アモイ(厦門)市とは中国福建省に属する市です。日本のほとんどの地域よりも温暖な気候で、雨も少ないです。世界文化遺産に登録されているコロンス島(鼓浪嶼・ころうしょ)を代表に、観光地も多く、国内外から毎年多くの観光客が訪れます。
今回はそんなアモイ市を旅行するにあたり、ベストシーズンはいつなのか、また気候に合わせてどのような服装がふさわしいのか、持ち物は何が必要か、についてご紹介します。
アモイの天気
気候
中国福建省の南方に位置するアモイ(英語表記 Xiamen:シャーメン)は一年を通して比較的温暖な過ごしやすい気候です。雨も日本より少なく、女性にとっては雨傘より紫外線避けのための日傘を使うことの方が多いです。
亜熱帯性気候に属し、冬の寒さも日本の多くの地方に比べて厳しくはありませんが、夏の日差しがきつく、夏場には紫外線対策グッズが欠かせません。
特徴
ただ、日本のような蒸し暑さではなく、カラッとした暑さで、日中の日差しが強いのが特徴です。
アモイ市の多くの市民は夏場になると日中はあまり出歩かず、夕方日差しが和らいでから出かけます。
アモイの気温
年間平均気温は21度前後、最も暑い7月から8月の最高平均気温は32度前後、最も寒い1月から2月の平均最低気温が10度前後です。アモイでは冬でもたくさんの鮮やかな花々や青青とした木々を見ることができます。
暖かい気温によって一年中たくさんの種類のフルーツが出回ります。
中には、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、龍眼、ライチ、マンゴスチンなどなど日本ではあまり売られていない珍しいフルーツもあります。写真の左下がドラゴンフルーツ、その隣がマンゴスチンです。(1月撮影)
アモイのベストシーズンは?
アモイのベストシーズンは春と秋
アモイのベストシーズンはズバリ春と秋です。理由は気候的に過ごしやすいためです。春は4月から5月、秋は10月と11月がおすすめです。
注意点
気候から見ると、上記の4カ月がおすすめですが、ここで注意しなければならないのが、中国人の休みを避ける、という点です。
5月には劳动节(ラオドンジエ)という労働者の為の休みが,10月には国庆节(グオチンジエ)という国の成立を祝う休みがあり、中国国民の多くの学校や会社が休みになります。
中国国民の休日は、多くの人々が観光に訪れます。混雑や治安の悪化を避けるためにも5月1日前後、10月1日から7日の間は気候が良くても、旅行の日程から外すのが無難です。
アモイでの服装
4月から11月にかけては、平均気温が20度を超えていますので、分厚い冬物は必要ありません。春秋物から夏物が活躍します。
中でも6月から10月は30度前後が平均気温のため、夏服が必要です。ただ、この間にも百貨店やホテル内など空調が効いている場所もあるので、薄手のカーディガンなどがあると服装を調整しやすいかと思います。
冬に当たる12月から2月、また初春の3月くらいまでは、南方のアモイ市でもコートなどの暖かい冬服が必要となります。
もし準備してきた服が、その時の気候に合わなくても、H&Mやユニクロ、ZARA、GAPなど複数の国際的なファッションブランドがありますので、日本と同じ様なデザインの服を同等の値段で買うことができます。
上の写真はユニクロが入っているアモイ市内の百貨店です。
アモイ旅行の際の持ち物
アモイ旅行に無くてはならないものは、パスポートとお金です。
日本のパスポートを所持している方は、観光、商用、親族訪問又は通過の目的で中国へ入国する場合は、滞在日数が入国した日から15日以内であれば、査証が免除されます。
お金については、中国の通貨、人民元が必要です。空港内の両替所や銀行で両替できます。現金は空港に到着してからホテルに向かう際の交通機関でも必要になるので、事前に両替しておきましょう。
国際的なクレジットカード(Visa、Master Cardなど)はほとんどの場所で使えません。中国国内では银联(インリエン)というカード会社のカードが使われています。
まとめ
アモイは日本からも比較的近く、過ごしやすい気候や海沿いの美しい景色、治安の良さが魅力の中国経済特区です。中国の他の都市とはまた違った南方地域特有の雰囲気を味わうことができます。
世界文化遺産のコロンス島には1875年に建てられた日本領事館があり、日本人にとっても興味深い場所のひとつです。
古い街並みと近年開発された新しい建築設備の両方を併せ持った今の中国を体感できる都市、アモイ。一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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