イギリスの物価は高いです。大都会ロンドンはもっと高いですが、スコットランドの物価も同じように高いのです……。
今は円高ですが、私がスコットランドへ来た当初は円安で、1ポンド200円〜250円の時もありました。円高の今はスーパーマーケットでは日本よりも安く買える物が多いように感じます。
それでは、スコットランド在住の主婦目線からみた物価についてお伝えします。(1ポンド150円で計算してあります。)
スコットランドのスーパーマーケットの種類
スコットランドには、数多くのスーパーマーケットがあります。
イギリス王室御用達、英国きっての高級スーパー「waitrose(ウエイトローズ)」に、大手のスーパーマーケット「テスコ」、高級スーパーと言われる「Marks and Spencer(マークス アンド スペンサー)」。
また、テスコより高いスーパーと言われる「Sainsbury’s(セインズベリーズ)」は人気のシェフ「ジェイミー・オリバー」を広告に起用し売上のアップを目指しています。
ドイツのディスカウントスーパー「Aldi(アルディ)」と「Lidl(リドル)」などもあります。
高級スーパー「ウエイトローズ」とは
英国1番の高級スーパーマーケット・ウエイトローズは、「チャールズ皇太子」が開発に関わるブランド「Duchy Organic (ダッチー・オーガニック)」の商品を取り扱っておりとても人気です。
皇太子所有の土地で、10年以上かけてオーガニックに生まれ変わった農場でこだわった栽培をしているのです。紅茶・ショートブレッドなどが人気の商品となっています。
また、ウエイトローズカード(無料のポイントカード)で買い物をした後にはサービスとして、コーヒーか紅茶が無料で貰えるのです。
値段の方は、野菜や果物などは他のスーパーマーケットに比べると少し高く、全体的にも高めですが、よく「プライスマッチ」をしていて、テスコなどと同じ価格設定にしたり割引になることも多いため、日本のデパ地下の食料品売場よりはだんぜん安いです。
スーパーマーケットによって値段が違う
さすがはスコットランド!同じものでもスーパーマーケットによって値段が異なります。
スーパーへ買い物へ行くと、「本日のお買い得商品」というコーナーがあり、ヨーグルトやお菓子系に日用品などが、お値打ちに買えます。他のスーパーとは1ポンド以上は金額が変わってきます。
よく「3 for 2」というセールも見かけます。2個の料金で3個買えるというものです。ウエイトローズでもこういったサービスがあります!また、「Buy 1 Get 1 Free」というのもあり、1個買ったら1個は無料になります。面白いですよね。
それがスーパーマーケットによって、やっている値引きや対象商品は全く違うのです。日本と違い「折り込み広告」は無いため、私は安くなっていたらラッキーだなと思い購入しています。
食料品や日用品の値段は
日用品は高いので、私はなるべく「リドル」などのディスカウントスーパーで買うようにしています。
例えば、トイレットペーパーは12個入りで900円ほどします。リドルでは半額の値段で買えますが、質はいいと信じたいところです……。箱入りのティッシュペーパーは、1個が200円強はします。
野菜は安いのでとても助かります。オーガニック栽培の野菜も安く買えるのです。玉ねぎが6個入りで100円くらいになり、オーガニックの玉ねぎになると150円ほどです。主食のじゃがいもは、10個入りで200〜300円ほどです。
牛乳は、1.5リットルで150円ほどで買えます。チーズは500gで300円ほどです。美味しくて安いチーズ!ほとんどの人は、ランチに持参するサンドウィッチに使用しています。
食パン一斤も牛乳と同じように150円ほどで安いのです!日本ですと、5枚切りの値段ですよね……。しかも、全粒粉やヘルシーな種入り(オーツ麦や大麦など)の食パンも200円ほどで一斤買えるのです。フランスパンも1ポンドです!
スターバックスやカフェのコーヒーは、400円くらいです(2.5ポンド〜3ポンド)。パブのビールは、コーヒーと同じような値段です!
アジア・スーパーマーケット
ロンドンですと、「ジャパン・センター」があり、日本の食材を気軽に購入することができますが、スコットランドでは「チャイニーズ スーパーマーケット」などのアジア・スーパーマーケットでしか買えません。
お米は、アジア・スーパーマーケットで「イタリア産のコシヒカリ」が買えます。5kgで2,500円になります。
調味料やカレールー、海苔などだいたいの食料品は揃っていますが、日本で買う3倍くらいの値段がするため、私は日本に里帰りする時に大量に買って持って帰ります!
納豆も売っていますが、冷凍なのです。油揚げも、餃子の皮も枝豆も、まんじゅうも全て冷凍保存してあります。私は、「発酵器」を日本で購入してスーツケースに入れ持ち帰りました。納豆や甘酒、塩麹などが作れるため重宝しています。
スコットランドに住む日本人の友人たちは、たこ焼き器やホットプレート、製麺機など日本の家電を持っています。よく、「たこ焼きパーティー」を楽しんでいます。なかなか、タコが手に入らないのですが……。
まとめ
私は「毎日、日本食じゃないとダメ」とは思わないので、スコットランドで買える新鮮な野菜などで満足しています。たまに、ごぼうとレンコンが恋しくなりますが。
海外生活が長い友人は、自家製で味噌や豆腐などを作ったりしています。私も毎年冬になると、味噌を作りたいなと思うのですが……。なかなか重い腰が上がらないのです。
海外生活になると、手に入らないものは自分で作るに限ります。コンビニもないスコットランドのため、日本は便利な国だなと改めて感じます。
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