バングラデシュの中古バイク屋で働く私のタイムスケジュール

私がバングラデシュでバイク屋を始めてもうすぐ2年になります。何事も予定通りにいかないのが海外ですが、ここバングラデシュも例外ではありません。

しかし、2ヶ月ほど前からですが、1日が計画通りに進む日が増えてきました。スタッフの成長を感じながら、計画通りに物事が進んだ日はすごく気持ち良いです。

では、バイク屋を経営している私のある1日のタイムスケジュールを紹介します。

バングラデシュで働く朝

AM7:00 起床、支度

バングラデシュの首都ダッカ市内は想像を絶する交通渋滞に見舞われるときがあります。10kmの移動のために1時間かかることが当たり前のように発生します。

私の場合は職場が自宅から徒歩10分のところに位置しているので、店を開ける2時間前に起きます。

シャワーを済ませ、朝ごはんを食べて出社します。朝食にはあまり時間をかけていません。前日の夜ごはんを多めに作り、それを食べます。

AM8:00 出社、メール確認

バイク屋の仕事はあまりメールでのやりとりがないので、仕事のメールはこの時間しか確認しません。

また、日本との時差が3時間あり、帰宅後は日本が深夜の場合もあるため、日本の知人とのメールもこの時間にしています。

バングラデシュで働く午前

※お店の近所の風景

AM8:30 ミーティング

スタッフのその日1日の予定を聞き、必要に応じて変更や修正を行います。

また、店内のバイクの確認、整理整頓、工具の確認をします。嘘のように思うかもしれませんが、使い古したドライバーを泥棒して換金するスタッフもいるからです。

AM9:00 開店、仕入れ情報集め

スタッフは各々の修理作業に入ります。私は中古バイクの情報をインターネットと知人から集めます。この間にお客様が来られた場合は私が対応します。

中古バイクを買いに来る方はほとんどおらず、修理しに持って来られる方がメインです。修理中のバイクも他のお客様が気に入ることがあり、そういった場合は仲介販売します。

バングラデシュで働く午後

PM1:00 昼食

店から徒歩2分のローカルレストランで昼食です。店を空にできないのでスタッフと交代で行きます。スタッフは3食をこのレストランと契約してあります。満腹になるまで食べて1人約110円です。

夜は自炊することを心掛けているため、昼は揚げ物などをがっつり食べます。

PM2:00 打ち合わせへ

午前中に仕入れ情報があった場合はそのバイクの元へ行きます。

バングラデシュはバイク業界に関わらず、基本的に時間にルーズです。そのルーズ具合も私の感覚とはかなり差があり、1時間の遅刻など当たり前です。そのため、お客様との間で来店・店外での待ち合わせ等の約束があっても時間を読むことができないので苦労します。

相手に合わせていたらキリがありません。私は「昼食後PM○○時ですね」と何度も確認して相手に理解させ、待ち合わせの時間を厳守させています。

バングラデシュの昼ごはんは13時から15時くらいにかけて。時間にルーズな人が多く、実際は午前中に仕事できることが少ないです。そのため、重要な打ち合わせなどはこの時間に行うようにしています。

PM6:00 ミーティング

スタッフより1日の作業の報告と翌日の作業予定を聞きます。

こちらからはバイクの仕入れ情報と交渉結果をスタッフに伝え、代金を支払うと入庫作業をスタッフに引き継ぎます。

バングラデシュで働く夜

PM8:00 帰宅、夕食

お腹が空いている場合は近所のローカルレストランで済ませますが、基本的に自炊します。翌日の朝も食べられるよう多めに作ります。

PM9:30 会社に電話

スタッフは店に住み込みなので、異常がないかの確認の電話をします。

その後、就寝まではネットサーフィンの時間です。現地の友人と出掛ける場合もありますが、23時にマンションの正面ゲートが閉まるので間に合うように帰ります。

PM11:00 シャワー、就寝

高級で比較的新しいマンションには浴槽が標準装備されています。バングラデシュの基本的な建物は風呂場にはシャワーしかありません。

日本では寝つきが悪かったのですが、最近はすぐに寝られます。

まとめ～周りに流されず時間に対する正確さを貫く

上述した通り、バングラデシュでは時間にルーズな人が多く、なかなか計画した通りに物事が進みません。

また、直前まで道路の混み具合が分からず、さらにパーツを仕入れに行った先の店が店主の気分で閉まっているようなこともザラにあります。

しかし、計画通りに物事を進めることが可能な企業がこのバングラデシュにもたくさんあります。そのため私も、立てた計画を時間通りにこなしていけるバイク屋にしていきたいと考えています。

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