「オタク」と言う言葉も日本ではだいぶ定着してきましたね。しかし、日本人のあなたはこの言葉を聞いてどう感じますか?朝から開店前のお店に並んで最新のフィギアを…なんて思っていたりしませんか?
日本人の考えるオタクと海外でのオタクは実は違うものなのです。
海外では、オタク(OTAKU)という言葉はものすごいポジティブなのです。簡単にいうと「俺はオタクだぜ!かっこいいだろ?」というレベルです。
今回紹介するのは、最新アルゼンチンでのオタク文化です。
純日本産のOTAKUの世界は、勿論2万キロメートル離れたこのアルゼンチンまで伝わっています。そんな近代の日本の代表的文化の一つになった、世界のOTAKUはどうなっているのでしょうか。
完璧すぎるアニソンバンド
OTAKUといえば、色んなジャンルがありますが、やっぱりアニメが定番ですよね。アニメといえば、絶対に欠かせないのがアニソン(アニメソング)です。
ブエノスアイレス(アルゼンチン)のアニソンコピーバンドが存在するのですが、そのポテンシャルの高さには驚かされるものがあります。文面ではこの凄さが伝わらないと思うので、動画でご覧ください。
※このバンド、勿論ですが、日本語は話せません。
Saint Seiya: Soldier Dream- 聖闘士神話(ソルジャードリーム Cover por Termosismicos
Termosismicos Rock
129,537 視聴回数 77,244 回 2014/03/04 に公開
OTAKUどころか、むしろ凄すぎます。
彼らの本当の職業はアマテウスのロックバンドなんです。ボーカルの声、景山ヒロノブさんそっくりじゃないですか?!
それにしてもバンドの音声だけを聞いていると本家本元なんではないかと疑ってしまう程、完璧なコピーですよね。
歌い出しのインパクトの強さに、思わず笑ってしまったのは私だけでしょうか?
響き渡る「あられちゃん」音頭
世界一遠いこの国で、日本独特のFiesta(フィエスタ/お祭)があります。その名も「 BON ODORI 」
そう、日本の古き良きお祭の盆踊りが開催されるんです。アルゼンチンのLa plata(ラ・プラタ)という地方で、毎年1月の2週目の土曜日に開催されます。
ブエノスアイレスからは少し遠いのですが、予約をすれば市内からマイクロバスで送迎までしてくれるそうです。日本アニメのOTAKUは勿論、日本文化のOTAKUも、もちろん日系人も普通のアルゼンチンの人も集まる盆踊りです。
浴衣等の日本製品が物品販売もされているそうです。日本では無くなりつつあるこの盆踊りという文化が、この世界一遠いこのアルゼンチンという国で大勢の人に愛されているということは本当に素敵なことですよね。
コミックOTAKUのコスプレ
ブエノスアイレス市内には大日本庭園という、日系人の方々の汗と努力の結晶とも言える公園があります。
写真はその大日本庭園内に集まった、本気のコスプレをしたポルテーニョ(ブエノスアイレスの地元の人)が撮影会をしています。
この衣装だって、もちろん日本からこの為だけに買い付けたものでしょうし、もしかしたら手作りかもしれません。それにしても皆さん本当に楽しそうですね。
子供のヒーローはやっぱりドラゴンボール
ドラゴンボールの地上放送、私が小学校の時に放送されていたのでもう既に20年近く経ちますよね。しかし、アルゼンチンでは現在進行形で放映されているんです。
なのでこちらの小学校くらいの子たちの玩具のキャラクターは悟空で、ゴハンのコスチュームを着た子供が公園で走り回っています。カメハメ波はもう世界の共通言語ですね。
まとめ
20万キロの距離を超えてアルゼンチンにまで伝わってきた、世界に誇る近代の日本文化になった「OTAKU」の世界。
日本人の考えている以上に、OTAKUの世界は国際的でどんどん規模が大きくなっているんです。
海外旅行などで子供を見かけて「カメハメ波ーーーー!!」と言ってみたら、返してくれるかもしれませんよ。