.mt/

首都ヴァレッタは街全体が世界遺産!

首都ヴァレッタ

マルタは1565年のトルコとの戦争に勝利した後に、大きな要塞都市を造りました。それがヴァレッタです。街を囲む石造りの頑丈な壁や、多くの大砲を設置したことにより、侵略者から国を守ってきました。

要塞は今も兵隊が常駐しており、壁や大砲も残されたままです。大きな大砲が大海原に向かって構えられている姿はとても迫力があります。日本ではお目にかかれない景色です。

そういった昔ながらの要塞都市の状態が維持されているため、その貴重性が評価され1980年に世界遺産に登録されました

マップ

街を取り囲む壁の内側には行政に必要な建物の他に、レストランや衣料品、雑貨店、カフェやファストフード店が軒を連ねており、多くの人で賑わっています。

歴史を感じる古い建物が多いのですが、街は綺麗に整備されていました。所々に木や花の植え込みがあり、まるで物語に出て来るような景観に癒されます。

首都ヴァレッタの基本情報

  • 名称:Il-Belt Valletta
  • 住所:Vjal Nelson, Il-Belt Valletta(壁の入り口の住所です)
  • アクセス:国内を走るバスのほとんどが停車 Vallettaにて下車

列車に乗ってヴァレッタを回ろう

列車

ヴァレッタの街を、くまなく歩いて見て回るには時間がかかります。時間に余裕があれば、もちろん時間をかけてのんびり周るのも楽しいですが、時間を有効に使いたいとお考えの方は、この列車が便利です!

ヴァレッタの景色の良い、海沿いの道を中心に、45分かけて街を回ります。ボートがたくさん泊まっている小さな港や、ヴァレッタの要塞が大海原とともに視界に広がり、その景色はとても美しいです。

のんびりと走りながら、潮風を浴びて過ごす時間は、癒しのひとときでもありました。

列車に乗るときの席の位置にはポイントがあります!進行方向に向かって左側に座ることが大切です。走行中、メインの景色は全て左側の車窓から見えます。右側の座席に座ると景色が見えにくく、写真を撮るにも左側の人が写ってしまいます。

絶景を楽しむためには左側に座る!ということを忘れないようにしましょう。

ヴァレッタの観光列車の基本情報

  • 名称:Malta Fan Train
  • 住所:Triq San Gwann, Il-Belt Valletta
  • 営業時間:10:00~16:00
  • 電話番号:+356 9944 8805
  • 公式サイト:https://maltafuntrains.webs.com/

ヴァレッタで見つけた美味しいレストラン

食事

マルタはイタリアのシチリアが近いため、食文化でもその影響を受けています。そのためたいがいどのレストランに入っても美味しいのですが、こちらのお店はマルタで食事をしたどのお店よりも美味しかったので、ご紹介します。

オリーブオイルとニンニクを使ったイタリアンの定番の味に、生のハーブや香辛料が味の決め手として使われており、シェフのセンスの良さを感じました。

カラマリフライは地中海料理の定番で、どのお店に入ってもメニューにあります。私はカラマリフライが好きなので、滞在中に色んなお店で何度も食べましたが、こちらのものは格別でした

衣に混ぜられているハーブやスパイスの良い香りに食欲をそそられました。

パスタ

パスタはボンゴレビアンコを注文しましたが、こちらも絶品でした。麺はもちもちしていて、味がよく絡んでいました。茹で加減もまさにアルデンテです。

アサリのうまみとオイルやニンニク、フレッシュハーブがバランスよく混ざり合い、口の中いっぱいに美味しさが広がりました。

空腹であれば女性一人でも食べきれる量です。前菜とメイン、白ワインを注文して25€程でした。文句無しの食事をすることができ、お値段以上の満足感です。ヴァレッタを訪れた際には、ぜひこちらのお店で地中海料理をご堪能ください!

ヴァレッタのおすすめレストランの基本情報

  • 名称:D’office Bistro
  • 住所:No 132, Arch Bishop Street C/W 1 & 2 Fredrick Street, Il-Belt Valletta
  • 営業時間:9:00~23:30
  • 電話番号: +356 2722 1475
  • 公式サイト:http://d-officevalletta.com/

美しい地中海を眺めながら海沿い散歩

海外沿い

セント・ポールズベイというエリアには海沿いに広めの遊歩道が整備されており、海沿いの散歩を楽しむことができます。

旅の時間に余裕のある方は、ぜひのんびりお散歩を楽しんでみてください!癒しの時間になること間違いなしです。

浜辺で日光浴

ビーチ

海に沿って歩いていくと、海水浴場に到着します。マルタは岩場が多いのですが、このビーチは珍しく砂浜です。ビーチは海水浴に興じたり、日光浴を楽しんだりと、たくさんの観光客で賑わっていました。

気温は半袖の服で暑いと感じるくらいですが、水温は人肌より冷たく感じました。私は足だけ浸けて砂の感触を楽しみながら、体のほてりを冷ましました。海水がとても美しいので、足だけ浸けて海を眺めているだけでも十分満足できます。

ビーチの近くにはレストランが軒を連ねています。私はそこでフライドポテトを持ち帰りで注文し、売店で缶ビールを買い、ビーチでランチを摂りました。

バスタオルを敷いて座り、波の音や大海原の景色を楽しみながら、空に向かってビールで乾杯しました!

時間を忘れてのんびり、まったり、気持ちのほぐれる癒しの時間です。マルタは海の綺麗な国ですから、ぜひビーチでも時間を過ごしてみてください!

セント・ポールズベイの砂浜ビーチの基本情報

  • 名称:SPB Public Beach
  • 住所:25 Islet Promanade, San Pawl il-Baħar
  • アクセス:バス31番48番186番203番212番221番280番に乗りSajfで下車 Sajfより徒歩5分

海沿いのカフェでコーヒータイム

カフェ

海に沿ってビーチから10分ほど歩くと、海沿いにカフェレストランが並んでいます。海が見えるロケーションを最大限に活かしたお店の造りなので、存分に海の景色を楽しむことができます。

お店ではコーヒーやソフトドリンクはもちろん、ビールも飲むことができます。私が訪れた日は暑い日だったため、海風に当たりながらビールを飲んでいる人がたくさんいました。

ジェラートの販売もしているため、太陽の下で火照った体を冷ます休憩時間に最適な場所です!

海沿いのカフェの基本情報

  • 名称:Bayside Restaurant
  • 住所:Dawret Il-Gzejjer, San Pawl il-Baħar
  • アクセス:バス31番48番186番203番212番221番280番に乗りRizziで下車 Rizziより徒歩1分
  • 営業時間:木・金・土曜日9:00~23:00 日・月・火・水曜日9:00~16:00
  • 電話番号:+356 2158 2317

まとめ

私が訪れたとき、1€≒130円でした。マルタは物価が安く、観光にかかるお金も安めですから、ヨーロッパの中でもリーズナブルに旅行ができます。

マルタの人々は、観光客に優しく、たくさんの温かさに触れることができました。マルタの人々の優しさも、大きなマルタの魅力です。

様々な国々の文化の影響を受けたマルタは、他の南国とはかなり違う雰囲気です。マルタで景色や自然を楽しみながら、感動と癒しの旅をしてみてはいかがでしょうか。

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