マカオ国際空港は市内からとても近く、アクセス至便です。日本からの直行便もあります。アジア諸国からLCCなども飛んでおり、リゾートに出かけたり、乗り継ぎにも便利です。
まだまだ香港空港のようには発展していませんが、その分コンパクトにまとまっており、迷子になることもありません。
マカオ空港は年々利用者数が増加しており、今後の発展が期待されます。マカオの空港情報(2019年9月時点)と、空港から市内までのアクセスを紹介します。
※1マカオパタカ(MOP)=約13円
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チェックインは1時間前まで
2019年8月5日から、新しいルールが施行されました。マカオ国際空港のすべての航空会社のチェックインカウンターで、受付がフライト時刻の1時間前に終了します。パッケージツアーではなく、個人旅行で自分で航空券を手配して旅行する方は、注意してください。
マカオは空港が市内から近く、慣れている人ほどのんびりしがちになると思います。特に旧正月やイースター、国慶節を始めとするマカオの連休や、夏休みなど長期の休暇はマカオから海外旅行をする人で混雑しがちです。
連休など、日本人には関係がないと思って油断していると、大変混み合うことがあります。旅行前に中国やマカオの祝日にかからないか確認しておくと確実ですが、いずれにせよできるだけ早く空港に向かうのがおすすめです。
マカオ空港へ就航中の航空会社
マカオに就航している航空会社は29社です。アジア行きの短距離路線を中心に、11カ国55都市にネットワークがあります。日本へは、マカオ航空と全日空のコードシェア便が運行中です。
日本の3都市へ直行便
マカオから日本への直行便は、東京成田空港、関西空港、福岡空港行きがあります。成田空港へは毎日2便飛んでおり、所要時間は4時間半~5時間ほどです。関西空港へは毎日1便、所要時間は3時間半~4時間半ほど、福岡空港へは週4便、所要時間は3時間半~4時間ほどです。
到着と出発の時間ですが、マカオに午後~夜到着、マカオを朝出発します。どちらかというとマカオ在住の人に都合のいいスケジュールで、日本から旅行に来る場合、初日はあまり観光できないこともあります。しかし香港での乗り継ぎがない分、とても楽なのも事実です。
お子さんやお年寄りと一緒の家族旅行で、マカオ以外に移動の予定がない場合は、直行便の利用をおすすめします。
マカオ空港に就航している航空会社
マカオ航空、長龍航空、春秋航空、海南航空、上海航空、深セン航空公司、アモイ航空、中国国際航空、中国東方航空、北京首都航空、吉祥航空、エバー航空、タイガーエア台湾、エア・プサン、チェジュ・エアー、ジンエアー、ティーウェイ航空、バンブー・エアウェイズ、カンボジア・エアウェイズ、JC・カンボジア・インターナショナル、ランメイ航空、スカイ・アンコール航空、セブ・パシフィック・エアー、フィリピン・エアアジア、フィリピン航空、ロイヤル・エア・チャーター・サービス、エア・アジア、スクート、ベトジェットエア航空
マカオ空港から直行便のある都市
- 日本:東京(成田)、大阪、福岡
- 中国:北京、上海(浦東、虹橋)成都、天津、西安、重慶、杭州、福州、貴陽、海口、常州、合肥、昆明、南京、南寧、寧波、青島、三亞、晋江、太原、温州、武漢、厦門、鄭州
- 台湾:台北、高雄、台中
- 韓国:ソウル、プサン、テグ
- タイ:バンコク、プーケット、チェンマイ、チェンライ、クラビ、ウタパオ
- フィリピン:マニラ、セブ、クラーク、トゥゲガラオ
- ベトナム:ダナン、ハノイ、カリボ
- マレーシア:クアラルンプール、コタキナバル
- パラオ:コロール
- カンボジア:プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル、
- シンガポール:シンガポール
マカオ空港施設案内
マカオ国際空港はそれほど大きくありませんが、施設は必要十分です。移動に大変な時間がかかったり、搭乗口に行くまでに迷子になったりすることがないので、コンパクトさが利点になっています。
1階は到着エリア
マカオ国際空港に到着して入国審査を抜け、荷物を受け取ると1階に出てきます。
1階には、MINISO(メイソウ)という雑貨店、ATM、両替所、携帯SIM自動販売機、観光案内所、旅行会社やホテルカウンター、トイレがあります。マカオの地図は、空港の観光案内所やホテルなどで手に入ります。
建物の外には、左手から市営バス停留所、タクシー乗り場、喫煙所、カジノホテルシャトルバス乗り場があります。
2階は出発エリア
出発は2階で、各航空会社のカウンターはこちらです。そのほか、コンビニエンスストアのセブンイレブン、郵便局、手荷物預かりサービス、ATM、両替所があります。
中2階にはレストランがあります。ハンバーガーの「マクドナルド」、香港式定食屋兼カフェの「MX(エムエックス)」です。
出国手続き後エリア
日本行きの搭乗口はたいてい一番端です。時間に余裕を持って早めに出国手続きをして、最後の買い物や食事を空港内でゆっくり楽しみましょう。両替所もあります。
デパコスなど化粧品の「Sky Shilla Macau(スカイ・シーラ・マカオ)」、フェラガモなどブランド物の「中國免税品」、クッキー屋さんの「澳門英記餅家(インゲイ)」と「鉅記手信(コイケイ)」があります。
コンビニの「サークルK」でも、おみやげやSIMカードなどが買えます。お子さん連れには子どもが遊べるちょっとしたエリアがあり、退屈しません。
飲食店は、カフェの「Blooom(ブルーム)」が1階にあります。さらに中2階には香港式カフェである冰室(ビンサッ)の「Food2 (フード)」、カフェの「スターバックスコーヒー」、麺の「新武二(サンモーイー)」。
「美食廊 FOOD LANE(フード レーン)」内にはマカオ料理の「Azores Express(アゾレス エクスプレス)」、広島ラーメンの「ばりうま」、鉄板ビーフライスの「ペッパーランチ」があります。
中2階には「プラザ・プレミアム・ラウンジ」、2階に「マカオ航空ラウンジ」もあります。
マカオ空港から市内までのアクセス
空港から市内へ行くには、3つの方法があります。ホテルのシャトルバス、タクシー、市営バスです。難易度の低い順に紹介していきます。
シャトルバス
一番便利なのはシャトルバスで、マカオ初心者にもおすすめです。コタイ地区に宿泊するなら、シャトルバスを利用しましょう。無料で誰でも乗車でき、運行は5~15分に1本ほどの間隔です。
ギャラクシー、ベネチアン、サンズコタイセントラル、シティオブドリームス、スタジオシティ、ウィンパレス、MGMコタイまで、所要時間は10分ほどです。
マカオ半島側のホテル行きは、ウィンマカオとMGMマカオだけです。ウィンは直行バスで25分ほど、MGMはMGMコタイ経由で45分ほどかかります。
タクシー
マカオ半島のホテルなど、シャトルバスが運行していなかったり、長時間待つ場合はタクシーが便利です。マカオは英語が通じないことがあります。漢字の万能さを活用しましょう。ホテル名など、行き先を漢字で書いたメモを持っておくと助かります。
到着エリアについたら、右に進まずにまっすぐ進んでドアを開けた右側にタクシー乗り場があります。時間帯にもよりますが、おおむねすぐタクシーに乗れるでしょう。
スーツケースはトランクに積みます。荷物1つにつき3MOP(約40円)が乗車料金に加算され、空港からタクシーに乗るので5MOP(約65円)の追加料金が加算されます。
料金は空港からマカオ半島の各ホテルまで、およそ100MOP(約1,300円)です。コタイやタイパ地区なら、およそ40~60MOP(約520~780円)になります。
市営バス
1番難易度が高いです。マカオに住んでいる人も、旅行に行く際に路線バスはあまり利用しません。マカオはバスの運転が荒いのも理由だと思います。
マカオ半島側のリスボアやグランドリスボア、プレジデントホテルあたりに宿泊する場合は、「MT1」に乗ればホテル前まで1本です。運行は10~22分に1本、料金は6MOP(約80円)です。
バス乗り場は到着してから右手に進まず、まっすぐ進んでドアを出た左側です。バスはおつりが出ませんので、小銭を用意するか多めの料金を用意しましょう。
忘れ物やトラブルなどの場合
空港で忘れ物をした場合、物品は警察に渡されます。マカオ国際空港のウェブサイト上で忘れ物の概要を公開しているので、後になって気づいたという場合には確認してみるといいでしょう。
そのほか、荷物の紛失やトラブルの際に知っておきたい電話番号を紹介します。言語は中国語(広東語、北京語)か英語に対応しています。
- 荷物紛失:+853ー2886ー1111
- 警察:+853-8898ー1353、+853ー8898ー1627
コンパクトで交通至便なマカオ空港直行便を利用しよう!
マカオ国際空港は街から近くコンパクトで、移動もとても便利です。マカオは空港にカジノがありません。勝負は出発前に済ませておきましょう。
直行便の本数はあまり多くないですが、空港利用者数は年々増加しており、これからさらに発展します。日本便を利用する人が増えており、2019年12月からは大阪線も成田に続き1日2便に増えます。ぜひ1度、直行便を使ってマカオ旅行をエンジョイしてはいかがでしょうか。
基本情報
- 名称:マカオ国際空港
- 営業時間:24時間
- 電話番号:+853-2886-1111
- 公式サイト: http://www.macau-airport.com/ja
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